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非正規のiPhone修理屋のひげもじゃ店員に俺は恋をしたのか問題

あのー、なんか最近iPhoneの調子がめちゃめちゃ悪かって。

心当たりはあるんですよ。間もなく一歳を迎える息子が俺のiPhoneを触るのがめちゃめちゃ大好きなの。よくなんかゲーム駄目!って育て方すると逆にゲーム好きになっちゃうよみたいなの言うじゃないですか、アレなのかな、我が家も基本的に息子は檜の木目の板に囲まれた20m四方の立方体で育ててるから。もう息子が生まれたのを機に新調した檜の立方体なんで、角から対角までハイハイしたら息子の服はもうそれだけで真っ白になってめちゃめちゃ新築の匂いがします。いや、全然虐待じゃないですよ、檜の板の立方体とは言っても当然一面はガラスにして自然照明で採光してますから全然虐待とかではないですけどね。やっぱ自然を愛する子供に育ってほしいなと思うからそうしてますし、蛍光灯なんかの人工照明は極力浴びない生活がやっぱ一番いいと思うんですよ。だからテレビも日立のこの木なんの木のCMしか見せないですしね。なのでたぶん最初にしゃべる言葉は「その日を~その日を~みんなで待ちましょ~う」になると思うんですけど。

そういう環境で育ててるもんですから、反動でメカがすごい好きなんですようちの息子(じゃあ教育として失敗じゃねえか)。だから、俺のiPhoneを触るのもすごい大好きで。俺が枕元にiPhone置いて寝てると、彼は起きるやいなやアズスーンアズで俺のiPhoneに向かって行ってですね、むんずと掴んでは楽しそうに遊ぶんですよ。iPhoneってロックしててもカメラはスライドで起動できるじゃないですか。器用に起動させてテキトーにガチャガチャ触ってなんやったら運良く自撮りとかもするんですよ、菜々緒ポーズで。嘘つけよ、菜々緒もやってねえよ。菜々緒ポーズの自撮りってどうやるんだよ。天才じゃん。もう肩肘の関節外すしかないよね、外して一直線に関節分のリーチも伸ばしてってやらないと菜々緒ポーズのお尻から脚線美まで含めての自撮りは無理だよね。絶対できるわけないじゃんって思ったけど書いてて思ったのは菜々緒ならできそうだよね、肩肘の関節外しての菜々緒ポーズの自撮り。めちゃめちゃ見たいけどね、漫画版のガンダムのファンネルの機動を表す線みたいな菜々緒の腕が写り込んでる菜々緒ポーズのInstagram画像めちゃめちゃ見たいけどね。

なんの話だっけ、そうだ、だからそういう息子がiPhone好きの一貫で、俺のiPhoneをしゃぶるんですよ。それでiPhoneの調子が悪くなった。いや一行目でよくない?この段落が書き出しで良かったんじゃないの?少なくとも菜々緒にとっては。

それで行くんですよ、しゃーねーから、とりあえず近所の非正規のiPhone修理屋さんに。そしたらひげもじゃのおっさんが出てきたから症状を説明するわけですよ。

「ちょっとiPhoneに不具合がありまして。長時間使ってるとタッチパネルが反応しなくなるんです。今はこの通り全然だいじょうぶ。ただ、これが30分とか連続使用してるとタッチパネルが全く反応しなくなる。熱が原因なのかなんなのか。30分とか放置しておくと、また反応するようになります。が、1分とか2分とか触ってるとまた動かなくなります。一晩明けるとまた普通に使えるようになってるけど、また30分とか連続使用すると同じ症状が出ます。」

ひげもじゃの店員曰く

「その症状はですねー、液晶の交換で直る可能性もあるし、基盤が原因で直らない可能性もあるし、なんとも言えないですねー。どっちの可能性もあるんですよ。液晶交換で直る可能性もありますし、それで直らない場合はうちとしてはお手上げです。が、直るにしても直らないにしても液晶交換代の5,000円は頂かなくちゃならないんですよー。」

なるほどな、まぁそう言い方しかできねえわな。そのひげもじゃは懇切丁寧にそこらへんの仕組みと事情の話をしてくれてとりあえず一先ず様子見の案として俺がそれまで知らなかった強制再起動のやり方を教えてくれた。ホームボタンと電源ボタンを同時長押しするとできるらしい。そして、これによってタッチパネルが効かなくなる現象も解消されるかもしれないのでとりあえず様子見しようとのこと。こうして俺は店をあとにした。

