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ズイショさんのブログはズイショさんの人生のズイショで更新されます!

cakesはどこからやってきた

はー、物書きとしてちやほやされてー。人気者になりてー。ちょっと変わった感性を持ってる人だと思われてみんなに一目置かれてー。でも自分ちょっと違う感性持ってるんでみたいな顔をするのはハードルが上がるだけなのでそれだけはごめん蒙りてー。あくまで自分はみんなと同じふつうに生活しているふつうの人でちょっと他人とは違う生い立ちだったり経験だったりもしてるかもしれないけどそれは人それぞれでみんな大なり小なりみんなそうだしだから自分は何も特別ではないと思っててふつうだと思ってるよ、ただ自分がありのままに思って感じたことをふつうに書いてるだけで本当にそれだけなんだけどそれが誰かに届いて少しでもなにか誰かの力になるのなら私にとってそんなに喜ばしいことはないです、くらいのスタンスでいてそのうえでちやほやされてー。やっぱそう考えると物書きが一番ラクだわ。絵を描くにしても音楽やるにしても映像撮って公開するにしても芝居を作るにしても踊ってみるにしてもそれはやっぱ見てくれる人ありきの表現って感じになっちゃうしそうなるとハードルも上がっちゃうし、何よりなんかその承認欲求みたいな見て見て!みたいな感じでいくのは、私にはどうしても表現したいことがあるんです!みたいな感じでいくのは、ちょっとスマートじゃないっていうか必死感があって嫌だし。そうじゃなくてあくまで私はそういうのじゃなくて、思って感じたことを、ありのままに素朴に、なんの功名心もなく書いただけなの、誰かに褒められたいとかそんなんじゃ全然なくて、いや、無人島でも私きっと同じように書いてたと思うしいやこれはマジで、の感じでいきたいわけ。そう考えるとやっぱ物書きだよね、ただ物書きと言っても小説とかは絶対だめね、それはここまで読んでてわかるでしょ。本当に人生賭けて小説書いてる人とかもいっぱいいるし、あと長いから考えるの大変だし。そういう構成とか構想とかは自分一人でがんばるのは無理。企画を出版社に持ち込むとかも無理。なんかそうじゃなくてさ、自分の経験に基づいて思ったこと感じたことをインターネットでちゃちゃっと文章書いてたらさ、それがたくさんの人に「これは素敵な文章だね」って褒められて、それがなんかあれよあれよと話題になって出版社だか編集社だかに見初められて「君、ちょっとうちで書いてみない?」みたいなそういうのがいいのよ。あくまでプロの書き手じゃなくて私はただ素朴に自分の感じたことをありのままに書いてただけなんだけどそれに共感する人たちがたくさんいたみたいで嬉しくなってちょっと頑張って更に良いものを書こうと思いました、くらいの感じでいきたいの。あくまで市井の人のままでいたいの。なぜなら私は市井の人なのでもちろん右も左もわからないのは当たり前なんですけど、右も左もわからない私は何も悪くないんですけどなぜなら私は市井の人だから、そんなただ思ったことをありのままに書くだけの右も左もわからない私を手取り足取りサポートしてくれて最後まで面倒みてくれた編集の方々、私の文章を読んで応援してくれたみなさんありがとう、お陰でいい本が出せました、くらいの感じで単著が出せたらそれがベスト。書くうえで心がけてることはありますか?って聞かれたらそれはもちろんそれなりにいい感じの答えは用意しておくけど、それもあくまで書き手としてのプロの矜持とかじゃなくて、ただ素朴に感じたままを書く私が大事にしたい手触り的な!?手触り的な!?そういう話だからね。プロじゃないの、素人のまま、素朴なまま、なんで僕に聞くんだろうくらいのスタンスでやっていきたいのよ。

