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俺の興味の中心は良くも悪くも四年前とあんま変わってないらしい【昔書いてた読み物をアップしときました】

いや、別に年末はそこまで関係ないんですけど四年前くらいに使ってたlivedoorブログのアカウントを削除しようと思い立ったのでそれに伴いその頃に書いてた読み物的な何か、マイケル・読み物・フォックスを縦書きブログの方に移しておきました。はてなブログではあまり書いてなかった物語っぽい・J・体裁の何かになります。それぞれたぶん3000~5000字とか今と変わらず当時からそれなりのボリュームがありますのでお暇つぶしのお供に御笑覧頂ければ幸いでございます。しかもたぶんここらへんってガラケーで書いてたような気がする。馬鹿じゃないの。

で、まぁそれだけだとあまりに味気ないんでライナーノート的な?なんかも書いときますね。すごい!普通なら自分が書いた物語的なものとか恥ずかしくてもう見たくもないのにさすがに三年とか四年前のものになると割と直視できるし感想みたいなものもすらすら書けるぞ!ベネッセ!

 

【再掲】ハナコとノリちゃん

http://zuisho.hateblo.jp/entry/2013/12/04/005346

個人経営のラーメン屋のおっさんがバイトの面接に来たチンパンジーを雇おうかどうか逡巡する話です。たぶん誠実や公平さを重んじすぎるとわけわからんくなる、みたいな話。論理的に正しいことは正しいけど、自分の論理が正しいかはわからない、それでも「論理的だから」という理由で後に引けなくなることってあるよね、みたいな。服を買いに行く服が馬鹿には見えないと評判だけえど俺にも見えないみたいな。頑固親父は好きで何かお話考えてると割とすぐ登場します。あと「男は女にゃかなわない」みたいな考え方はこの頃はもう既にあったものと思われる。

 

【再掲】それいけコロンブス

http://zuisho.hateblo.jp/entry/2013/12/04/113914

新大陸の存在を疑ってモチベーションだだ下がりのクルーたちの士気を上げるためにコロンブスがグダグダのレクリエーションを企画する話。なんだろ、まぁなんですかね。野球さえうまけりゃ野球選手になれるかというとそうでもない、みたいな。トータルバランスっているよねとかそういう話なんでしょうか。起業したものの本当にやりたいことのほかにも雑用めっちゃしなくちゃならん、とか。大事の前の小事というか、大事だけやるなんて甘い話はないんだよなぁ。みたいな。ブログで書いてギリギリ読めるボリュームというものを考慮するといちから設定作るの結構大変なので偉人とか既にあるお話とかのパロディは割とラク。とことんべしゃりが下手な人の気持ちって俺あんまわからないので大変そうだなぁ、とかは傍から見てて思う。

 

【再掲】フィクションとゴリラとノンフィクション

http://zuisho.hateblo.jp/entry/2013/12/04/163029

虎と闘わせるゴリラを捕まえに行く人の話。僕らのいるフィールドは常に現実であって、それとはまったく別のところで感覚みたいなものが僕らを操縦して、そうやって僕らは現実を生きてるみたいな。そこの乖離をどう埋めるかみたいなのが出発だったような気がします。たぶん。ゴリラは超面白いですよねー。動物の中で一番おもろいんじゃないかと思います。河童と二強かなぁ。

 

【再掲】求めよSARABA与えられん

http://zuisho.hateblo.jp/entry/2013/12/04/170257

女の子に告って振られたと思ったらなんかわけわからんなる話。これ書いてる俺テンション高いなぁ。わけわからんのは思いついたらさっと書けるけど思いつかない限りまったく書けません。こういうのもなるだけいっぱい書きたいなと思います。おれがなんか書いた時、トータルで見ると3回に1回は片思いだったり振られたりする男が登場する。

 

【再掲】生臭いラブストーリー

http://zuisho.hateblo.jp/entry/2013/12/04/170331

彼女に振られた男が彼女の職場に忍び込む話。ラーメン屋の話とゴリラ捕まえる話を足して二で割ったみたいな感じ。非現実的なものを自分に都合いい時は受け入れて都合悪い時はケチつけるっていうのはアンフェアだよなぁ、とかたぶんそこらへんから考え始めた気がする。あとは、まぁ考えすぎてわけわからんなってるのは相変わらずですね。自問自答に意味はないですけどさしあたって僕らがいつでも出来ることってそれくらいしかないので、落ち着かないと僕らはすぐ自問自答しちゃいますし、同じ思考をトレースして辿るんじゃ自問自答にならないのでドーパミンあんま出ないので、さっき考えてた自問自答からはちょっとズラしてもっと深めてとかやってるうちに客観的に見たら「どう考えてもお前それ間違えてるだろ」みたいなところに辿り着いてる感じ。あの感じがすごい好きで、そういう人を見かけたら面白がりに行くので教えてください。そんな感じ。

 

とまぁ、こんなところです。全部読むのはめんどくせぇなぁと思った方は上記参考にまだ面白がれそうなものだけでも探して読んでください。

久しぶりに読み直してて面白かったのは四年も前なのに自分の興味関心事が全然変わってないなってことです。とにかく考えすぎて悩んでる人が好きなんだろうなぁと思います。で、考えすぎると齟齬が出てくる部分とかがぽっかり覗けると超楽しい。もちろん俺も今でもたびたび陥ります。残業するやつが偉くないのと同じように、とにかく考え込んでるやつが偉いということも全くないんですけれども、自分以外の何かに対して誠実であろうとする時に人間ができることって考えすぎることくらいなんじゃねぇのかなと思います。それは相手のためじゃなくて自分のためでね。傍から見たら意味ないんですけど。答えがないこと、考えても仕方がないこと、決して割り切れないことに対して考え続けるっていうのが一種の自傷行為になって本人を癒すみたいなところってあるんだろうな。健康な行為ではないんだろうけど、死ぬまで死ねない俺たちなんだからそういうところはあっていいと思いますし、人間のそういうところは本当に愛おしいなぁもっと見たいなぁと思います。

極論と極論の間を右往左往するシャトルランを延々繰り返して、ぶっ倒れる寸前のランナーズハイ状態の時に、行儀のいい正論じゃない実感込み込みの本当に優しい中庸的なバランスとれた考え方に辿り着けるんじゃないかなぁ、とか。なんか僕はそんなことを考えているのです。

書くための基礎となるインナーマッスルとスタミナは今年でだいぶ仕上がったなぁと思うので、こういうお話もんみたいなやつもまた積極的にちょいちょい書いていきたいです。アイデアを大事にしたがるのはたぶん中長期的に見た時悪い癖にあたるんだろうなぁって最近は思えてるので、温めずにぼんぼん分投げていきます。今後ともどうぞよろしくお願い致します。