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人間に美醜の感覚が備わってるのが本当に憎い

きれいになりたくない女の子 Miss Just The Way I am

http://webheibon.jp/amamiya/2013/09/miss-just-the-way-i-am.html

読みましたうぎゃー。うぎゃーーー。うぎゃーーーーーー。おぎゃーーーーーーーー。もうやだよー。羊水に戻りてーよー。

そういうわけで僕は男の子なんですけどあまりに胸をえぐられたのでテキトーに何か書きますね。たぶん全然上記を踏まえません。

あのー、僕、人間に美醜という感覚が備わってるのが憎くて憎くて仕方ない人なんですよね。しかもこの美醜を判断する感覚が快不快を判断する感覚とすげぇ仲良しでいつも二人三脚でスキップ踏んでるわけじゃないですか。これによって人間の理性とか倫理とかが敗北してるシーンって世の中にはなんぼでもあるわけで僕もその快不快の部分に振り回されてることって多々あるわけで、僕はその事実が悔しくて悔しくて仕方がないんです。しかも口を酸っぱくして日頃言っているとおり僕は四季の変化を愛でる心や萌え豚としての適性などが著しく欠落している人間でして、つまり美を見て快を得るみたいなメリットもまぁまぁ薄い方なんですよ。なので「醜い」を感知した際のデメリットばかりが目についてしまいます。たとえば醜いものを見て「うっ」となってしまったがために自分の中で貫きたい公平さを発揮するのに少しだけ余計なパワーを使わされたりするのも悔しいですし、むしろその「うっ」すら自覚的に感知できずそのまま公平さを欠いた判断を行っていたらどうしようと思うと気が気じゃないですし、もちろん自分が誰かに醜いと思われていたらと考えてしまうと朝昼晩寝れませんし自分が客観的に醜いことが誰かとわかりあううえでの障壁になっている可能性に思いを馳せてしまうともう今すぐ死んでつよくてニューゲームでやりなおしたくなります。そんな機能は人生には備わってないらしいので死にませんけど。いや死にたいですけど。

で、まぁそんなことばっか言ってると「ひどいやつだ」と思う方もいてるでしょうし現に「ひどいやつだ」と言われることもあります。「見た目で判断するなんて最低だ」とか「外見的な美しさよりもっと大事なものがある」とかそういうこと言われるわけですけど俺が言いたいのはそういうことじゃないんですよ。僕が言いたいのは、それは長さや重さがない物質なんてこの世に存在しえないようにどう目を背けようとしたところで美醜の概念は常に付き纏うものだからこそ厄介だっていう話なんですよ。まずその感覚が人間に設定されていることを受け入れないと始まらない。そのうえでどうしましょうかって話をするべきなんですよ。なので「美醜を意識するな」って考え方は僕の中ではありえなくてそれは例えるなら、水が良いか悪いかは温度じゃなくて味で判断されるべきだからそのためにはまず飲んでみないことには始まらないなので飲め100℃とか関係ないから温度じゃなくて味で判断するべきだからとりあえず飲めお前はこの煮え湯を飲め、って言ってるようなもんなんです僕からすると。

あとずるいなと思うのは、冒頭のリンク先でも話題にあがってるような「こうしたらもっとかわいいんじゃない?」みたいなことを善意っぽく言う奴。そういう奴で「容姿には寛大ですよ」とか「みんな違ってみんなかわいいよ」みたいなスタンスを並走させてるの見るとまじふざけんなよと思う。「もっとこうしたら私的にはかわいいと思うの」ってのはつまるところ出来るだけ自分の美醜の感覚と言動を一致させたいという自分の美醜の感覚への誠実さだよね?可能であるならば自分が「かわいいな」と思ったものだけに「かわいい」と言いたいし、そのためには現段階でかわいくないものにはもっとかわいくなって欲しいしかわいくなってもらわないと私が困るってことですよね?それってめちゃめちゃ美醜に肯定的だよね。それを心の底から認めてくれ。醜いものは見たくないという醜い感性を引きずりながらとぼとぼと生きているというその事実を認めてくれって思うんですよ。その事実は受け入れようとしない癖に人にかわいいとかもっとかわいくなれるとか言うのはずるいですって。いいよ、俺も認めるよ。今回のエントリは完全なシャドーボクシングだよ。シャドーボクシングでいいから。認めるから。だからお前も認めてくれ。認めてくれ。

まー、だからなんだという話で、結論もないんですけど。ただあの文章読んで、「人間は美醜に支配されてて辛い」ってことをすごく思い出したのでなんか書かなきゃってなっただけなんで。子供が犬見たら「お母さん、犬だよ犬!ほら見て犬!犬犬!」って言うのとあんま大差なかったです。

書こうと思えばなんぼでも書けますけど、胸焼けするんで書きませんけど、例えば貴方が倫理的に愛すべき存在がこんなに醜かったら貴方はどうしますか?みたいな。クイズ!ナルシスサンデルくん!みたいなことを考え出すと本当に辛い。いや、理性的にはある程度乗り越えられるのかもしれないけれども、極端な話見ただけで背筋がゾワッてする醜いものとか結構この世界にはあったりするじゃないですか、自分がゾワッとされる可能性は常にあって、ゾワッとされなかったとしてもそれは運で、たまたまで、そういう世界で生きてるということが、本当に辛い。

長々と結論出す気もないまま書き散らしてますが簡潔にまとめると「魂だけの存在になりたい」でした。いや、魂も見ての通りぐずぐずなんでもうどうしようもないんですけど。以上です。