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マイナビ子育てさんにインタビュー記事が掲載されました

woman.mynavi.jp

 

マイナビ子育てさんのオススメ育児アイテムを紹介する企画にインタビューという形で参加させていただきました。

 

編集の方とは先日とある格闘トーナメントの準々決勝で対戦しており、その際に僕が息子をヌンチャクにして闘っていたことから育メンであることがわかりお声がけいただくこととなりました。僕が竜巻旋風脚コマンドで出す、ちっちゃく前方にジャンプしながらヌンチャクである息子を地面に叩きつける技がしゃがみガードを潰す中段攻撃であることがすごく鬱陶しかったそうです。僕はその後、準決勝で谷原章介さんとの育メン対決に挑み辛くも敗れることとなりましたが、せっかくなのでめざまし8からもインタビューのオファーが来ないかなと思っています。比較的まともな内容のインタビューの紹介が照れ臭いのでバランスを取るためにすごく馬鹿なことを書いていますが、この段落は編集の人に「やめて……」と言われて後で消す可能性があります。

 

育児の話ってすごく苦手で、僕は「よそはよそ、うちはうち、よそをうかがいながら正解を確かめて安心しようとするやつも嫌いだし、よそを見て自分はまだ大丈夫だと確認するやつも嫌い」という性格なので育児関連の話題あんま向いてないなと思ってるし、今いざ書いてみるとそんなめんどくさいやつは育児云々の問題じゃなくてどんなジャンルの話題でもめんどくさいから何をやったってダメだろと思いましたが、そんな感じなので具体的に真面目に何かをオススメすることなんて誰かからお話をいただかないとなかなか機会がないので珍しい経験をさせてもらったなと感謝しています。

 

記事でも紹介させてもらってる『MAPS』は本当に面白い絵本で、まあ普通に楽しい絵本です。子供を持つ立場になって思うのは、基本的には子供を持った持たないで価値観が変わっただの変わらないだの洒落臭え親になって一人前とか親になって世の中の見え方が変わったかそれまで何も考えてなかっただけじゃねえかと思う考え方はあまり変わらないのですが、それでも自分が老いて死ぬまでを考えるだけじゃ足りなくてそのもう少し先の未来まで老いて死ぬまで生きていく子供のことを考えるというぶぶんは正直あります。

具体的には、日本ってどうなるんかなー、とかです。全然具体的じゃないじゃん。

自分のことだけ考えるなら「日本はどうなるかわからんけど俺はなんとか寿命が尽きるまでは逃げ切って生き延びるぜ」とかでいいんですけど、次の世代を生きる子供のことを考えると逃げたかったら逃げられるような、それが選択肢として視野にあるような感じの方がいいのかもしれんなーと思って、英語教育とか世界のことを学ばせたいとか考えているところはあるのかもしれない。少なくとも僕は英語もできないし、大人になるまで国外のことについて大した興味を持ったことは無かったし、まあ別にそこらへんの教養を身につける機会がなかった自分の半生に後悔もないのだけれど(本当に後悔してるなら今からでも自分で頑張ればいいだけだしね)、せっかく今から転びまくって膝小僧を擦りむきまくるガキが身近にいるのなら、俺は知る機会のなかった「日本だけが世界じゃねえんだぞ」という感覚は幼いうちから当たり前に持っててもいいんじゃないかなーと思っている。別に日本が嫌いなわけでも海外に憧れているわけでもなく、泳げないより泳げる方がいいよねくらいの感覚で、子供には色んな情報に触れて育ってほしいなーと思う。

自分の子供にこうなって欲しいみたいな理想像は特にないし、むしろそういうのを強く願う親は血が繋がってようがなんだろうが所詮は他人に過ぎない子供に自分の何かを託しすぎだよと思って好きではないのだが、その子供が何を思って何に触れて過ごすかの決定権は強く委ねられてる立場にいるのが親であるという立場にあることからは逃げられないというか自分でそれを選択したのだから、まあ自分の人生をテキトーに面白くやっていこうと思うのと同様程度には考えていくのが良いんだろうなーと考えている。

なんか間違って堅苦しい話になってはしまったが、「よそはよそ、うちはうち」という前提を共有できるのなら育児の話を誰かとシェアするのは案外嫌いじゃないのかもしれない。まあ、人間社会が嫌いなだけで、人間嫌いではないからな。自分の子供に限らず、よその子供でも、子供は大人よりもより原始的な人間なので、原始的な人間の方が好きだ。だから、こんな子供がこんなんだ、みたいな話は楽しい気がするし、そんな子供はこんなものを面白がるんじゃないだろうかって話も楽しいし、そんな話をするのは俺が子供を原始的から社会的に変化しようと画策してて良くないことをしてるんじゃないかと悩むのも楽しい。

つまり、子供がいて初めてわかることなんか一つもなくって、そんなもんをあると言い張るのはもともとの浅慮なんだとそこは意地を張るのだが、もともと好きで楽しかったことが育児にもたくさんあるんだなぁとは思う。同様に、育児をしていてしんどいことは、育児をしてなくても別にある。

 

全然インタビュー記事の話はしてないけどそんな感じで、以上です。