そう考えてそんな一発を目指してネットで文章を書いてる人ってマジでたくさんいると思うんですけど、ここ数年でそういう需要の芯を食ったのがnote、そしてcakesって感じなのかなぁと思ってて。これ、あそこらへん界隈で売れていってる人たちとか今回の騒動の人とかはだいたいこんなこと考えてるんでしょ、っていう話ではなくて(今回の騒動の人に関して言えばもともと表現者だし)、そういう人たちに憧れて自分もそうなりたいって考えてる人たちってだいたいこんな感じで、そういう人たちがnoteの下支えでしょ、って感じ。

なので、cakesの編集の批判するべき点についてはどんどん批判すりゃいいとしても、結局こういうことをぬるく夢見ちゃってる奴がたくさんいてそういう人らがあの界隈を盛り上げてて需要があるからこそ彼らが欲している「見出す人」役を雑にやっちゃう人たちが出てくるんだよね、素朴さで共感を獲得してちやほやされたい功名心、それがあるからこそ「自分より先に見出された人」に共感して共感して共感して応援することで「次に共感されてちやほやされるのは私だ」って夢見る人たちに目をつけて、もし仮にcakesがなくなっちゃったところでさ、色々な書き手に擦り寄る第二第三のcakesみたいなのはなくならねえんだろうなぁと思ったのだった。まあ、だからこそそういう畑を耕した第一人者であるcakesちゃんとしろって話なんだろけもね。文春と力を合わせて。文春と力を合わせて!?

以上です。

サービス精神旺盛すぎて床屋の親父が前髪切ってる時も話しかけてくる

あのー、まぁ、クソつまんねえブログをいつまでも飽きずにダラダラ書き続けてる人ズイショさんについては、まー諸説ありまさあな。

雑な見解と口から出まかせ思いつきのつまんねえギャグのオンパレードで牛の小便みてえないつ終わるかわかんねー文章をだらだらだらだら書いてて、こいつは本当にインターネットでしか人に話聞いてもらえねえんだろうな、現実ではさぞ誰にも相手にされずコンビニの店員にメルカリ便を頼む時すらしどろもどろの転売ヤーなんだろうみたいに思ってる人達もきっといるんだろうなと思います。猫もいると思います。にゃ〜ん。豚さんもいると思います。ぶーぶー。鯨さんもいると思います。ホエ〜ル!!でもね、みなさん聞いてください!はいはいはい!ズイショさん喋りまーす、みんな聞いて!静かにできる人ー!ズイショさん喋るから静かにできる人ー!

にゃ〜ん。

ぶーぶー。

ホエ〜ル!!

はい、でも実はねズイショさん、こう見えて外ヅラはいいんです!なんならサービス精神旺盛で積極的に会話を盛り上げたりとかできるタイプなんです!実は別に、ネット弁慶とかではないんです!あとネット弁慶の語源って内弁慶ですけど、「嘘松ってネットスラングおそ松さんは何も悪くないのに、ひどい言葉だよね」って言うけど弁慶もまあまあかわいそうだよね。むしろ嘘松スラング界の始祖だよね。昔から人間って、変わらないんだね。

あのー、もうええ年のおっさんなんでね、美容院はいいかなって数年前から思うようになって。床屋に通ってるんですわ、ずっと同じ床屋に。あのー、違うんですよ、なんか1000円カットの床屋と美容院をうまいこと使い分けていい感じの髪型をコスパ良く維持するライフハックみたいなのじゃなくて、ただただ床屋に通ってるんですよ。貧乏学生がチャーハンと半ライス頼んでそれを混ぜて実質山盛りチャーハンにするみたいな感じじゃなくて、ただただ白米だけを食べるオシャレ貧乏をやってるんですけど。白米にラー油も垂らさないからね!!

