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ネタバレU.S.A

ネネネネタバレ注意!!
ネネネネタバレ注意!!

 

C'-C'-C'-C'-C'-C'-C'-C'関羽死ぬ

C'-C'-C'-C'-C'-C'-C'-C'関羽死ぬ

 

美樹本!
猿の惑星は地球

 

美樹本!
ブルース・ウィリス死んでる

 

美樹本!
シロガネ山にサトシ

 

美樹本!
エースの父親はロジャー

 

男坂のぼりはじめたばかりだ


ほむらは何周もやってきた


西村雅彦最後刺す


ディスク1でエアリス死ぬ

 

C'mon, baby ネタバレ
青豆と天悟はヤる

 

C'mon, baby ネタバレ
箱の中身 嫁の首

 

C'mon, baby ネタバレ
平匡とみくりもヤる

 

C'mon, baby ネタバレ
オリエンタル急行全員犯人

 

C'-C'-C'-C'-C'-C'-C'-C'花京院死ぬ

 

犯人ヤス!
腐海は逆にキレイ

 

犯人ヤス!
和也の死に顔キレイ

 

犯人ヤス!
真の黒幕は羊

 

犯人ヤス!
シャアもクワトロも池田

 

女の正体そりゃ鶴以外ないし


死体と思ってたそれジグソウ


かわいそうなゾウの死因餓死


江戸も平成も終わるのさ

 

C'mon, baby ネタバレ
節子も清太も死ぬ

 

C'mon, baby ネタバレ
智子キムタク 生で走る

 

C'mon, baby ネタバレ
パパスもぬわ~~~と死ぬ

 

C'mon, baby ネタバレ
瀧と三葉出会える

 

C'-C'-C'-C'-C'-C'-C'-C'海南勝つ

C'-C'-C'-C'-C'-C'-C'-C'海南勝つ

 

C'mon, baby ネタバレ
日本は戦争負ける

 

C'mon, baby ネタバレ
半沢直樹 最後左遷

 

C'mon, baby ネタバレ
誰を撃ってるんだ松田

 

C'mon, baby ネタバレ
ルークのおとん ダースベーダー

 

C'-C'-C'-C'-C'-C'-C'-C'カーズ死なない

C'-C'-C'-C'-C'-C'-C'-C'カーズ死なない

ファーストシューズ

満面の笑みで青っ洟を垂れ流す息子の鼻を「これが砂金だったらいいのになぁ」と言いながらティッシュで拭っていたら嫁に「またつまらないことを言って」と笑われた。

息子はいつからか非常に俊敏なハイハイをする男で、あのまだ現実じみていた頃のテニスの王子様の、伊武戦で披露した越前リョーマのあの最初の一歩がめっちゃ速いじゃんみたいなハイハイの使い手で、それなりに距離があったはずなのに一瞬目を逸らしてまた振り返るとザンギエフスクリューパイルドライバーで巻き込めるくらいの距離まで俺に接近しているゴキブリみたいなスピードのハイハイを繰り出す、そんな彼だ。

そんな彼なので「これ最強じゃん」と言わんばかりにハイハイに頼り切った毎日をしばらく送っていて、保育園に行けばよその同じような月齢の子どもも立っただの歩いただの親にとってはコンテンツ力のある成長を見せつけているというのに、僕の息子はというと相変わらずの満面の笑みで四輪駆動みたいなハイハイでパワー型のスタンドみたいな急接近を決めては随分満足げに抱きついてくるのであった。

そんな彼も、いい加減四輪駆動で見える視界に飽き飽きしてきたのであろうか、あるいは押す親と対面のベビーカーをやめて眼前に世界が拓ける押す親に背中を預けるベビーカーの運用に味をしめたのか、最近は自分の足で立って歩くのを随分好んで実践するようになってきた。

俺は馬鹿ほど土地が安い北海道の田舎の出なものだから、これだけの家賃を払ってこれだけかと親戚一同に馬鹿にされるに決まってる小さな家に住まって生きているが、親に手を引かれながら小さな家を自分の足でぐるっと一周散歩する彼は随分殊勝な表情だ。彼の眼に映る景色の真新しさと、その景色を眺める彼の誇らしさを、僕はもうずっと昔に忘れてしまった。ただ彼のどや顔から彼の彼自身の成長の実感を推察するばかりの僕だ。

そういうわけで「また金がかかる話か」とぶつくさ文句を言いながら、彼の初めての靴を買いに出向いた。

彼の足の大きさは10.5cm、彼がこれから歩くことを順調に覚え込んでいけば足は順調に地球のGを受け止め、たとえばべちゃっと壁に叩きつけられたパン生地のようにすぐに大きく広がるだろうので12cmくらいの靴を買うのが良いだろうとヤニ臭い店員のおばさんから助言をいただいた。

