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多数決でマナーを決めよう!(仮)

全くまとまりのない、書きながら考えたものを折角だしアップしとこうかくらいの雑さなのでタイトルに(仮)をつけてみました。

読んでまぁなんとなく何の話をしてるのかは分かってどうしたもんなのかねぇと問題意識は共有できたのだけど、け、権力~?という気分になって、果たしてシロクマさんが権力と呼んでいるそれは本当に権力と呼んで差し支えない代物なのか、結果的に権力のような機能を有しているから権力なんだ、みたいな話なのかなぁとも思ったのだけど、それが権力じゃないのに権力然として振舞っているのだとしたらそれはなおさら権力と呼ばない方がいいんじゃないかなぁみたいなことを思ったのだった。しかしわしはなにぶん頭が悪くてな、先の戦争で餓えを凌ぐために色んな物を食べたんじゃがそのままじゃと食えたもんじゃない物もたくさんあったから、わしは色んなものにナンプラーをかけすぎたんじゃ。ナンプラーしかそういう味的なものがなかったんじゃ。ナンプラー軍に従軍していたんじゃ。個人的にはシーザードレッシング軍につきたかったが時代はそれをわしに許してくれなんだ。あと、なんも考えんでなんとなくおじいちゃん口調になってその流れでなんとなく戦争の話を始めてみたもののこのままだと落としどころがナンプラー摂取しすぎで頭悪くなってしまったんじゃみたいな感じになるけどそんなナンプラーへの熱い風評被害かましちゃダメだろってことに気付いたのでここで元気のいいおばさんに登場してもらいます。

元気のいいおばさん「おじいちゃん!!ズイショおじいちゃん!!SNSの話でしょ!!戦争の話は私が毎日聞いてるから、おじいちゃん、今はSNS!!SNSの話!!すいませんね、おじいちゃん最近はどういうわけか何かあればすぐに昔話を始めたがって!!」

はい、元気のいいおばさんが脱線しかけた話を戻してくれたところでね、言うてじゃあここで「権力」という言葉の定義を共有してうんたらみたいなきめ細やかな議論なんて僕は出来やしませんから。頭が悪いもんでな。ただ、そういう話であれば、僕にはどうも世界はこのように見えているよということを僕の定義の僕の言葉でのんべんだらりと語りたい。

SNSが普及して例えばツイッターだとリツイートだとか、facebookは僕やってないからあんまりわかんないんだけどなんだっけ?シェアさせて頂きます旨を表明させていただくべく押ささささささせていただきますボタンだっけ?そんな長い名前だっけ?あと最後、「さ」が多くね? なんかそういう機能が使われるようになって、何かを書いてそれを人に読ませて、唸らせたり馬鹿にされたり反論されたりする能力がない人でも自分の意思を表明できるようになったっていうのがすげえでかいって言うのはあるよね。誰かが発信した言葉を自分のアカウントから再発信することで、自分の意見や立場を誰もがお手軽に表明できるようになった。シロクマさんはそれを「投票」と言ってるけれども言い得て妙だと思う。

言論の自由を獲得した我々はその言論の自由を使って議論をするのではなく、とにかくなんでもかんでもとりあえず一回みんなで多数決を取ってみることを選んだ。

ただ、多数決って、「多数決を取って数が多い方の意見を採用する」という握りがあって初めて成立するわけで、ネットにはそんな握りはそもそも存在しないんですよね。そして僕の中での権力って、まさにこの、「多数決の結果に則ったルールを作って多数派も少数派もそれに従わせる力」が権力なんじゃないのと思うんで、なんだかシロクマさんが何かを権力と呼ぶのがなんだか体感しっくりこなくて、僕にはネットは多数決の結果を施行する権力が不在にも関わらず多数決を取り続ける、先生がいない学級会みたいな状況に見えるんですよね。

