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ドラマ『フラジャイル』一話感想文

はい、この後も観たいドラマ一話がいろいろ溜まってるのでサクッとメモだけしときますけどね。

まず、武井咲かわいすぎてビックリしたね。俺、今まで武井咲のこと完全に演技できない無能顔だけ人形と思って結構好きじゃなかったんですね。顔はキレイなもののなぜかそんな魅力的じゃねえなぁと思ってたけど、なんかこのドラマだと超かわいいのな。ハマるハマらないってやっぱ人間あるのよな。単純に、演技って2パターンに分かれると思ってるんですよ。ひとつは、自分の内から沸き起こる感情をもとに素振りが決定されるタイプの演技で、もう一つが他者とかの外部要因によって感情が何かしら揺れてそれが素振りに反映されるタイプの演技。もちろんひとつのキャラクターを演じるのにこの両方が必要になるのは当たり前のことではあるんですけど、それでもそのキャラクターの性格とか、あるいは脚本・演出の傾向によってどっちかに寄るわけですね。そういう意味で今まで俺が見たことがある武井咲の演技って、後者の外部要因が出発点になる演技の仕方が多かった気がする。で、それで言うと武井咲って全然下手くそだったのね。でも、今回の『フラジャイル』は違う。能動的で、自分の感情をもとに振る舞うキャラですね。これだともう本当に超かわいい。一撃でファンになりました。『るろうに剣心』の時、さんざん馬鹿にしてごめんな。いや、今でも馬鹿にしてるけど。薫役はマジで、たまにパスしてやらないと体育の先生に怒られるからパスしてやるけど感覚で、たまに画面に映るのを許してやってたことある。でも、今回のは当たり役だね。超かわいい。来週も見るぞ! あと単純に演技とか関係なく、首元にほくろ二つあるんだって初めて気付いて、今まで気付いたことなかったんだけど、それが単純になんだかセクシーでやられてるだけという可能性もある。

で、武井咲の話しかしてねえわけですけど、一話の敵がそのまんまだったっていうのもありつつ、なんかノリとしては医者版半沢直樹みたいな演出でしたね。別に楽しく見れてるからええんですけど。こういう、病名特定までの推理ドラマ的なニュアンスのやつってそういえば過去にもちょくちょくありましたね。いや、今パッと思い出したのは東山紀之が透明ホワイトボードの前で踊りながら推理する『GM 踊れドクター!』くらいだったんですけれども、まあなんかそれなりにあったような気もする。それに半沢直樹的な大げさな勧善懲悪・二項対立要素を乗っけたらどうなるんでしょうかねっていう感じなんすかね今後も。まあ、見れる程度には面白いんで来週も見ようかなと思いました。まあ武井咲ボーナス強いですけどね。やっぱりかわいい女の子はモチベーション維持に最適です。長瀬智也の病理医役は、別に違和感はないですねぇ、「お前が医者はないだろ」とまでは思わない。まあ可もなく不可もなくってところではありますが、あんだけ顕微鏡覗きこむシーンがあるのに眉毛と眉毛微妙につながってるまばらな毛を抜かないのはコダワリなのかなぁくらいは思いました。あのプレパラート全部順番に見るシーン、あれちょっと『GM 踊れドクター』っぽいよね。なんかネットの与太話的な、「農家にしか見えない」みたいなの、確かにめっちゃ日焼けしてて遊んでそうで医者には見えないってのはわからんでもないけど、定時に帰る描写もあったのでまあ遊んでるんでしょ、有休も全部消化してるんでしょうと思えばなんとかなる気もする。

でもまー、思ったのは、今週でも「わからなかったらとりあえず肺炎」みたいな下りがありましたけど、こういう医療現場を舞台にしたドラマって、まじで本業の人からするとうぜーんだろうなーとかは思った。だって絶対「肺炎ってほんとですか?とりあえず肺炎にしてません?」って言ってくる、医者からしたら100%どう考えても肺炎の患者、今後出てきますよね。別に今季のドラマどうのじゃなくて、慣れっこなのかなぁ、お医者さんからすると。今回の『フラジャイル』は勧善懲悪というか、わかりやすさをかなりわかりやすくする気マンマンの脚本・演出っぽい感じなので、「まじ迷惑だわお願いだから死んでくれ勘弁してくれ」みたいな現場の声を得るべく、twitterの医療系クラスタを観測しようかなと手配を考えているところです。以上です。