それで、妻と二人でどの靴を買おうかとしばらく店内を物色して歩き、きっとすぐに汚れてしまうだろうしと紺色のハイカットのシューズを選んだが、生憎その靴の12cmは在庫がなくって、じゃあ仕方がないかと同じデザインの色違いの白い靴を買って帰った。外を歩かせるのもなかなか大変なものだで、まずしばらくは家の中で靴を履いて歩く練習だ。他所の子供よりずっと歩き始めるのが遅かった息子だ、マイペースな彼だから外で闊達に歩けるようになるのも案外随分先の話で、その頃にはすっかりこのファーストシューズが小さくなってしまっていても驚かない。そう考えると白い靴でもまあいいのかなぁと思えたのだ。

早速、家に帰って早々に、息子に靴を履かせてやった。すると、息子はそりゃあもうびっくりするくらいに靴を履かされるやいなやのアズスーンアズでまるで世界の終わりみたいにワンワンと泣いた。それはもう靴に指にでも噛みつかれてんのかと心配になるほどにワンワンと。まるで息子の足に噛みつくピラニアが見えるようだった。マヤ、恐ろしい子。そんなに泣くことも無いだろう、靴だって悪くは無いもんだ、立ってみろ、歩いてみろ、こいつはお前をこの大地に立たせるのを助ける味方のはずだ。言って聞かせて宥めて持ち上げ、夫婦二人も玄関まで連れ立って我々も自分の靴を履いて見せ、足を踏み踏みマーチを見せて、ほら少しだけ立ってみろ立てば悪くは無いもんだと彼を励ましては見るものの、彼はもう腰から砕けて大粒の涙を流しながら座り込み、靴を脱ごうと短い手足をバタバタと動かすばかりだ。

仕方がないので靴を脱がして妻が彼をギュッと抱き寄せてやると、彼は忽ちに笑顔を取り戻し、すぐに母親に降ろせとせがみ、母の手を引きながら裸足で家の中をまたぐるりと散歩し始めるのだった。満面の笑みで。

息子よ、そのうち靴を履け。そしてそのうち家を出ろ。外の世界は、裸足で歩くにはずいぶん乱暴な世の中だ。ガムもタバコもうんこもあるぜ。ガラスもあれば、砂利もある。お前のその柔らかな足裏で、裸足で歩くにはずいぶん物騒な世の中だ。だからお前は靴を履け。世界に立つお前の重さを一身に受け止める足裏には、きっとこの靴が必要だ。今すぐじゃなくてもいい、しかしいつかは靴を履け。きっとこの靴はお前を守る。お前はこれから何度も転ぶ。きっと何度も膝小僧を擦りむき、慌ててついた手のひらにはきっと何度も小石がめり込む。それでも靴さえ履いてさえいれば、お前を支える足裏は守られ、お前は何度でも立ち上がり、お前はどこまででも歩いていける。だから息子よ靴を履け。今はいいけどそのうち履くんだ。

あるいはお前は分かっていたか。お前の足にフィットしたこのアイテムが、お前が一人で歩いていくためのアイテムであるということを。単身魔王を倒せと城から放り出された勇者は最初の村で初めての装備を買うと「ここで装備していくかい?」と促されるが、幸いなことにお前は勇者ではない。一人ではない。今すぐ旅に出なくてもよい。だから、今は、まだ、履かなくて良い。泣けばいいし、母親に甘えれば良い。

しかし、お前はいつか履く。仮に親がどれだけ履くなと頼み込んだって履いて外に出ようとする日が、やがて間も無くやってくる。俺はそれを知っているから、今日のお前が見せたお前の涙も、笑えて笑えて仕方がないのだ。

靴は歩けば歩くだけ磨り減る。だからお前が俺の目の届く範囲をうろちょろしているうちは、俺がまた靴を買ってやろう。そしていつかお前が俺には見えないほど遠くまで歩いていったその時には、てめえでてめえの靴を買え。てめえで買ったその靴を、きっとお前は泣きながら履きゃあしないだろう。俺はそれを知っているから、今日のお前が見せたお前の涙も、笑えて笑えて仕方がないのだ。

それにしても育児とは、金の話ばかりである。

以上です。

日々

毎日を生きている。

大変なこともあるが、まあ基本的には楽しくやっている。

この前、後輩の若い男と昼飯を食ってる時に「しかし、なんだかんだ言っても人間に興味がない人間なんていないでしょう」と唐突に言われた。

彼は日頃からそういうことばかり言う気難しい人間でもないのだが、そういうなんちゃって哲学的なことを言いやすい雰囲気を僕が醸し出しているのだろうとも思う。

僕は、「僕は、人間に興味のある人間の方がむしろ一握りのような気がするなぁ」と話した。

僕にはどうにも世の中の人々の多くは、他人に特に興味がないように思われる。

それは、誰も他人となんか話したがらないよなという意味ではなく、一見他人に興味があるように思われるムーヴを見せる人々の多くは、実はその実、実のところ他人に興味があるわけではなく、ただ誰とも繋がらず一人でいることが寂しいので他人に興味があるふりをしているだけで、実際には相手が何を考えているのかなんてどうでもよくって、他人を知りたがる自分を演じて安心しているだけなんだろうとも思う。

