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子供いない人に作ってもらうより子供いる人にもっと作ってもらう方が現実的なような

なんか少子化うんたらの話がここ数日やけに目につきます。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/20130330-00024161/

http://lkhjkljkljdkljl.hatenablog.com/entry/2013/03/31/162422

子供を作って育てるという話を今からしようかいや絶対めんどくさいしやめとこうかなと考えているこの今瞬間の僕こと俺は去年結婚しまして、ついこの前入籍から一周年を迎えたラブラブカップルのチンチンついてる方を担当している俺こと僕なんですけれども、そもそもの僕はというと結婚糞喰らえ派でして、それが何故今結婚しているのかというとこれはもう「そろそろ結婚しないと振られそうだから」というその一点に尽きました。式なんかもそこそこ普通のたぶんちゃんとしたやつを挙げたわけですが、僕の親戚の人とかは「あいつがこんなちゃんと式を挙げるだなんて全く期待もしていなかった、全部出来た嫁さんのお陰だ」と言った調子で、俺は学会で統一見解としてボロカスの評価を下される戦国武将かくらいの勢いで全部嫁に喜びの声を持っていかれたレベルで結婚なんてしそうもなかったかつての僕だそうです。そんな僕ですので、かつてはもちろん自分の子供を儲けるなんて糞喰らえ派だったわけなんですけど、結婚する時と全く同じようなノリで「嫁が強く子供を欲しがっているから作らなくてはならないなぁ」というワンパクな理由で家族計画を壁に掲げた麻布にチャコペンで書き記しているところです。なんかその方が雰囲気出てかっこいいし。子宝とか言うし、あと、この世はでっかい宝島みたいな言葉もあるし。

結局僕の目標はかつては「彼女に振られない、ずっと一緒にいてもらう」だったわけで、それをキープするためにはどうしても彼女の価値観を踏まえたところ結婚するのが必須になってくるらしかったので結婚した結果、今の僕の目標は「夫婦円満」にシフトしているわけですがまぁ字面が変わってるだけであんま変化ないですね。そこで次に彼女の価値観から考えるとどうも子供は欲しいらしいので、あーそっかーんじゃ作ろっかーって話です。かなり無理して「無計画」に作ろっかーといってます。計画し始めると絶対に100%うまくいく目処は立たないからです。不安はいっぱいだけど知らんがな的な。これはもう、「ゴム無しでヤりたいからヤってたら子供出来た」と「嫁の希望はなるだけ叶えてやりたいし二人が若いうちに作るほどいいので子供作った」はほとんど誤差だよね、というレベルで僕個人としては子供を作って育て上げる自信もないし子供が可愛いく思えるかの自信もないし、まぁでもなんとかなるだろう、という見切り発車甚だしい状況です。今はそれでいいのかなと思えてきてるんですけど。いや、まだ懐妊の予定もない段階で言うてるだけのことなんですけど。

まー不安はめちゃありますよね。まず僕の収入で言うと12月は年賀状の準備があるので芋判が売れて大体6万くらいにはなりますね。他の月は大体芋食って騙し騙しやりすごしてるんですけど。オナラビジネスを色々試してるんですけどなかなか収益化にはつながらないですし。子供作ると金がかかる、ましてや今は共働きですけど子供できたらそうもいかない、オナラをうまくマネタイズできるようになったとしても子供産んだばっかの嫁さんに芋ばっか食わせるわけにもいかないので俺一人で果たしてどれだけの芋が食えるのかどれだけのオナラを排出できるのか、オナラの総量がそのまま粗利に比例するので俺がどんだけプップやれるんだよみたいな話になってくるんだろうと思います。あと単純に子供とかわかんねぇよ怖ぇよ、とかの話もありますよね。僕は遺伝子ってめっちゃちっちゃすぎると思うんですよね。肉眼で見えなかったりするじゃないですか。僕そういう見れないものっていまいち信用ならないんですよね。甘栗は信用に値します。甘栗は見えるんで。ただ遺伝子、遺伝子はちょっとねぇ……。親父と顔が激似すぎて一緒にデパート歩いてて同級生に会ったら鉄板で指さして笑われてた癖に遺伝ってほんまにあるんかいな言うてるんですけど、遺伝子ってあんまピンと来ないんです。そうなってくると子供なんて他人みたいなもんで好きな人との間に儲けた子供やからってそんな他人とうまくやれるよみたいな自信は全然ないわけです。何%の確率でうまくれやれんだよ、と。お前は今までなんぼほどの人間と出会ってきてそのうち何%とうまくやれたんだよ、と考えると子供はうまくいかなかったら疎遠になればいいというものでもないので凄く割に合わないギャンブルだなとか思います。ナチュラルボーンキラーくるな~っ、頼むからナチュラルボーンキラーだけはくるなよ~ってレベルのギャンブルですよ。極めつけはそいつは俺と出会う直前の10ヶ月くらいずっと液体に浸かってるわけじゃないですか、そんなんただの宇宙人やないですか。

さて、ただでさえ「少子化」というめちゃでかいお題を取り上げたうえに特にこうだろみたいな意見もないのでとりあえずめっちゃ個人的な話から入ったところ、このままこの感じでいくら書き進めても絶対にどこにも着地できないことを悟った僕はここでググって資料にあたることにしました。

http://www8.cao.go.jp/shoushi/whitepaper/w-2011/23webhonpen/html/b1_s2-1-1.html

このグラフからテキトーに思いつくまま憶測を書き連ねてお茶を濁して終わる方向を、僕のまなざしはただまっすぐに見つめています。

まずひのえうますげーっ! なんかそんなのあったなと思ってググったら八百屋お七に端を発する迷信でしたっけね。八百屋お七っていうのは江戸時代に実際にあった話で、八百屋で働くお七ちゃんという女の子がいたんですけど、その子の惚れた男性というのがとにかくお小水がたくさん出る人で火事になるとすぐに駆けつけてみたいなまあいいんですけど。次のひのうえまは2026年とのことで、その頃まだ迷信が効力を発揮するかは不明ですけどめっちゃ楽しみですね。少子化の話してる時に何が「めっちゃ楽しみですね」か分かりませんけど。

