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「思うように書けない」人は16診断で同じタイプの先輩ブログを探せばいいじゃない

まずはこちらをご覧ください。

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まぁ、インターネット歩いたらしばしば見かける性格診断の類なんですが、これがなかなか馬鹿にできないんですよ。個々人の性質を4つの評価軸でそれぞれ「どっち側」かを診断していって2^4で16の性格に分類するって寸法なんですけど、その4つの評価軸はざっくり説明すると以下のような形になります。例え話は俺が勘で喋るのであまり真に受けないでください。

・内向性I vs 外向性E

外界が自分の内心に与える影響を考えるタイプか、自分が外界に与えられる影響を考えるタイプか。宮崎あおいを見た時「かわいい、なんだこの熱い気持ちは……」と思うのがI型、「かわいい、もっと笑顔も見てぇ、どうしたら笑ってくれるかな……」と思うのがE型。

・直感N vs 感覚S

物事に法則性や規則性を見出すタイプか、五感を通じて感じて理解するタイプか。全裸で目隠しで手足を縛られて熱々おでんをぶつけられるのでうまく身をよじって躱す拷問で、「おそらく五秒に一度のペースで来る!そして卵の後に必ず大根がくる!卵は最悪喰らってもいいので汁をたっぷり吸った大根だけは避けよう!」と考えるのがN型、「嗅覚と聴覚を研ぎ澄まして汁の撥ねる音が聴こえたり匂った瞬間避ける!」と考えるのがS型。

・思考T vs 感情F

論理や理屈を優先するタイプか、常識や場の空気や相手の気持ちを慮るタイプか。酔っぱらった和田アキ子にキスを迫られた時に「アッコさん、身長差がすごいから無理無理!」と拒否してビンタされるのがT型、フレンチキッスくらいなら受け入れるのがF型。

・知覚P vs 判断 J

自分が置かれた状況の把握に努めるタイプか、自分が置かれた状況で自分がすべき行動を判断するタイプか。誰もいないはずの家に帰ったら台所に作り置きのカレーが置いてあって誰かがシャワーを使っている時、「ああ、カレーがあるなぁ。シャワーを誰かが使ってるなぁ。誰かなぁ。ハロプロメンバーだとしたら誰かなぁ。」と考えるのがP型、とりあえずカレーを食うべきか食わないべきか考えるのがJ型。

書き終わってもう一回言いますが、例え話は僕がふざけてるだけなので参考にしないでください。というわけで、この4つの軸でそれぞれどちら側なのかを組み合わせるとその人の性格や考え方というのがある程度見えてくるわけですね。ちなみにズイショさんはENTP型ということだったので、宮崎あおいのおでんのぶつけ方にパターンを見出すことで笑顔を引き出しアッコさんがシャワー上がってくるのをひたすら待ったうえせっかく作ってくれたカレーを拒否してビンタされるタイプになるみたいです。

で、ここからが本題なんですけれども、twitterのTLで視界に入ってるブログ書いてる人らがけっこうこれをやってるのを見かけたんですね。例として何人か挙げようとしたんだけど、まぁいいや。めんどくさいし、勝手に人の診断結果を引用して「この人は熱々おでんをこんな風に避けますよ!」みたいな晒しをするのも失礼だし。

あのブログを書いているあの人は、こういうタイプですよ!っていうのを見ていると「なるほど!」となるんですね。具体的に、僕は人の文章を読んでて「俺はここでこういう書き方しないなぁ」とか「あれ、そっちの話題を掘り下げてくんだ」とか「この話で結論がそこに行くのかぁ」とか、別にそれが悪いってこっちゃなくて自分が書く時の感じとの違いをすごく意識していて、それがまた楽しいんですね。で、なぜそんな「違い」が生まれるのかの一端がこの診断結果を見ることで腑に落ちるんです。「ああ、この人は直感Nじゃなくて感覚Sが強い人だから、ああいう書き口になるわけね」とか「そうか、誤解してたけどあの人は内向性Iが強いのか。それならああいう書き方になるのも納得だ」とか思うわけです。

それで気付いたんですけど、そもそもこの16診断って個々人の何を判断しているのかというと「自分と世界との関係性をどのように捉えて何を重視しているか」って部分なんですよね。それはつまり「思考の癖」とか言い換えることができると思うんですけど、文章っていうのはまさにそういう「思考の癖」の集合体であり、「自分にとって世界はこのように見えている」という表明だったんだなと思うわけです。

例えばここははてなブログというブログサービスなんですけど、色んな人がブログを書こうとなんとなく始めてみたものの「うまく書けない」「思うように書けない」「どう書けばいいかわからない」ってなっちゃう人も少なくないと思うんですけど、じゃあそこで楽しそうに伸び伸び書いてる人を見て真似てみようとか考えても「はーこの人はこんなに書けてすごいなぁ、自分にはやっぱ無理かな」って思っちゃうこともあると思うんですよ。でもそれって実は、自分と違う「思考の癖」の人の文章なので参考にならないのは当たり前、ってだけの話の可能性はないかしら? 自分と似た「思考の癖」を持っていて、それでうまく書けている人の文章を見れば「なるほど、こう書けばいいのか!」って素直に思えるんじゃねえかなと思うわけです。

というわけで、やっとこさ掲題のところに辿り着いたわけなんですけれども、そういうわけでとりあえずブログ書いてるやつはこの診断結果をどんどん開示して、うまく文章書きたいなーって思ってるやつはまず自分も診断をして、自分と同じ診断結果が出てるやつの文章を読んでコツを探るとやりやすいんじゃねえかなぁということでした。

日本の作文教育って本当に糞らしいじゃないですか、「自由に好きなことを書きなさい」とか言って丸投げしたってさぁ、そんなもん書けるわけねえじゃんと思うんですけど、そういう個々人の思考の癖を踏まえたうえでのお手本みたいなものがあれば、もっとみんな書くの楽しくなって俺はそれが読めてハッピーだと思うんだよね。例えば小学1年生にこの診断やらせて信用に値するマトモな結果が出るかは怪しいのだけど、そういう視点って結構大事なんじゃねえかなと思って、書いた。

とりあえず16タイプそれぞれ3ブログくらい、計48くらいのブログを網羅的に紹介することができれば、それもうはてなブログの新規登録ページからリンク貼ってもいいくらい有用なものになる気がするんだけど、それはさすがに言い過ぎだろうか。なお、俺が該当しているENTP型はブレストしてアイデアを出すのは大好きだけどそれを形にするために計画を立てて実施とメンテナンスを行うのは死ぬほど嫌いみたいです。つまり、誰か面白いと思った奴いたら、やって。勝手にやってくれていいから。俺には無理だから。以上です。