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20140224

あれ、なんか最近ブログ書いてないなと気づいたので就活飽きてきたOBが部活に顔出したくらいの気分でテキストエディタ開きました。雑な感じでテキトーに何か書きますね。読んで得られるものは、ないです。あんま今ボケる気分じゃないんで女子のおしゃべりみたいな内容になる気がします。

あ、んじゃあ、最近観てるものの話します。

うちの嫁が選ぶかっこいい日本人ランキングが去年の夏くらいからかな、一位が堺雅人になってましてその関係で堺雅人が出演してる映像作品を色々見ていってます。『ゴールデンスランバー』を先々週くらいに観たはずなのにマジでもうストーリー1ミリも覚えてないのうけるな。『大奥』は普通にうめぇなぁと思いながら観てたんだけどもうビックリするくらいストーリーに興味がないのですげぇ見にくかったの覚えてる。西田敏行が演じるの楽しい役どころを楽しそうにやってるのがなんか鼻につく。『鍵泥棒のメソッド』『南極料理人』もなんか話がどうのこうのより「演ってるお前らが楽しそうだな」って印象の方が先立ってこういう観方が癖になってくると人生の半分損してるよもったいないよおばけ(びんぼっちゃまみたいに服半分しかない)に取り憑かれてるような気がしてもったいないのであるがこれは最早狙ってやめることはできないので、本当に面白い時はそういう変な観方も忘れられるので「面白くあってくれ~」と祈るばかりである。今ざっとwikiで出演映画一覧を眺めていると『その夜の侍』と『ジェネラル・ルージュの凱旋』はかっこいい演技をしてそうなので観たいな。『ツレがうつになりまして』は、宮崎あおいという人間をもうちょっと面白い存在としか見れなくなってしまっているのでそことの兼ね合いが不安だ。『クライマーズ・ハイ』は昔観たことがあって、原作も読んでてそれに比べるとどうしてもパワーダウンというか原作で別にいいなと思いながら観てたんですけど地獄絵図になってる飛行機墜落現場に取材にいって頭やられてしまった若手の役がすげぇ熱量あっていい演技だったなってのは記憶に残ってたんだけどよく考えたらたぶんアレが堺雅人だったんだなぁと思ったのでちょっともう一回観たくはあるけれども。横山秀夫の原作を二時間そこらに落とし込むっていうのはやっぱ無理があるんだよな。それで、話がズレたんですけど、ここらに挙げている堺雅人出演作品というのはここ半年ちょいくらいで観てたものの話であって、それが本題ではなくて、堺雅人祭りの本陣ということで三谷大河の『新撰組!』を観てるんですよ。

全部で確かDVD13巻くらいあるんですけど、今やっと5巻くらいまで観終わったところです。長げぇ。テレビで連続でやってる何かしらを熱心にレンタルで追いかけるってもしかしたら『ターンAガンダム』以来人生二度目かもしれない。ワーナーカートゥーンシリーズとか子供の頃見まくってたけどアレはノーカンでいいだろ。こう、1話を観て「はぁ、あと23回これを観ないとあかんのか……」っていうめんどくささの方が先立つんですよね。だけどなんか今回は観れてる。これは進化なのか退化なのかわからなくてちょっと不安ではある。韓流とかアメリカのテレビドラマをガンガン消化するおばちゃん的なもう一つの人格が俺の中に芽生えてきてるんじゃないか、日々自分が自分じゃなくなっていくような感覚に戦々恐々としております。そろそろ母乳とか出るかもしれん(それ人格関係ないやろ)。

