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引越し屋の相見積もりを初めてちゃんとしてみたまとめ

6年前に今の家に越してきた時は一人暮らし→新婚新居だったので荷物もほとんど無かったしツレに軽トラ出してもらったんで、引越し屋使うの今回が初めてだったんですが、今回はそうもいかんので相見積もりちゃんと取った。せっかくなのでその流れと結果をメモ。

 

月曜から大手4社に連絡来て(不動産屋の紹介)とりあえず立会いで見積もりしなくちゃならないので土曜日に全部やりたい、御社以外に3社いる、と電話窓口に説明。

まず一番先に連絡来たA社が11時から11時半の間で行きます、と言う。

次のB社が13時に行きます、と言う。

次のC社が12時から12時半のあいだに行きます、と言う。13時から次の人来るの収まらなさそうなら午後にズラしてくれてもいいよ、と言う。大丈夫です、と言われる。

最後にD社、17時に行きますと言う。もうちょっと早くならんか?と言ってみたが難しいとのことなのでとりあえず了解。

 

前提条件、2LDK夫婦と幼児1人の3人家族。家具家電は持ってくもの持ってかないものある。大阪市内2駅程度の移動。

引っ越しの日取りは引っ越し先の契約の日程がまだ仮確定なので未確定。有休は取りやすい職場なので平日で向こうが暇な日に融通利かせられる。引っ越しの予定自体も少なくとも1ヶ月以上先。

 

11時にA社が来る。持ってかない家具家電の破棄は一切応じれない。見積もりは朝一の時間指定なら9万5千円、午後からになるかもしれない時間指定なしなら7万5千円。11時45分くらいに帰る。名刺が「関西支社」だったので「広いっすね」と聞いたら、「日によっては京都にいたり和歌山にいたりです」とのこと。

 

12時から来るのでやべえと思ってカップ麺にお湯注いでたらC社の担当から電話。12時半でおうかがいの予定でしたが早くなってもいいですか?とのこと。13時から次が来るので早ければ早いほどいいよと伝える。12時15分くらいに行きます、と言われる。

 

結局C社が来たのが12時20分頃。相見積もりする。経緯説明して、引っ越し日は未定だけど仮で入れなきゃ見積もり出せないので、と言われて「じゃあ仮にこの日で」と言うと、その日の空き状況をスマホで確認し始める。「朝便しか空いてないけど良いですか?」と言われたので「午後便が安くなるなら午後便のある日にずらせます」と言うも、「この日は朝便しか空いてないんですよー」と言われる。「日にちは融通効くんで一番安い形でこの家の引っ越ししようとした時になんぼかかるか教えて」と言う。「この日なら午後便空いてますけど、この日でいいですか?」と言われ、「未確定ですけどね、あとで絶対午後便空いてる日はいつですか?て再調整すると思いますけど、じゃあそれでとりあえず出して」と言う。見積もりは家電廃棄込みで75,000円。家電廃棄なしなら6万9千円。家具の廃棄もやってるけど、うちでやると1万くらいかかるので、ゴミ捨て場まで持ってくのはやるので自治体に回収してもらった方が安いよ、とのこと。引っ越し先のマンションをグーグルストリートビューで確認して搬入経路を見たりとか、A社がやってなかったこともしてた。なんやかや確認事項やスマホでなんか調べてる時間は多かったが12時50分には帰ってた。

 

13時にB社が来る。一通り持っていきたい家具家電の説明を終えたあと「今日何社目ですか?」と言うてくるので「3社目なんで疲れてきましたわ」というと「だと思いましたわ、疲れてますし、説明も慣れてはる」と言うので「慣れてるのは、まあ僕こういうの得意なんで1社目からこんな感じでやらせてもらってますけどね」と返す。A社とC社が来て、この後夕方D社が来ると伝えると、「D社先が良かったですわー、A社C社最初から無茶苦茶やるんでね。とりあえず一回頑張らないで出しますね」と言う。引っ越し先ストリートビューで調べて「あー、ここねー」と言う。あとは「この前の1件目、D社とうちの二社同じ時間に呼んでてね、その場で闘わせて叩いてくる気満々だったんで、むかついたんで高い金額出して頑張りません言うてさっさと帰ってきましたわ」とかいう営業トーク。出した見積もりは家電は洗濯機のみ引き取り、家具は下まで持ってくの込みで10万5千円。「あなた話早そうだから言うけどC社ここまでやってくれて7.5万ですわ」と言うと日程の部分の融通どれくらい利かせるのかを確認されて「安い日の平日にどうとでも合わせられる」と再度伝える。そしたら日程次第はありきで、こっちも暇な日なら7万円で頑張る、と言ってくる。わかったわ、じゃあ検討するんで、というと言うと「まじっすか、決めるのいつですか?」と言うので「2週間後くらい?」と言うと「まじっすかー、先っすねー、今決められませんか?今?」とのこと。んー、まー、頑張ってくれてるし、暇な日の工面はどうとでもなるから、じゃあ今日明日で一回連絡するわ、嫁さんとも相談するからとりあえず今ここでYESかNOかは言わんから帰っていいよ、と言ったら「お願いしまーす」とすんなり帰る。

