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10年はてなブロガーやってる3人で酒を飲んだ@大阪

p-shirokuma.hatenadiary.com

 

っしゃー、めんどくせえけど久しぶりにブログ書くかぁ!いや、ブログ書くこと自体はさしてめんどくさくないんだけど「おじさん3人が酒飲んだ」って話をわざわざ書くのはすごくめんどくさい。想像してごらん、「おじさん3人が酒飲んだ」って話を書くめんどくささを。ほら、すごくめんどくさいだろう?こうしてジョン・レノンも歌っていたように「おじさん3人が酒飲んだ」って話を書くのはとてもめんどくさいことなのですが、それでも私がこうして筆をとるのは私もジョンと同じく世界平和を願ってやまない特別な存在だからです。ヴェルタースオリジナル!?ヴェルタースオリジナル!?あとこれは余談になりますが「海外に移住したファンキーなおばさん」という同じカテゴリのせいで俺はあんまりオノ・ヨーコ野沢直子の見た目の区別がついてないです。

ま、そういうわけでオフレポテキトーになんか書くかーなんですけど、シロクマさんの方のブログではその当日の会でいろんな話題をあっちゃこっちゃ行き来するなか常に中心に居座っていた「AIと人間」をメインに添えてそれっぽく論立てて仕上げていたけれども、それを踏まえて僕のAIについての考えはね、なんて話をしたって仕方ないので聞かれりゃ話せますけど聞きたい人は後日個別に寄っといでで今回は置いておくとして、ズイショさんはもうちょっとけまらしい部分から件のオフ会のことを振り返っていこうと思います。

けまっていくぞー!おー!(最悪な円陣)

先日、シロクマ先生がちょっと関西に出向く用事があるからよって言うからズイショさんといぬじんさんの犬二匹が招集されまして、つっても仲良しで普段からよく遊んでるってわけじゃなくてね、集合するのは何年ぶりだ?みたいな感じで集まりました。幻影旅団みたいなね。

はい、けまらしいと思った人はここで一度6秒深呼吸。イラッとした気持ちを飲み込みながらなぜイラッとしたのか考えましょう。今のワンセンテンスはおじさん二人のことを犬二匹と言い切る部分と自分たちを幻影旅団に喩える部分が特にイラッとしますね。あとその解説においてもワンセンテンスって言うクラピカの煽りセリフを想起させるワードを使ってHUNTER×HUNTERボケ重ねてる感じもむかつきますね。でもまぁトップバッターなので基準点としてけまらしさ90点と島田紳助も言っていますね。はい、6秒経ちましたか?それでは、まだイラッとしてる人はゴミ箱を蹴っ飛ばしてください。これもアンガーマネジメント全然できてなかった島田紳助

シロクマさんもお話していたとおり、「人間ってしょうもないよね」という話がメインの会には結果的になったんですけどそもそものスタートとして僕が「すいません、散髪思ったより早く終わったんで今から向かったら30分くらい早く着きます」って二人に連絡いれるところからスタートしますからね。で、シロクマさんが「了解です、では私も少し早めに行けるようにがんばります」みたいなこと行って、でも結局時間通りにしか来ねえから俺は一人でコンビニで買ったハイボールを路上で飲んで時間潰すわけですよ。しょうもない会のキックオフを一人で切り込んでいってるわけです。お前令和のこのご時世に路上飲酒をギャグにできると思うなよこの素行不良が!って思うじゃないですか?実際に行ってみたら絶対「ここならまぁ別にええでしょ」ってくらいのうっす汚いラブホ街なんですよ、西天満は。一人で寒空の下ハイボール飲みながら何組のちょっと一杯引っ掛けた後どうせセックスすんねやろみたいなカップルを見送っていたことか。もうおっさんだからね、妻子持ちだからね、非モテ的な感覚もすでに失ってるからね、別にそんなん見てなんもムカつくことないんだけど、西天満のラブホ街で缶ハイボール飲みながらお前らセックスするやんみたいなカップルを見てる時の気持ちがこの2月のシーズン、阪急百貨店でチョコレートに長蛇の列作ってる若い女の子を見るのと同じ感慨になるのは、それはそれでおかしいんじゃないかな。俺はおかしいと思うよ。目を覚ませよ。

そんな感じでほぼ定刻に二人が到着して酒を飲み始めるわけなんですけど、いや早く来いよ!30分前に到着するって1時間前に連絡してるんだから!走れ!Bボタンを押せ!掲題の通り僕が今回のエントリないしオフレポにおいてメインで話したいのは別に密ではなくてうっすらとしたか細い10年以上の付き合いってのは不思議なもんだな、ひいてはブログはもう今の時代流行らないかもしれないけど、もしそういう人間関係があったらみんな大事にしろよなってことなんですよ。

おっさんとして若いやつらに言いたいこととしてね、今自分のこと構ってくれるおっさんどもはね、そりゃ若いエキスを吸いに来てる気持ち悪いおっさんは無視していいと思うけど、そんなに悪くないおっさんをわきまえてるおっさんだったら意外と大事にした方がいいよってことですね。僕がはてなブログを始めたのがたぶん2013年くらいなのかな、干支が一周してますね。怖~。はてなブログを開始してから2回目の巳年を迎えてる、てことは、そのヘビはもう30回から40回くらい脱皮してるね、俺はそのあいだにどれだけ脱皮して一回り大きくなれただろうか、怖~。