だけどやっぱりそんな再起動ごときでは駄目なのであった。再起動してもタッチパネルはうんともすんとも言わない。翌日俺は再びあのひげもじゃに会いに行ったのだ。

その後の経緯を話すとひげもじゃは難しそうな顔だった。

「繰り返しになりますが、液晶交換で症状が直るとは言い切れません、保証できない」

そういうしかないだろうと思いつつ俺が言う。

「ですよねー、しかし、じゃあいきなりアップルストアに駆け込むとなるともう一台新品買えるくらいの修理代が発生してしまう。それは既に確認済。それを踏まえるとワンチャン、液晶を5,000円で替えてもらってもいいんかもしれない気が今はしていますねー。もし、液晶替えても駄目でその後修理に出すなり買い換えるなりでトータルコストは高くなったとしても、ここで一回液晶交換頼まないってのは後でいろいろ考えちゃう気がしますねー」

こうして俺は液晶交換を願い出た。願い出た数時間後にはもうその交換後の現物を受け取った。ひげもじゃは言う。

「これで駄目なら、もうアップルストア持ってくか、買い換えるしかないですねー、すいませんが、よろしくお願いします」

いやいや、何も謝ることはない、俺が状況を総合的に判断して下した決断だ、誤ってくれるなよな。お前にできる最高の仕事をありがとう。

で、その後の結論で言うと直ってるんです。完全に。1時間2時間連続で使おうと、全く意に介さずタッチパネル反応するタッチパネル完全に治りました。やったぜこのやろう、そう簡単に高い金出して買い替えて堪るかもうしばらく使い倒してやるぞ。決意を新たにして息子を警戒した僕はiPhoneに蓬莱の肉まんについてきてカラシを自分のiPhoneに塗りたくっていたんですけど、いやちょっと待て!!!

犬「わん!!!!!!!!!!!!!!!」

待ったな、犬!!!えらいな、犬!!!待てって言われて待つことができて、そのうえおすわりで待つことができる!賢いやつだなお前は!わしゃしゃしゃしゃ!!わしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃ!!!!

ちょっと待って、俺このままでは、あのiPhone修理屋に、このやり方でiPhone無事に直りましたってひとつも伝えられてない。考えてみましょう。このケース、iPhoneが無事に直った場合、今の僕の場合、直ったのでそれで終わりでそれっきり、あのiPhone修理屋は俺のiPhoneが直ったか直ってないかわからないままなわけですけども、じゃあ逆にこれで直ってない場合を考えても彼ら非正規ではもうお手上げだから俺には正規のアップルに修理に出すか潔く買い直すかの2つに1つだ。どちらにせよ、非正規のiPhone修理屋に連絡する機会がない。

今、あのひげもじゃは宙ぶらりんだ!!

あのひげもじゃは今も俺のiPhoneが直ったのか直ってないかもわからないまま、一人で夜を過ごしているんだよ。せっかくiPhoneを直してもらったのにお前それで本当にいいのかよ。「iPhone直ったよ、ありがとう」って伝えなくていいのかよ!!???お前、それで本当に後悔しないのかよ!!!!

しね~~~~~~~~~~~~よ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!

むしろなんで俺がするんだよ、ただのひげもじゃのおっさんじゃねぇか、深夜ドラマとか単館上映系のちょっとエロい話で、夢見る若い女をエロい商品としてしか見ないめっちゃ小さい芸能プロダクションの社長がひげもじゃでセーター生地っぽいやつ着てるじゃん。あんな感じのひげもじゃだったんだ、そのiPhone修理屋のおっさん。実際この暑いなかセーター生地なんか着てたしさ。なんでそんなおっさんに俺がわざわざもう一回会いに行ってありがとうを伝えなくちゃならないんだよ。

いや、わかるよ、どうせ俺なんてさ、一日に何十人と来るお客さんの中のひとりでなんでしょ、大して覚えてないに決まってるよ。でもこっちからしたら、もう駄目かなと思ったiPhoneを直してくれた恩人なわけですよ、こっちが感謝する気持ちがあるからこそ、考えちゃうし。もしかたら向こうもあのあとどうなったか気になってるかも、寝る前とか俺のこと考えてるかもって考えるようになっちゃったらもうそれ恋じゃん?あのひげもじゃがだんだんだんだん檀れいになってくわけ。金麦と待ってるわけ。恋じゃないの、これはもう。ひげもじゃと檀れいの見分けがもう俺にはつかないんですよ。

恋じゃないとは思うけどね、俺は「言いに行っても変な人じゃないかな、iPhone直りましたありがとうって言うだけじゃん、なんでその五文字が言えないんだ」みたいな感じなわけですよ。いや、でもやっぱ気持ち悪いよそんなこといちいち言いに来る人、でもあのひげもじゃも良い人そうだったから、やっぱ俺のこと心配してるはずって思うこの気持ち、恋じゃん!!!???

