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「優先席には空いてても座るな」の意味

まじで意味わかんなくないですか?「優先席はお年寄りや妊婦に譲りましょう」は意味わかるんですけど「優先席には空いてても座るな」は意味わかんないですよ。たまにいるんですよ「座るな」っていう奴。「な、なー!?」つって僕はハラワタ煮えくり返るんですけど、お前そんなもんお前終止形に「な」つけたらお前それ禁止ば意味しとっとよ。ほんなことこの子は。母ちゃんが、この席ば座るまでにどんだけ歩いたかわからんとか、ほんなこと。お年寄りが来たら、子連れが来たら、妊婦さんが来たら席ばすぐにどいたるっちゅー覚悟がわからんか、このアホ息子!っていう感じで僕はそれを言われる度に結構イラっとしてて。『純と愛』の武田鉄矢観てる時くらいイラッとするんですけど。むしろ金八先生やってる時なんかよりよっぽど演者の実像に近いんだから嘘がなくていいじゃないかとも思うんですけどどのみちイラッと来たので、もうオレ武田鉄矢嫌いだなっていうそれだけの話なんですけど。ええやんけ、然るべき時には席譲るんやからええやんけ思ってたんですけど、何故「優先席には空いてても座るな」という意見があるのかが最近ようやく分かってきたのでメモに捧げるバラードです。

あのー、僕今年で28歳になるんですけど、端的に言って疲れてる時に座ってるところから立ち上がるのめっちゃパワー使いますね。しんどい。立ち上がる度にどっこらせって言いそうなります。アイアムどっこらせジェネレーションですわ。で、こうなってくると初めて気づくわけです。「あ、俺はこのまま空いてるからと言って優先席座ってるといつかサボる」と。具体的には寝たフリを敢行する可能性があります。だって現に眠いんです。お館様ー!眠いです!風の如く睡魔がやってきて林の如く眠りこけ火の如く夢を見ます!その結果僕は山の如く優先席を譲らない可能性を内在する僕こと俺です。言うてね僕もね、お年寄りには優しくしましょうくらいわかっとるって話なんですよ。出来ることならそうしたいって話なんですけど、立つために消費するパワーが日に日に増してってるわけです。一方でこれと反比例的に僕の怠惰な気持ちが減退していってくれればツジツマは何もかもツジツマってオールオッケーなんですけど、どうもそうではないんですよ。子供の頃に僕が思い描いていた大人像に反して俺は今でも怠惰な気分を振り払いながら生きてるわけです。「大人になってもあるじゃん怠惰」って思いながら生きてるんです。ギリギリなんですよ。なので、もうあと一押し背中を押されてしまうと、例えば優先席に座る俺の前に立ったジジイが極度に武田鉄矢に似ているだとか、やたら声がでかいババアだとか、そういう一押しがあると俺は寝たフリをし兼ねないわけですよ。それは良くないですよ。老人には席を譲りましょうってのは然るべきマナーであって、俺が俺の大好きなおばあちゃんに似た老婆にいきなり声かけてエスコートしたら頭おかしい人だと思われるのと同様に、自分があんま好きじゃないからって優先席譲らないってのも良くないことなわけです。老人は平等に扱ってこその紳士なわけです。なのでそこ徹底できりゃいいんだけどね。自分の意思をいつだって優先して行使できりゃそれでいいはずなんだけど。自分だって他人同様信用ならないのが生きてて辛いことの一部か或いは大半なわけで。どっこらせすげーパワー使うから、誠実vs怠惰の構図に持ち込んじゃった時点で、誠実負けちゃう可能性って絶対残るしね。そんな勝負が発生する可能性あるくらいなら我慢して立ってたほうがいいや、みたいな。そういうわけで他人に言われるの面倒なので優先席座らなくなって久しかったけど、最近は割りと腑に落ちた状態で優先席空いてても立ってるようになりました。

あとこれ余談なんですけど、優先席は老人に譲りましょうは正なんだけど、むかつく奴はやっぱいますよね。漫画かよって話ですけど、一回だけマジで杖振り回して「老人に席を譲れ」みたいなこと言ってくるジジイに出くわしたことあったんですけど、やたら高圧的な態度で年上がなんか言ってきた時の対処ノウハウが学校の先生しか思いつかなくて「意地でも無視して席譲らんぞ」って一瞬思ったんですけどそれマナー的に俺ダメじゃんって思って譲ったけど。もしああいうジジイにまた出くわした場合、優先席座った状態でエンカウントしたらそれだけで不利だな、みたいな気持ちは少しだけある。

更に更に余談だけど、完全にハイキング行く用の完全武装したババアが階段じゃなくてエレベーターを使うの見かけると、笑える。

まー。ライフハック系の自分ルールなんかは自分も信用ならない前提で組み立てることが多いけど、マナーの話になると途端に自分はこれだけやってるんだからつって他人への要求も上げるみたいな、そういうノリ多いけどそれ結構しんどいよね。以上です。