そもそも僕は一応、人からは「浅く広くっぽい人」と思われてそうな自称何も知らない人で、本当に何も知らないんです。「好きだから詳しいんです!」ってジャンルが一つもなくてギャグとか物の喩えに使えそうな断片的な知識がたった一つのどでかい引き出しに雑多に綯交ぜに収納されてる的な、中学生男子の学習机の一番下のでかい引き出しにエロ本隠す率は異常、みたいなそういうダメな感じであんま物を知らないんですけど、その中でも「たまたまなんか覚える気が起きませんでした」というジャンルに関しては絶望的に苦手で、そんな目も当てられない苦手ジャンルの一つに幕末以降の日本史というのがありますね。これは中学校時代の先生のせいなんですか?なんか三学期始まった段階でまだ江戸時代やっててなんか最近の話になればなるほど授業が雑だったような記憶があります。まぁ本当にちゃんとしてる奴だったら自学自習するだろうから俺が悪いんだけどさ、後半の駆け足っぷり雑っぷりを考えると絶対インダス文明とかオリエント文明とかやらなくて良かっただろ、みたいな、そういうのあるんですけど。そういうわけで僕幕末のことマジで知らないんですよ、『銀魂』でパロられてる人はその時代いたんだろう、くらいのことしか知らない。司馬遼太郎ももちろん読んだことない、ということでそんな中三谷の『新撰組!』の見始めたので俺の中ではこれがほぼほぼ正史みたいな認識になってしまいます。つまり俺の中で近藤勇は演じてる役者さんの得意ジャンルを考えると三枚目の役どころであり、土方さんは元車椅子で姉ちゃんがレイプされたり白血病になったり野島伸司あのガキゃほんま、みたいな。いや、そこまで無茶は思わないにしてもすごく楽しく見てるんですけど割とマジメな認識として「なるほど、幕末はとりあえず一旗上げたい体育会系の若者が学園祭実行委員の大学生みたいなノリで自警団を作りたがるしその全員が刀を腰にぶら下げているというのだからとんでもない時代だったんだなぁ」みたいな感じになってるんだけど、この認識が「まぁ、そんな感じだよね」と言われるのか「馬鹿にしてんのか」と言われるのかマジでよくわかってないっていう。でもまぁたかだか150年前の話なのに、当時は江戸から京都までたかだか二百人が移動するだけでとんでもないめんどくささだったんだぜとか言われるとまぁそりゃそうだよな、みたいな感じでリアリティではないんだけどなるほど感溢れるよね。新撰組入門として間違ってるんだろうなぁと思いつつ分かりやすいので楽しく見ています。まだ当時はたぶん演技派の骨太俳優として存在していた山本太郎とか見るとそれだけでちょっとうけるんですけどね。ブサカワ田畑智子が健気でかわいい、とか。オダギリ・ジョーをあそこまで大胆に黙らせると絵になる、とか。オダギリ・ジョーは出だし良かったけど『アカルイミライ』とかもよかったなーとか思ってたけど今考えたらあんまり喋ってないような気がする。あとなんか最近バツイチとか年増の役どころばっかでしかしそこが生活感あっていいぞぅって思ってる吹石一恵が普通に若い女子役をやってるのとかも何か笑ってしまう。三谷幸喜はものすごい自分の好き好み丸出しのキャスティングを隠す気もない人なうえにあの人の映画は大体観てる関係もあってそこでイラッとしつつまぁそれ込みで楽しい。というかあいつ単純に佐藤浩市好きすぎやろ。あと江口洋介江口洋介佐藤浩市は僕の中で二大「なんか見てると笑ってしまう俳優」として嫌いすぎて好き、みたいな感じになっております。この「佐藤浩市、一周しておもろい」の感覚が分かって『マジックアワー』も既に観ている人はモノマネ芸人で佐藤浩市ばっかやる人がいるのでYoutubeで視聴すると初見100%笑うと思います。出演者いじり始めるとまじでキリがないので切り上げますが一つだけ僕が皆様に申し上げたいこととしては『振り返ればやつがいる』でダブル主演をしていた織田裕二石黒賢ですが映画『ホワイト・アウト』では主演の織田裕二に対してかなり序盤で死ぬ石黒賢っていうのがなんか笑ってしまう。そのうえよく考えたらアレ、ボスが佐藤浩市だったような気がするのでもしかして今観たらすげぇおもしれぇんじゃねぇのかな。あと『アマルフィ』も織田裕二だけど真保裕一織田裕二好きなのか気になる。好きでいいんだけど。