恋じゃね~~~~~~よ~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!

もう恋じゃないってことで一回一区切りつけるためにもね、こうやってこうしてブログにしたためてるわけですよ。昨日の自分にさよならバイバイ、それがブログってもんでしょう。

でもさ、心のどっかではさ、あのiPhone修理してくれたひげもじゃにこのブログが届いたらさ、ありがとうの気持ちが伝えられたらなって思って書いてる自分もどっかにいるのかもみたいなそんなのあるわけねえだろ、そんなんだったらよっぽど上戸彩に俺のブログ読んでほしいわ。上戸彩さんこんにちわ、ズイショです。上戸彩さんとは学年も一緒で金八先生に出演してきた時から今までずっとずっと大好きです。これからもずっと大好きです。痩せすぎで心配なこともあるけれど、役者仕事は最近は抑え気味ですがテレビCMで見かける機会が多いのでそんなに寂しくはないです。M-1の進行をやれるのは上戸彩さん以外にいないと思うのでこれからも続けてほしいです。

ブログとは!!?????

ひげもじゃに届けたい言葉もブログなら、上戸彩に届けたい言葉もブログなのでしょうか???いや、上戸彩以外には読んでほしくないわ。上戸彩以外はこのブログ読むな。俺と上戸彩の関係を引き裂こうとしたひげもじゃもこのブログもう二度と読むな。iPhone直してくれたのは本当にありがとう。

あとは誰だ。このブログを読んでいるのは、上戸彩と、iPhoneを直してくれたひげもじゃと、あとは誰だ。

お前か?お前なのか?お前はなんで俺のブログを読んでいる??

考えろ。

俺は俺がなぜブログを書いているのか考えるから、お前もなぜ他人の書いた文章をわざわざインターネットで読んでいるのか考えろ。

上戸彩さ~~~~~~~~ん、見てますか~~~~~~~~~~~~~!!!!!!???????メールくださ~~~~~~~~~~~い!!!!!!

以上です。

うんこが真っ先に一人前になる

言うてる間に息子がこの世にやってきて一年になる。妻が「でもまだ私のお腹の中にいた時間の方が長いんだよ」なんて言っていた頃がもう少し懐かしい。

彼は生まれ落ちてこっちから向こう滅法右肩上がりで、日に日には言い過ぎながらもこの一年を振り返れば彼がかつて出来なかった今出来ることを数えれば両の指じゃ足りない。そのうえその両の指はあくまで俺の指で、彼はまだ両の指で数えることなんざ到底出来やしない、まだまだ雑魚と形容するのもおこがましいてんで未成熟である。カマキリに勝てるかどうかもコンディションによる。押しつぶしたら勝てるけど押しつぶす度胸があるかどうかはきっと日による。

こんな父親なので寝返りしようが掴まり立ちしようが「まあそれくらいぼちぼちやるだろ」と素っ気ない感想しか持たないのだが、最近は絵本を1ページずつ捲ろうとするようになったのを見て、少し感動した。それまで彼にとっての絵本は「掴み方によって開いたり閉じたりする何か」だったはずなのだが、いつの間にか1ページずつ捲ろうとチャレンジするようになっていたので、それには何か成長を感じた。これを取っ掛かりに彼は、このクソみたいな世界の解釈をこれから始めるのだろうと思った。捲ろうとするのは、繰ろうとするのは、知りたいからだ、納得したいからだ、この世界で生きていく腹を括ったからだ。

それにつけてもうんこである。

なんの変哲も無い赤ちゃんである彼だが、離乳食を開始してしばらく、まず、うんこが一人前になった。母乳とミルクしか飲んでいない頃はエイリアンのうんこと言われても信じるようないい加減なうんこをしていた彼であるが、間も無くそれはいっぱしのうんこになった。受け止めたオムツを見るからまだ赤ちゃんのそれであるとわかるものの、きっと便器に落としたら、きっと大人の我々のうんこと遜色ない。

僕は、この、言語も解さない、歩行もできない、何もできないに等しいこの赤ちゃんが、何より真っ先にうんこだけが一人前になったその事実について、彼が人間になるということを思わずにはいられなかった。

彼はまず何より先に、誰しもが眉をしかめる立派なうんこをひり出すようになった。もっと先にあったろ。九九覚えるとかさ。彼は人に何かを与えるより先に、てめえのうんこをより臭くダイナミックにした。それは彼の生きやすさのためだ。食ったら食っただけ糞が出る。それを出さないのは己のためにならない。だから彼は立派なうんこを出すに至った。