今のは「ワックスもつけない」をうまいこと言おうとして事故ったやつです。

そんな感じでね、男はおっさんになると「だってほら高倉健っていつも同じ髪型でカッコ良かったじゃん」の境地に辿り着き、床屋に月1で通うようになるんです。いわゆる不惑ってまあそういうことだと思うんですけど。

でね、この通ってる親父の床屋がまあ喋る。ずっと話しかけてくるんだ。今ついてるテレビの話から話題振ってくるから、こっちも返すじゃん。和歌山でパンダ産まれて盛り上がってるみたいやねぇ、言われたらパンダの繁殖が如何に大変か、パンダが如何に草食男子でパンダとオスとメスのお見合いが如何にうまくいかないかみたいな話するじゃないですかこっちも。もじもじしてまうんですわパンダ、やっぱ盛るんやったら笹ばっかじゃなくて肉も食わんとあきませんなぁ、とか言うじゃないですか、床屋のおっさんに合わせて。ノムさんやっぱ嫁さん死んでから元気ないなぁ思ったら死んでもうたな言われたら、ノムさんとサッチーの仲良しエピソード喋るじゃないですか。なんならついでに落合の息子、実は今、声優頑張ってるんですよって話もするじゃないですか。

そんなんやってたらね、扱いがどんどん雑になってきてね、なんかネタとか振られるようになってくるんですよ。定番がね、髪切って髭剃ってシャンプーして全部終わってってタイミングでおっさんが「最後なんかつける?(ワックスとか)」て聞いてくるから「じゃあなんかつけてください」言うたら「リボンつけよか」とか言うてくるんですよ。で、しゃあないから僕も「ポニーテールにしてください」言うて、スポーツ刈りなのに。で、それで床屋のお客さん含めドッわはは!みたいな。ええて、そんなん、もうまじでええから思うんすけど、それを毎回やられるもんだから、もうこっちで先に処理するようになってきて、「なんかつける?」「12月、クリスマスやから靴下つけてもらえますか?」みたいな。「ほな、髪は緑にせんとあかんね」「いやしないですよ!どんな客単価の上げ方なんですか!」どっワハハ!みたいなのをずーっとやってて。おかしいなと思ったのはね、アシスタントやってる床屋のおっさんの奥さんがね、シャンプー中に話題を振ってからのね。床屋やから前シャンですよ。頭からザバザバお湯をかけられてる中で、「ところでズイショ君、私ね、最近あのドラマ見てるんよ、今日から俺は」とか言うてくるんです。前シャンですよ、前シャンなんやから俺が今喋ったらどう考えても口にお湯がいっぱい入ってきて初心者向けの溺れ体験ができるんですよ。でも話しかけてくる。そんなん話しかけられたらもう、あの監督はね、ちょっと前にアオイホノオってドラマがウケてね、昭和ノスタルジーみたいなのの需要を見抜いたんやと思いますわ、奥さんGTOとか見てました?反町隆史の。あ、見てました?アレも、まあ、今日から俺はと厳密では同世代ではないですけど同じ系譜で、ヤンキー漫画みたいなの昔あったんすけど、みたいな話するじゃないですか。シャンプーの泡が口に入ってきてるなー思いながら。

そんなんをずっとやってたらね、この前行った時にね、ついに親父が。床屋の親父が。ついにね、俺の前髪切ってる時も話しかけてくるようになりましたよ。うわ、前髪きられるやん思って、髪が目に入ったら嫌やから、すーって目ぇ閉じてたら、テレビでなんか和歌山で熊がよく出るみたいな特集やってて、そしたらおっさんが「熊怖いな、ズイショ君、熊会ったらどうしたらええかな?」言うてきて、みなさん見たことあります!?客の前髪切ってる時に大喜利のお題出してくる床屋!!前代未聞の床屋だと思いませんか!!??

ほんで、もーしゃーないから、「寝るのはあきませんな、熊は好奇心旺盛なんで寝たらむしろ興味示してくるから」みたいな話して、テレビもなんか呼応して「熊も人間と闘いたいわけではないので、初撃を打ち込んだら向こうから逃げるんで、頭だけ守りましょう」みたいなこと言うんですよ、「痛いのはしゃーない、命守るためにまずは頭守りましょう」言うてて、めっちゃおもろいやんけ。夕方の情報番組でする話じゃないやろ思いながら、ほらテレビも言うとりますわ、寝たフリよりは初撃の防御ですよ言うて、この間ずっと前髪切られてて、切られた髪が口に入るんすわ。喋らなきゃいいのに。口を今すごくンパッてしたいんですけど、それもなんか床屋のおっちゃんを申し訳ない気持ちにさせてまうしなー思いながら、ンパッてしたいな、今すごく口をンパッてしたいなって思いながら僕は喋るんですよ。カット2200円だから仕方ないか〜って思うんですけど、果たして本当にそう!?