で、あーやっぱこの話題難しいやって早くも気持ちが折れてきたんでこのまま躊躇なく俺のなかでの俺定義で色んな言葉をガンガン使っていこうっていうダメな決意を今改めてしましたけども、ルールを作る権力もろくすっぽ不在なままとりあえず簡単に多数決取れるんなら折角だしみたいな調子で多数決をガンガン取った結果どうなったかというと、いざ一回多数決取っちゃった以上多数派がどっちなのかが明らかになっちゃった以上明らかになる前のあやふやな状況の時と同じなままにしとくわけにもいかないし、かと言ってルールは作れないし、じゃあルールが作れないならとりあえずマナーってことにしていこうって流れになってんのかなぁと思うんです。もちろんマナーってことはマナーなので強制力もないし破ったところで罰則もないはずなんですが、マナーとして存在している以上マナー違反という概念が発生します。存在しないマナーはマナー違反のしようもありませんが、こっちからすれば知ったこっちゃなかったとしてもそれがどこかで「じゃあ多数決の結果、これはマナーってことで。これをルールにする権力は残念ながらないので取り急ぎマナーってことで」という話になっていたらそこにはマナーが発生してしまい、そうなるとそのマナーに背いた行為をしてしまったらどうあれそれはマナー違反です。

郷に行っては郷に従えなんて言葉があるわけですけど、これってルールの話だけじゃなくてマナーの話もたぶんに想定した言葉ですよね。その郷のマナーを破ると、その郷ではそれなりに冷遇されるわけですけども、そういう意味でいうとネット上は日々すごい勢いで多数決を取り続けて、そして取った多数決の数だけ新たな郷がバーチャルに誕生しているってことですよね。しかも、昔はそれでもまだひっそりしてたからかわいいもんだったけど最近ではネット上の郷が現実世界にも影響を及ぼすようになっていてそれってもうなんかポケモンなんかメじゃないくらいのARだよね、仮想現実と本当の現実がリンクしてるってことだよね。どっかの公園でミニリュウが出たって言って人が殺到する感じと花王にみんなが電凸してた感じってよくよく考えたらだいたい同じよな。ネットを介して形成されるバーチャルな空間にはあの時たしかに花王にはミニリュウがいたんだ。

これをネットには現実を変えていく力がある(ネット発の新たな権力である)と言っていいものやら僕にはちょっとよくわからない。現実のマナーとかルールが変わってるっていう現象と、現実にネットという仮想現実の郷がレイヤーみたいになって現実の空間に重なっているっていうのはやっぱ全然違うんじゃねえのかなと思うんだよなぁ。スマホを持ってない限りポケモンはどんだけ目を凝らしても見えないわけで、いやたまに俺には何も見えないところに話しかけてるおっさんとかいますけども、もしかしたらああいう人はポケモンを肉眼で捉えてるのかもしれないけど、基本的にはスマホがないとポケモンは見えないから。ポケモンが見えないと困る社会とかになったとしたらうーん、確かにそれはポケモンが権力を持っていると言えるのかもしれない。そしてそれと同様にネットの多数決とそれによって生まれる郷、それを理解して把握してないと現実でも足を掬われるかもって状況ではあるのだろう。でもなぁ、確かに現実の方がよっぽど糞でネットで糞だろって叫んだ結果、現実でもそのネットの言い分が通るようになりましたってのは一見社会が良くなってよかったねって話ではあるはずなのだけれど、それは現実とネットを通して議論した結果というよりは、単に人海戦術でポータルを落としたみたいなもんで、しかも仮想現実のポータル落としたらその影響が現実にまで及ぶみたいなもんで、もしIngressがそんなことになったらIngressやってない人からしたらわけわからんしふざけんなって感じだよなぁ。向こうの意見は間違ったとしても、ネットに参加していない人からすると騙し討ちに見えて卑怯なものに見えるっていうのは、なんかこう考えるとその気持ちもわからんではないなぁ。

で、ほら、最初に言ったけど全然まとめる気もなかったから、このエントリはここで唐突に終わるんですけど、僕は最近ぼやぼや考えていたなんかこう、今何がどうなってんのかってイメージがなんとなく掴めたから僕は満足なんですけど、これのみなさんの読後感とかはちょっとわかりません。各自、多数決を取って下さい。以上です。