そんなようなことを説明すると、彼は「それは、興味があると言ってはいけないんですか?」と返した。

「言うのは勝手だけど、結局は受け取り手次第なんじゃないかなぁ」と返した。「そのままに受け取られることも少なくないから、別にそれでいいんだと思うよ。俺だってこんな抽象的な話を君がわざわざ俺にしてくれて、悪い気はしないしね」とも。

彼は「僕は、興味があるはずです」と真顔で答えた。

僕は、自分が他人に興味があるのかについてはいまいちよくわからない。あるような気もするし、無いような気もする。そんなことに俺は興味がないからお前らが決めてくれ、とも思う。

僕は、人間と人間が関わり合う中で働く運動力学の機微には敏感であり、ほとんどそれを生業として金を稼いで生きていると言ってよい。運動力学のうえでは必然の暴走や爆発や停滞や堕落に積極的に介入して軌道修正を行えることが、きっと今の俺の社会的価値だろう。

僕自身にできることはとても少なく、大した手に職も持たないが、全体を俯瞰した時に彼や彼女が今何を学び何に取り組むべきかはなんとなくわかるし、それを彼や彼女にもわかってもらい気持ち良く毎日に臨んでもらうようにはできる。できると言うと驕りが過ぎるが、そういう役割を果たすために一生懸命やるのはわりかし性に合っているようだ。

しかしところで俺は、彼や彼女に果たして興味があるのだろうか。

「わかってもらえてる」と思わせるのはたぶんわりかしに得意ではある。

けれど、それは僕が彼や彼女をわかっているということにはならないし、僕が他人に興味があるということにもならない。

僕は、一体全体に何を考えて日々を生きているのだろうな。

日々は、悪くはないんだ、本当に。

人に信頼されるのは悪くないし、好かれるのだって悪い気はしない。この人はちゃんと付き合ってくれるはずだとめんどくさい相談をされることも悪くないし、僕にちょっと余裕がなくって少しだけ失望させてしまいそれを察して自分から率先して反省して時にはその意を本人にも伝えもう一つ自分を律する自分になるのも悪くない。足りないところもまだまだあって、自分で思ってるほどうまくはやれてはいないだろうので、俺はもっともっと他人のために頑張らなくてはならんのだろうなぁと思う。そう考えて毎日をやるのは、まぁ性には合っている。

しかし、俺は他人に興味があるのかなぁ。もし、この疑問をそのまま手当たり次第に人に投げかけるなら、多くの人は「興味ないとそんなことできないでしょ」と言ってもらえるだろうことも別にわかっているんだけど、それで「そうだよな、これでいいんだよな」と簡単には思えない程度には僕は他人を信用していない。常に「お前に俺の何がわかるんだ」と思いながら生きている。自分の長所のうまい使い方は覚えても、人間の性根ってそんなに簡単には変わらないのである。

この話はきっと要するに、歳を取ってうまいこと年相応に生きている、という話なのだとは思う。

野心も向上心もない割には、案外うまくやっている。それができているのは、まあ他人よりいくらかは、人間が好きだからなのは間違いないんだろうけど。僕は、僕の彼や彼女への興味よりも、彼や彼女自身のことを考えて、他人に接している気がする。そういう風にムーヴする僕の身体に僕の心はどうもまだあんまり慣れてなくて、僕はたまにこうして呆然としてしまうんだよな。

今のここからズバッと違ったなりたい自分も特になく今の俺の延長線上のもっとナイスな俺になるだけだし、本当の自分を知ってくれとも思わないくらいに俺はいつも本当の自分だし、特に日々に不満もないのだけれど、この感覚は一体なんなんだろうなぁ。

自分の欲望の所在がわからないのもなんだか久しぶりのような、今までもずっとわからない一辺倒で単にわからないに任せて唾を吐いて歩くのをやめたことに問題があるような、カブトムシがカブトムシを力任せに投げ飛ばすムシキングにハマるおっさんの気持ちが分かってきたような、まあそんなふつうの加齢の話でもあるのだろう。

いつも胸に大事に抱えている尊敬する先輩の言葉で「お前は得意なことをするのは得意だけど、苦手なことをするのは本当に苦手だよなぁ」というやつがある。俺は今、本当に得意なことをやっているのだろうか。苦手なことをやっているつもりは全くないのだけれど、大人なので不味くてもセロリを食べれているだけのような気もしないでもない。

以上です。