ほんで、カットが終わってさ、またシャンプーなんだけど、ここでも話しかけるわけ。前シャンでシャンプーされてる時に、俺に前シャンしてる奴が「今年も年末に孤独のグルメやるらしいね」って言ってくるわけ!で、俺はまた前シャンで口に泡がガンガン入る中、バイプレイヤーズ映画化するらしいっすよ、て言うの。大杉漣の話に広げていくの。シャンプーの泡を飲みながら!!

でさ、その横で、床屋のおっちゃんはさ、次の客の大学生くらいの男のカットを始めてるんだけどさ、なーーーーーんもしゃべってねえのよ。最初にちょっと床屋の親父がさ、「鬼滅の刃の最新刊、全然買えへんわ」って言って、髪切られてる若者が「あー」て言って、俺が泡食いながら大杉漣の歴史を語ってるあいだ隣の席ずーーーーっと無言!!それでもいのかよ!喋らなくてもいいのかよ!じゃあ俺もそうしたいよ!

なんだよも〜〜!!!!!!

俺がいい客なのか悪い客なのかもわからないし、せめて元取ろうと思ってこの話をネットに書いてるのが正しいか正しくないかもわからないし、俺はもう何もわからないからこれを読んだ人々が決めてくれ。

以上です。

おいこらウィズコロナ想定してないマンション買ってたやんけ!!

掲題の通り、はてな民みんな大好き持家vs賃貸問題、賃貸派にめちゃめちゃ馬鹿にされる記事です。

あのー、言うてる間にコロナ元年も終わりですけどもね。2020年も色々あったねーとみんなが思ってるけどもその色々を思い出す写真が全然ねえっていう。なぜならどこも行ってねえから。家で楽しく餃子パーティーやってる写真を撮ってるやつとかもたくさんいるんだろうけど、Instagramハッシュタグ餃子パーティーで検索したらなんぼでも出てくるんだろうけど、そういう、大変な時にも私は楽しむ心を忘れてないんだよみたいなやつも、そういうの俺興味ねえから!絶対そういうのやりたくねえから!!来年はみんなで一緒に来ようねみたいなコメントつきで夕暮れの浜辺で一人でコロナビール飲んでるっぽい画像をあげるとか、絶対ぇ俺はやりたくねえから、写真がねえ!!色々あったけど写真だけがねえコロナ元年があと1ヶ月で終わろうとしているわけなんですけども。

あの、話変わるんですけどね、僕去年マンション買ったったんすわ。持ち家。夢のマイホームですわ。いや、夢のマイホーム言うてもそんな大層なもんじゃなくて、なんか夜中に一人でたまに公園でストロングゼロ飲んでる時に俺に近づいてくるジジイがいて、そいつがテトラー渡してきよるんすよ。お前の腕を見せてみろって。いや、最近の若い人ってテトラーって言われてもわからんか、あのね、テトリスっていう名作ゲームがあるじゃないですか、いやわからんか、最近の若い人はテトリスわからんか、Switch持ってたら遊べたりするんだっけテトリス、あのーテトリスっていうのは簡単に言うと穴を作ってそこに棒を刺すゲームなんですけど、いや淫魔か!自分で穴も作れるし、自分で棒も刺せるってそれお前淫魔か!言うてね。第二次性徴期の淫魔か!いうて、淫魔はね、男の淫魔はインキュバスで女の淫魔はサキュバスなんですけど、第二次性徴期までは男でも女でもない存在で、初めて好きになった相手が男ならサキュバスに、女ならインキュバスになるらしいんですよ、まあ地獄先生ぬ〜べ〜で聞いた話なんでそれがぬ〜べ〜独自の設定なのか一般的な設定なのかわからないんですけど、いや、最近の若い子は知らないか地獄先生ぬ〜べ〜なんて。地獄先生ぬ〜べ〜ってのはですね、

