12月1日、サークル名・架電座にて『ピーキーファジーメモリーズ』という本を文学フリマなるイベントで売って来ました。
ギャンブルは厚く張らなきゃつまんないが信条なのでかなり馬鹿みたいに刷ったんですが、それなりに売れて良かったです。余った在庫は通販でお届けできるので興味ある方は何卒。スマホからだとリンク貼るのめんどくさいので「架電座」とかで検索してください。ちなみにどれくらい刷ったかというとDMで「会場着くの何時になっちゃうんで取り置きお願いします!」みたいな連絡たくさん来てそれに「了解です!」と返事はしつつ「在庫無くなるわけねーだろばーか」と思ってまったく取り置き管理しないくらいには刷ってました。はい、馬鹿なのは僕です。
本を作る過程についてはまたサークル名義のnoteで振り返りしようと考えてるので文フリというイベントに初参加した感想をここでは綴ろうと思います。
一般参加とかの経験もなく純粋な初参加だったんですが、文学フリマとしても初めてのビッグサイトでの開催ということで僕が思った「これが文学フリマか!」はたぶん「いや、これが文学フリマかと言われるとちょっと」みたいなところはあるのかもしれない。規模が大きくなりすぎて、商業プロ作家や出版社までブースを出しててそれはどうなんだという議論もあるらしいですが、僕は過去と歴史を知らないので何もわからない。
そのうえで僕が何か言いたいことがあるとするならば、本当に楽しい空間だったな!
今回本を作ろうと思った動機として、やっぱネットがつまらなくなっちゃったよねってのはあって、みんなわーわーうるせえじゃん、あとうるせえやつが目立つ。何も自由に言えない息苦しさをテレビに出てる人が語るとそれはそれでネットでわーわー怒られてたりするけど、ネットに生きる人としてもやっぱり息苦しさはある。思ったことをただ素朴に言える空間が楽しくてインターネットに片足突っ込んでたはずなのに、なんの影響もない一つの石粒をインターネットという河に投げ込んだら、なんかとんでもなく怒られたりする。まあ怒られるのは慣れてるしいいんだけど、インターネットはそういう場所になっちゃったからもういいかなってなって、でもなんかやりたいなーやれる場所ないかなという順番で僕は「本作ってみよっかな」となった。
そんな入口だったから、文学フリマという空間は、それだけで感動しました。
ただ書きたい人、ただ読みたい人しかここにはいないんだ。それだけでこんなに人が溢れかえっているんだ。それはとても素朴な感動でした。
本がたくさん売れたのも不思議だった。なんで中身がわからない本をみんな買っていくんだろう。不思議でした。なんで買ったのか教えてください。期待はずれだったとかでもいいので、本を手に取ってくださった方々の声を聞きたいです。
1.5万人くらい動員してたんだっけ、あんまよくわかってないけど。あの場所には、物書きと物書きの書いたものを読みたい人しかいなかったんだよな。それは幸せな空間だよな。その空間を、浴びて疲れて眠れなかった。楽しい時間でした。
別に話そうと思えばウダウダなんぼでも話せるんですけど、今日のところは書くのが好きな人読むのが好きな人が集うワンダーランドに迷いこんだって事実だけでいいかな。本当に楽しかったです。
以上です。