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大抵の人の身も蓋もない正直な気持ちなんて「自分さえ良ければあとは何でもいい」に他ならないんだから正直がいいもんだとはとても思えない

「ありのままなんて糞喰らえ」/ 言いたいことを正直に言う人はいい人、みたいな風潮も一緒になんとかしてほしい

昨日の夜にアップした記事のブコメにてid:nakadoriさんから上記のようなコメントを頂いたので何か書こうかなと思ったんですけど掲題がすべてでした。以上です。

というのもあんまりに味気ないので、以下余談です。せっかく余白すげぇ余ってるんで。いやブログなんで余白が余るとかないんですけどね、ていうか余白が余るって頭痛が痛いみたいなってますよね。余白が有る。有り余る白さ。有り余る白さって言うと洗剤のCMっぽいよね、有り余る白さのアリ余ールみたいなね。ところで僕はそろそろ余るの余がインベーダーゲームの最後列を陣取ってる敵にしか見えなくなってきたんですけどみなさん如何お過ごしでしょ余余余余余余余余余余余余余つまり、もう少しだけ貴方とお喋りしていたいなっていう俺の心の余白の問題だよね。俺の余白を貴方色に染め上げてほしいの、みたいなね。無理だろっていう。お前と言う書き手が勝手に書いたのを貴方に読んでもらうという形式である以上、よしんばお前が貴方をお前色に染めることはあってもその逆はねえだろっていう。でもそこ狙いたいのよね、そこらへんが一番面白いの、青より出でて青より青い貴方に私の純白をいつか染め上げて欲しいなっていう偏藍だよね。偏藍からのシナジーブルーね。なんだよシナジーブルーって、と思ってググったらありやがんのシナジーブルー。なんか車の内装の色使い?にあるみたい。シナジーブルー。ググったらボトルラックにめっちゃレッドブル置いてそうな、そういう車の画像がすげぇ出てくる。僕全然車に興味ない人なんで失敗したなって今すごい思ってるタイムマシンで5分前に戻ってシナジーブルーなんて言葉をチョイスした自分を今すぐぶん殴りに行きたい何の話でしたっけ、そうだ、だからねタイトルで本題は解決したんですけど余白が余ってるので余談が続くんですけどアーッッッッまたインベーダーだ、もう俺の頭の中ではデッデッデッ デッデッデッつってね、鳴り響いてますよ。デッデッデッデッ余や余ばくな余いですか?もう動いてない?はらい?わかんないけど下両脇のはらいみたいなやつちょっと動いてきてない?

いい加減全然関係ない余談しんどくなってきたんで補足になるんですけど、NHK朝ドラの花子とアン見てるんですけど、余談じゃん。完全に余談じゃんテレビの話始まったよって話なんですけど、嘉納伝助あいつ超かわいそうじゃんって思いながら見てる人って少ないんですかあれ。伝助さんはなんか学もへったくれもあったもんじゃない田舎者が炭鉱業で一発当てて大富豪なんですけど何せ学がないんでワインをズビズビ啜って飲むような男なんですけど、どちらかというと主人公サイドの蓮子さんっていう伯爵家の娘さんと結婚しまして、ロックマンX4の主題歌を担当してたお嬢さんなんですけど。カプコンといえば本社大阪ですから、天下の台所でブイブイ言わせてたお嬢さんを伝助は嫁にもらうわけなんですけど、まー何なんだこいつはって蓮子さんが怒っちゃってね、蓮子さんは学も教養もマナーも完璧なお嬢様なんでよっぽど伝助さんのやり方がスマートじゃなくて気に入らねえって調子で私は鳥かごだーとか言ってるわけですけど。なんか僕は伝助さんもそんな悪い人じゃねえんだろうなこれとか思いながら見るんですよね。学がねえから分からないんだけで、本人は本当に悪くする気もないんだろうなぁって。この花子とアンというドラマ、「学ぶことの大切さ」「成長」みたいなものをすごく丁寧に描いていて油断すると身をつまされるところあるわけですけど、僕は勝手に裏テーマとして「わかる/わからない」「知っている/知らない」という残酷なまでにすげぇシンプルな要因によって人って分かり合えないし擦れ違うよね、みたいな話をしてるんじゃねぇかなと極個人的に勝手に思って見ています。だからこそ学びって大切だよねって話にはなってくるんでしょうけれども、自分が学べた環境を基準にして伝助を野蛮人この野郎って思っちゃう蓮子さんも違うよな、いやでも結構教育しようと頑張ってたしなぁ、みたいな。なんか不倫だ何だとワチャワチャしてはいるんですけれども、本当の悪人なんて一人も出てこない朝ドラ気質なんですけどみんな分からないことは分からないから、自分のものさしで判断してアクションするしかないし、その結果うまくいかなかったりするし、みたいな。なんつーんすかね、現代劇の思想の対立とかそのレベルまで達してないんですよね、各人が各人の「自分にとっての当たり前」を押し付けようとするし理解できる部分には配慮しようとする、その結果巻き起こるあーだこーだを描いたドラマなんですよって言ってしまうとありがちではあるんですけど、一昔前の時代を舞台にしてそのうえ「学び」をテーマにされてしまうと、そこらへんクッキリ見えてきちゃって超面白いんですよねー。みんな善人で自分に正直なんですけれども、それって結局相手の大事なものが理解できない時に「そんなの大事じゃないじゃん」って言っちゃうってことなんですよね。だから、「自分に正直で何が悪いの?」みたいな態度って、あんまり褒められたもんじゃねぇなぁとか思うし、だからこそ「ありのまま」とか「正直」を取り上げられた時にどう振舞うか、うまく振舞うための技術なり道具なりをどうモノにするかって話になってくるんでしょうけど。あとは実話だから負けフラグが確定してるアサイチの恋模様がファイナルデスティネーション見てるみたいで辛いだとか、今日登場した村岡の嫁さんが胸をわずらってる割には健康そうすぎるとか、そのうえ喋り方がジブリっぽすぎて実写としては受け容れがたく下手、とか色々喋ることはあるんですけど、そういうことってタイトルで花子とアンの話をすることを明記したうえでやれよ、と思うので切り上げます。以上で余。