何の話だっけ。あ、あと『仮面ライダー鎧武』観てます。ライダーとかちゃんと観るのたぶん生まれて初めてです。本当にテレビでの連続モノが苦手すぎて『まどマギ』はwikiで全部あらすじ読んでから観た、という結構ナメた作品鑑賞をする人なのですがそういう観方ばかりはあまりにアンフェアだろ(何がアンフェアなんだよ)ということなのでせっかく始まったんだしじゃあ最初からちゃんと観るか、って感じで観てます。まぁ普通におもしろいです。主演の佐野岳くんがかっこいいんですけど、筋肉番付の芸能人スポーツマンナンバーワン決定戦に出ていた時の方が普通に2,3倍かっこよかったんでガチでショットガンタッチしてる時の方がライダー演じてる時よりよっぽどかっこいいとかお前どんだけ演技下手なんだよと思わないでもないんですけど、これから数々の苦難を乗り越え人間的に成長していくところだと思うので後半はものすごくかっこよくなる可能性はまだ残されてるしいいか、と思いながら観ています。あとマジで新キャラ?新アーマー?詰まるところの新商品が毎週毎週すごい勢いで投下されてるのを観ると単純に俺でもテンション上がるし絶対全部欲しいと思うのは仕方のないことなのでまじで子供出来ても見せたくないなとか思います。

園子音監督の『冷たい熱帯魚』がまぁぼちぼち面白かったので、『恋の罪』も観てみた。普通に面白かった。一作目観てこれはどうすればいいのかなぁ、と思って困ってたんですけどとりあえずもう一作観てみて俺の中では「ああ、この人はたぶんギャグとしてやってるからギャグとして観て問題なさそうだな」と思ったので、そこそこ好きになれそうな気がしてきました。今は『愛のむきだし』借りてきたので、土日あたりで観ようかな、と思いました。四時間。四時間なぁ。

読書がすごい苦手、というまた頭悪そうな設定を所有している僕なんですけどちびりちびりと『ドグラ・マグラ』を読み進めてます。Kindleでタダだし過去二回くらいチャレンジして、二回ともちゃかぽこで挫折してて俺にとってのちゃかぽこはマリオブラザーズ3の2面の足元からでかい魚がパクッときて即死のステージみたいな存在だな、ということをいい加減悟ったのでこれはあのジャンプボタンで飛べるピーゲージがずっと溜まってる特殊アイテム使うノリでいくしかないなと思って全然頭入ってないのにガンガン読み進めたらちゃかぽこ終わったんで何とか頑張れそうです。過去既に読み終えている嫁が言うには「読んでる最中はこの世のすべてをわかったような気分になるけど内容は一切覚えてない」とのことで、なんのこっちゃと思ってたんですが何となくそのノリもわかってきました。なんか、こう、パワフルな文章を読むと引きずられそうになるので自分の方で何か書くのがすごい億劫になる、みたいなのあるよね。メンヘラ神が自殺してLINEで自殺教唆がどうのみたいな話があったじゃないですか。あれ何か書こうかなと思ったけど、絶対やめた方がいいよね。『ドグラ・マグラ』読んでる合間にあの話題触れちゃ駄目だよ、みたいな。

あ、あと『失恋ショコラティエ』ね。今で折り返しくらいなのかな。面白いよね。松潤が体調とか撮影してる時間帯とかによって、演技から顔つきまでムラありまくりなのがハラハラしていいよね。あと声かわいい女優さんが一人もいないのもいい。原作の人の性格の悪さ丸出しな当事者はマジであろうステレオな台詞群が、映えるよね。早よ最終回まで見届けて原作漫画も読みたいです。俺あんな職場いやだ。

まーそんな感じで、あんま書きたいことなかったんで最近観かけたものの話題などを中心に、テキトーに書き散らしました。たぶんあとで「あ、あれの話もしときゃよかった」とかなんぼでも出てきそうですけど、キリないんでいいです。最後になりますが、たまにtwitterで「ズイショさんテレビとか見るんですね意外」とか言われるんですけど、見ます。以上です。