いや進まねえってーー!!全然進まねえって話が。ちょっとなんか言ったら説明に次ぐ説明になっちゃって、家買った話に全然辿り着けねえじゃん。だってこれこのまま続けたらグランダー武蔵の話になるじゃん、ぬ〜べ〜の連載終わった後、作者の原作作画コンビはグランダー武蔵バス釣りブームに対抗するべく、ルアーが喋るよくわからない釣り漫画を連載させられるんだよグランダー武蔵っていうのはね、てなっちゃうじゃん!そんなブログ読みたいやついる!?グランダー武蔵なんであんな流行ってたの!?当時ブラックバスなんて外来種が都会から田舎までそんな満遍なく違法に放流されてたわけないじゃん!?なんでそんなバス釣りがジターリングより流行ったの!?それはわかるだろ!!ジターリングなんかやって何が面白いんだよ!!ジターリングよりバス釣りが流行ったのはわかるよ!!

そんなわけでですね、本記事はここまでの文章がなんの話をしていたのかはだいたいわかる、ちょうど持家か賃貸かで悩むくらいの僕と同年代の方向けの文章です。本当かよ!!

で、まあ、家買った話に戻るんですけど、公園で酒飲んでたらジジイがテトラー渡してきてね、これで俺のハイスコア超えたら普通なら3000万以上する家を1000万で売ってやるよって言われて、で、俺は見事ジジイの記録を更新して、そのうえ一発でおやじっちに進化させたので800万まで値引いたんですよ。最初に言おうと思ってた話はこれだけだったんですけど、この話もボケっていうか嘘なんですけど、ここまでの話、まじで何??

でさ、家買ったったんですわ、3LDK。で、これが去年ね。いや、いい家買うたわ〜言うて。嫁と息子と家族3人、ここでやってこなー言うて。で、言うてる間にコロナが来て、ですよ。緊急事態宣言ですわ。リモートワークが始まるわけですな。

世の中には家ではできない仕事で生計を立ててる方々もたくさんいらっしゃって、本当にみんな大変だったろうな思うし、大変な状況は今も何も変わってない今なのでなんだか申し訳ない気持ちにすらなるんですけど、僕は幸いにも会社にいようが家にいようがパソコンさえあればできちゃう仕事なもんですから。あの、ロボットかどうかチェックするための信号機とかバスが入ってるパネルを選ぶやつ、みなさんが日々入力してるアレがほんまに間違ってないかどうかを一個一個チェックするバイトですよね。

「え?アレって人がやってるの?」ってのはよく言われますけどね、僕がやってます。人間がやってます。「え、え〜!?」て思うでしょ?でもよく考えてください。アレ、ロボット避けなんですよ?ロボット避けのチェックをロボットにできるわけないじゃないですか?全部人間がやってます。僕もその一部です。50万くらい払うと資格が取れるんです。

それでさ、いやー本当によかったねとか嫁と話してたんですよ。保育園にも行けないもんだから毎日家に家族3人、僕は仕事もあってさ。前の小さな2DKだったらたぶんもっときつかったよね、今の家に引っ越した後にコロナが来て本当によかったよねー、なんつって。それは本当にそうだもんね、ついてたねーなんつってね。

で、その後さ、コロナと、リモートが、全然終わらねえのな。もうぼちぼちコロナ元年も終わりですよほんと。まだやってる。この調子じゃ来年も続きやがるぞコロナって感じなんですけどね。

最近、体がしんどかったんですわ。夜にソーシャルディスタンス意識しながら散歩したり、運動不足は避けるようやってたんですけど、まあ身体がしんどい。なんでかなーなんでかなー、怖いなー、なんでかなー海に漂ってる昆布から出汁が出ないのなんでかなーってずーっと考えてたんですけど、その答えに最近ぶち当たりまして。

単純に俺の仕事環境が悪いっていう。いや、さっき3LDKって言ったじゃないですかー。言ったんですけどー、部屋の構成がね。まず南向きにリビング、LDKが20畳くらいでズドーンとありまして、で、そことつながる10畳くらいの中洋室がありまして、あとは東向きの8畳くらいの洋室がありますわな。で、あと北向きの4畳くらいの小部屋があるんですわ。