話戻すとパッと見でも思ったより深刻そうでげんなりしました。気になったのは、たぶんこのグラフには書いてないと思うんですけど読めてないだけだったらすいません、結局のところ子供がいる所帯の割合ってなんぼくらいなのよ何世帯なのよってのがすごい気になります。この出生率1.39っていうのはたぶん割るところに子供いない人も全部入ってたと思うんですけど、産んでる人らは2人3人儲けてるのが当たり前で、産んでない人らがめっちゃおった結果の1.39だと結構まじでしんどいなと思う。もし逆に、単純に今1人作ったけどどうしよっかなみたいな層がある程度厚いんだったら、一番支援して効率いいところはそこなんじゃないかなと思う。子供作らない派の懐柔よりかはよっぽど効果ありそう。

と思ってもう一回それっぽいキーワードでググり直したらこんなんありました。

http://www.stat.go.jp/training/2kenkyu/pdf/gakkai/jinko/2011/nagao.pdf

これの33,34ページ。一人っ子家庭が軒並みもう一人産んでも出生率2.0にはまだ届かなさそうですね。駄目でした。ていうか、子供いない家庭多っ!

それでもとりあえず、今から考え直すのめんどくさいのでこのまま既に子供がいる層を大事にすればいいんじゃない?って話をします。

例えば「作りたいけど作れない派」がどんくらいいるのかも知らないですけどそれを減らす方向で動ければ一番健全だとは思うんですけど、これをやろうとするといまいち握り方が分からない、というか握れないですよね。まず作りたいのか作りたくないのかがよくわからないし、何せさんざ僕が子供欲しくなさを書いてるように、こういう問題ってネガティブに考えだしたらキリがないわけで、「じゃあどうしたら子供作ってくれるのよ?」「う~んどうかな~?」みたいな話はしゃらくさくてたぶんやってらんないわけですよ。現実的な範囲でいくら子育て支援をしたところで不安が完全になくなることってないですし、何だろうと産む人は産むし産もうか迷う人は迷うでしょう。それだったら子供が出来てなんとかかんとか育てている人たちが「二人目どうしよっかな~二人目はちょっとハードル高いよなぁ~二人目は無理かな~*1」つってるところに「意外となんとかなりますって。もう一人頼みますよ。支援もしますよ。」って話をした方が結果としてより短期的な全体の出生率の増加にはとりあえず繋がるような気がする。

結局子供作るのって理屈じゃないんだろうなと思います*2。僕だって理屈で考えるとほんとイヤだほんと子供いらんな怖いなと今でも思うは思うんですけど、それはもうなるだけ捨てておくことにしました。捨てられる理由は人それぞれだと思うんですけど、結局そこの理屈捨てた人が子供作るんだと思います。そう考えると、理屈を捨てろってやっぱ万人に言うってのはようできないので、とりあえず今は理屈捨てて作ってしまえる人たちがもっと作りたくなるようなバックアップをする方向だけ考えておきゃいいんじゃないかと。あんまわかんないんだけど、将来が不透明だから産みにくいって発想自体がそもそもせいぜいバブル弾けてからのここ20年くらいじゃないんかな。その前の10年間はどっちかっていうとレールに乗れれば死ぬまで安泰だから子供は作れるだけ作れるんじゃなくて、数は押さえてお金の投資先を絞るみたいな理由の少子化で、それより前は見切り発車が当たり前だったと思うんだけど、完全に想像で書いてるから詳しくはあんま知らんけど。それがやりにくい時代になってるのは分かるんだけど、それでもまだ作りたいと思って作ってる人の方がさっきのグラフ見た感じだとまだ全然多いんだし、「作らない人にどう作ってもらうか」は置いといて「二人目、三人目、四人目をどう作りやすくするか」を大事にした方がいいんじゃねぇかな。子供の総数が増えてそこらへんのバックアップが充実していけば結果的にそれは一人目作る決断がなかなかできない人の背中を押すことにもなるんでしょうし。

絶対そんなシンプルな問題じゃないしじゃあ具体的に二人目三人目を作るってどうすんねん所得ないねんぞ、とかあると思うんですけど、とりあえず言いたかったことは「どうして作らないの?せめて一人でもいいから作ろうよ?」みたいな話は一回全部脇に置いて考えてみてもいいんじゃないかな、っていうことだったみたいです。とりわけこの話って「子供作ろう派」vs「子供作らない派」になりやすいんで。少数精鋭が産みまくりやすい社会を目指す話なら少しは対立的な構図も和らぐんじゃないの的な。まぁ、またそこから独身税とか子無し税はヤダぞみたいな話とかも出てくるんでしょうけど。

あとは、出生届と一緒に提出したら100万円もらえる券ね。しかもそれを青春18きっぷみたいに5枚綴りで配る。たぶん意外と使い切っちゃうやついるよ。「やった双子だ!200万ゲット!」とか言って。

最後に念のため、少子化を懸念して子供を作るみたいな感情は1ミリもないです。ごく個人的に作ろっかなって思ってるだけです。以上です。

*1:二人目になると敵を倒した時にいわゆる撃ち返し弾が発生するからな~みたいなボケをしようと思ったんですけど、グラディウスネタをここで挟む意味がちょっと見つかりませんでした。

*2:理屈でなければいったい何なのか。僕はKANだと思います。