ブログを始めて良かったことってまぁ2年3年やってアホの顔で言い連ねることはできるんですけど、10年もやってるとほとんど無くなってくるんですけど、ひとつ僕が自信を持って言えるのは、年上の友達を作っておくといつまでも後輩キャラをやれるってことですね。ブログを始めた頃は目標もなければ理想もないただの跳ねっ返りのクソガキをまだやってる20代でしたが、今やすっかり中年で部下やら後輩やらを窘めたり促したり指導したりなんやかんやそんなことちゃんとやってないとお前生きる価値ないよと言われるようになるわけですよ、おっさん役を引き受けるようになるわけです、もう一回胎児やらせて~!幼児やらせて~!わかった!運命は受け入れるけど、やるから!ちゃんとしたおっさんやるから!絶対やるからその前に一回だけ、あと一回だけバブバブやらせてー!一回目はこんなことになるなんて知らなかったからできなかったけど、次はちゃんとこれが最後だって噛みしめるから赤ちゃんからもう一回やらせて~!って思いながら人間は問答無用に歳を重ねていくわけじゃないですか。ちゃんと生きようとすればするほど愚痴を言える相手も減っていって、言えたとしても愚痴の内容もセーフティーラインの手前でコントロールしていって、勇気を出して捻り出した言葉もただの唾を吐き捨てるような誰の心にも響かない泣き言だったり、そういう風に人間はやっていくと思うんですけど。そんななかで気兼ねなく最年少の一番いい加減ななんもわかってない若造をやらせてくれる年上の俺よりもっとおっさんの友人っていうのはね、これみんな本当大事にした方がいいよ。今ないならば手に入れた方がいいし、今あるならば無闇に手放さい方がいい。おっさんになってから作るのってたぶん難しいから。

インターネットに自分の思ってることをさんざん書き散らすという無駄な営み。営為というのもおこがましい単なる徒労、その先に何があるかのポジティブの一例として件の飲み会があったのだろうと思っていて。仲良しじゃない、暇があればおしゃべりするみたいなLINEやXスペースじゃないんだよ、ただお互い孤独の時間を個別に発信して、それをお互い目配せするように読み合って、そんなことずっと個別にやってたもんだから、いざ実際対話をする時には喋ることが湯水のように湧くんだよね。

これは本当に10年くらいかけてやってみないと味わえない不思議な感覚で「文章だけではわからなかった意外な一面を知れてよかった」とかそういうのはシロクマ先生にもいぬじんさんにも一度も思ったことなくて、なんかテキトーな世間話が始まったらもう大体みんなコンテクストを共有してて順繰りで喋るターン制バトルみたいになるんですよね。まぁ、特に今回の三人は特に相性がいいと言うのもある。これは、その時そうだったというよりかはそれぞれのブログの性質みたいな話だと考えながら話すんですけど、まずいぬじんさんは自分の身近な体験や最近あった世の中のニュースを起点に自分はこう考えてるけどどうなんやろなぁみたいな話をずっとする人で、シロクマ先生は独自の論理体系みたいなものを構築しようとしてる人なのでいぬじんさんの問題提起をすぐさま自身の論理体系の1ピースみたいにしようとするし、ズイショさんはズイショさんで世の中のこと全部お題と思っててそれに喩えボケをしたり「ちょっと違う話かもしれないけどたぶん似た話があって」ってエピソードトークできればそれでいいだけの人間なので、終わらないんですよ。全員がグーチョキパーをそれぞれ担ってるので全員アイコみたいな感じでループはしないけど次から次へと話が出てきて。話題はあっちゃこっちゃいって無限に発散していくけど、確実に中心ないし核ないしコアはあって、そこにみんなちゃんとしがみつけてるからまだ続くんだ、みたいな不思議な感じですね。

ただ、もう3人でそういうやりとりをずっとやるのって普通に疲れるは疲れるんですよ、明石家さんまホンマでっかTVをたった3人で休憩なしでやってるみたいな状況なので、終わった後は4時間目が体育のプールで飯食った後の5時間目国語の古文くらいクタクタなってましたけど。まぁでも今の年齢になって4時間目が体育のプールで飯食った後の5時間目国語の古文はなかなかできないので、それくらいクタクタになるくらいはしゃげるっていうのは大した財産だなーとは素直に思うんすよね。

僕は「今でも付き合いがあるはてなブロガー」は年上の人が多いのでこういう書き方にどうしてもなるんですが。本当に気を使って後輩扱いしなくていい一丁前扱いしてやってやるかなくらいの後輩みたいなんもお前らからしてもたぶん貴重だろ、ありがたく思えよぐらいにしか思わないし、今でも付き合いがあるインターネットの年下にも俺はありがたく思うばかりだし。

結局、要約じゃなくて文脈が大事ですからねぇ。

シロクマさんはブログで「しょうもなさ」みたいな人間の不完全さをフォーカスしてましたけど、実際にはもっと具体的に「AIにできないことは何か」みたいな話で盛り上がってました。その具体は個別にここでは語らないですけど、ひとつ新たな気づきと面白かったのでいうと、AIが提案するのって「しょせん今できるのはこれくらいじゃなーい?」くらいでそれを迅速にできるんですけど、「本当はここまでやりたい、だから決められない、もっと悩みたい」はAIにはできなくて人間にしかできないことじゃないですか。AIにできることをできないことを愚痴愚痴悩むよりも、AIが諦めちゃう人間にしかできないことを探そうぜ、そのためには何が必要かなみたいな、一応シロクマさんに寄せた結論にしときますけど。人間と喋ると人間の面白さが浮かび上がるのでよかったです。

 

本当はね、こうやってブログを通じて知り合った人たちともっと頻繁により多くの人と実際に会っておしゃべりできたらきっと楽しいのでしょうが、お互いにお互いの人生があり生活を送る土地も違うのでなかなかそうもいかず、ならばせめて、夢で逢えたらいいですね。このために!?これを言うためだけに野沢直子を冒頭一瞬登場させてたの!?これAIできんのか!?おい!!見てるかAI!!人間も、たぶん何言うてんの?ってなるけど!!

 

以上です。