で、俺、この中のさー、北向きの、しかも窓の向こうは廊下だからカーテンも開けられない4畳くらいの部屋でこの一年近く仕事してたんすよー。そりゃ調子悪くなるわ、てこの前くらいに気づいて。言われてみれば座敷牢かよ!みたいな。いや、効率厨の各位におかれましては「馬鹿じゃないの」と思われると思うんですけど、厄介だったのがさ、リビングと隣接してる中洋室ね。ここの部屋がさ、最近流行りの壁ぶち抜き型の中洋室なんですよ。壁があってドアがあってみたいなんじゃなくて、全面引き戸みたいな。最近よくあるじゃん、そういうの。リビング学習とか流行ってるしさ、部屋としては分かれてるんだけどすごくシームレスで、ゆくゆくは子供がここで勉強するんだろうなみたいなそういう家設計になってたんだよね。そうすると、そんなオープンで仕事するのはな、てなるじゃん。そこはリモートワークする場所ではない設計で、そういうコンセプトでやってるんだから。そうするとあとは8畳の部屋と4畳の部屋だけで、8畳の部屋の方は寝室だからさ、残るのは北向きのカーテンも開けられない4畳の部屋しかなかったんだよね。

ちなみにこの部屋はもともと、将来的にはリビング学習するから自室に一人で籠るのは夜だけだしいいよねみたいな想定の一人息子の部屋、今は物置、みたいな感じで考えてたからさ。俺はだって仕事がパネルに信号機が入ってるかどうかを見てるだけで、プライベートではパソコンなんて全然触る機会がないタイプだったから、書斎もいらないし、パソコン部屋もその一角でいいよー(スマホあるし)ってスタンスだったから、一番小さな座敷牢みたいな部屋にとりあえず会社仕事もできるパソコンを置いてたんだけど、気づいたら俺そこに一年くらい勝手に自分の意思で閉じ込められてたんだよねー。

いや、この話の怖いのってさ、さっき言ってたリビング学習前提のぶち抜きモデル。リビングと隣接するでかい部屋の壁ぶち抜いて開放的な空間を作るっていうコンセプト。これ、リモートワークで毎日おうちで働く人がいることを全く想定してないコンセプトなんよな。俺もそれに気づいたのつい先週くらいでさ。このコンセプトを受け入れて買った家ゆえに、緊急事態のコロナ禍で、余ってる座敷牢みたいな部屋で1日8時間を過ごしてたんよな。あれはもう、巣篭もりする熊にとっては夢のような環境かもしれないけど、人間にとってはなかなかキツい環境だったんじゃないかな。

つまり、我が家はそれに気づくやいなやアズスーンアズで、中洋室に俺の仕事場としての役割も兼ねられるような役割を与えるべく、本棚から何やかやをひっくり返して、座敷牢の4畳を本当の倉庫兼何かに押しやってでもそうする決断をしていい感じに今は自然光を浴びながら仕事できるようになったからいいんだが、じゃあでも俺が座敷牢みたいに使ってたその部屋は息子が大きくなった時にどうするの?みたいな問題は先送りにしてるわけで。

いや、これはねー、賃貸派には笑われるだろうけども、リモートワークを前提としない設計の家を買った人たちみんなどうしてんのこれ、みたいな。とりあえず俺は大規模な模様替えでお茶を濁してるけど。みんな俺みたいな座敷牢リモートしないでもうとっくに対応してるの?いや、そんなことないでしょう、一時的なものだし家の一番すみっこで働いてるやつそれなりいるでしょ。あ、そうだ、みんな家の写真撮ろう!で、模様替えしよ!で、来年くらいにあの時こんなインテリアにしてたねー!て。それを今年の思い出の写真にしよ!よっしゃ、それでいこ。めちゃめちゃ伏線回収してるバリバリ最強ナンバーワンじゃん!よっしゃ!

以上です、