 

とりあえずD社に「3社相手して疲れちゃったし価格帯も見えたからもういいや、ごめんキャンセルで」と連絡。「頑張ってもらえませんかー」て言われたけど「いや、時間空きすぎちゃって頑張るの無理。また次の機会があったらよろしくね」と伝える。

 

ちょっと考えて14時頃にB社の営業に連絡。「とりあえずほかの会社にB社さんこれくらいだけど頑張れます?とかやるのもめんどくさいし時間の無駄だしあんま買い叩くのも好きじゃないから、たぶん御社にお願いするわ。また後日、確定日にちだけ調整する連絡するから、それでいい?」て聞いたら「ありがとございます、それで大丈夫です」と言うので、「じゃあまた連絡しますわ、C社が7万5千円だったから、見積もりは7万だったけど、請求は7万5千円でいいよ、あんた結局一番営業うまかったし」とセカンドプライスオークション方式を採用。

 

その後A社C社に「他でとりあえず決めたから、そことめっちゃ揉めたらまた相談するけど、とりあえずそっちから営業電話もしないでね。単価安くしても変わらんから、そういう提案も要らんからね」と連絡。今に至る。

 

総評、A社はほかの会社に比べると規模が小さくて拠点少ない。だから自治体のルールも知らんからそこのフォローはできない。営業は優秀だった。初期の提示金額はたぶんまあまあ頑張った方。もっと頑張れたのかは知らんけど、どのみち拠点少ないと土地や建物の勝手を知らないので当日の作業員の質も推して知るべし感があった。

C社はとりあえず利益より発注数で最初から全力で頑張って見積もりするタイプっぽい。安いのは正義。営業はやや杓子定規で鈍臭かったが、それも含めて「安けりゃ勝てる」が会社の方針なのかなと思った。書くの端折ったけど、サービスや当日の流れの説明も一番丁寧にやっていた。全体の仕組み自体に自信があって、とりあえず安く出せば受注できるし、満足もさせれるみたいな、物理で殴るスタイルっぽい。

B社は、まあ営業マンがうまかった。たぶんこっちも(俺はB to Bだけど)営業マンであることを悟って、突っ込んだ話を混ぜたりあけすけに話したりラジカルに話しても通じそうな部分は端折ったりと、うまかった。最初正規価格出すのは会社の方針なのか営業マンのスタンスなのかわからないけど、探りを入れつつなんやかやとりあえず高めの価格出す点も個人的には好感が持てる。

最終的な判断要素は、アフターケアとか当日までの流れで諸々出てくるであろう色々な調整を考えると、C社よりB社だな、と思った。 

D社は結果的に蚊帳の外であったが、 「もう疲れたからいいや」と思わせた決め手はB社の営業の「D社が先に来てくれてたらなー」だったので、これでD社が最初から6万とかで見積もり出してくる会社だったら笑う。その時はB社のあいつ、大したやつだな、と思う。

 

相見積もりは巡り合わせと時の運とべしゃり八丁と商材の良し悪しの魑魅魍魎蠢く楽しい世界ですが、トラック一台と作業員3名とか4名を半日拘束して、こんな感じで営業も来てくれて、7万よりもっと叩いちゃいけないよなーと思うし、僕も彼らももっと給料もらえてもっと金を惜しまずに生きられるようになればいいなーと思った。

もし引っ越しでお悩みの方はA〜D社がどこなのかツイッターDMとかで聞かれたら答えるし、それより何よりこの文章だけでA〜D社がどこなのか全部当てるやつが出てきたら愉快だなーと思っています。

色んな、普段は触ることのない世界で生きてる人と喋るのは楽しいねー。

以上です。