この調子で彼は、どんどんクソみてえになるんだろうなと思う。俺の言うことは聞くわきゃないし、てめえの欲が最優先だろうし、人のために自分のクソをぶちまけるのを我慢するなんて、どうせできやしねえんだろう。それでいいんじゃねえかなと思うんだ、俺は。

うんこはトイレで済ましましょう。

オナラは人前では控えましょう。

そういうのはもちろん覚えていかなくちゃならないのだけど、結局うんこをするだとか屁をこくだとか、そういうところから人間は始まってくんだわなー。

毎日、大人を見て生きている。家に帰れば赤ちゃんがいる。この赤ちゃんはどんな大人になるのだろうと思う。その疑問へのヒントは、赤ちゃんのする大人みたいなうんこだ。

彼は大人になるだろう。立派なうんこをするように、立派な自尊心を携えて、立派な自己満足を目指して生きるかもしれない。そうしたい欲望自体は彼のうんこの立派さと同様に仕方のないことだと思う。自己主張なんてすべてクソみたいなものだ。

僕は、彼がうんこをする時の真剣なまなざしが好きだ。ケツと反対の方向を向いている彼の目玉がうんこに集中している表情が好きだ。彼はこれから自分の見たい方向を見るたび、しばしば人に煙たがられるだろう。それはそれは世の常だ。でもそれを俺は愛おしく思う。それは俺が彼のうんこを見届けているからだ。同じことなのだ。

以上です。

『バチェラー・ジャパン』シーズン2感想文

観ました?みなさん観ましたろかい??バチェラー・ジャパンシーズン2最高だったな~~~~~!!!!

バチェラー・ジャパンシーズン2観てるけどまだ最終回まで観切ってない人は今すぐ回れ右じゃいそもそもバチェラー・ジャパンってなんじゃいって人は今からあらすじを書くけんな、それを見て「あれ、それちょっとおもしろそうじゃない?」って思ったら回れ右じゃ~~~い、とりあえずめちゃんこ面白いんでみんな観ようぜ。

あのー、バチェラーってのはそもそもなんなのかっていうと知らねえけど外国で始まったテレビ番組らしくて世界中のいろんな国に輸入されているおもしろコンセプトだそうでアマゾンプライムにて日本にもついにやってきたみたいなそんな感じらしい。セレブでちゃんと働く(少なくとも番組上は)超超優良物件の独身男性(通称・バチェラー)の心を射止めるべく選ばれし20人の女性が2ヶ月のデートロケに臨んで鎬を削るみたいな内容で、最初20人の女性に囲まれたバチェラーが適宜開かれるローズセレモニー(次のステージへの進出を意味する数限られた薔薇を女性に順々に手渡していく儀式)で本当にずっと一緒にいたい女性をどんどん絞っていって最後には一人の女性を選び抜くみたいな企画なんですけど、まぁでもせっかく選んだ最後のその一人の女性も悪魔族に取り憑かれた人間がいるらしいって情報に疑心暗鬼になっちゃった人間の悪魔狩りで殺されるんですけどね。それでバチェラーは人間に絶望するもののなんやかやあって自分と同じデビルマンになった同志を集めてサタン族との最後の結成に挑むんですけど。みんなネットフリックスもよろしくな!!デビルマンクライベイビーめっちゃ面白かったぞ!!!!

じゃあそろそろネタバレするぞ、ネタバレを見るべきではない人類への配慮にさよならでいいんだよな、シーズン2最後まで観た感慨語り始めるぞ、いいかな?いいかよな?いいんだよな、犬!!

犬「わん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

これシーズン1もそうだったのかわからないけど(なぜなら最終回間近にその番組を知ってイッキ観をし始めたから)前半戦一挙配信の形式を取ってるのはまず良かったよね、みんなどうせイッキ観して右手さん好きー!!ってなった直後に死んだところがスタートラインだったっしょ?俺はそうだったけど。20人は番組としても多いしね、どうでもいいやつがどうでもいいから落ちるっていう序盤戦はかったるいってのはあるので、そこらへんは一週間待ってられないから一挙配信ってのは良い戦略だと思う。

いや、俺今回のシーズン2を最後まで観て反省したのはさ、そのー序盤のほうが結構シーズン1と比べてイマイチだなと思ってたの。バチェラーの小柳津さんがいまいちっていうか洗練されてないなと思って。シーズン1のバチェラーの久保さんがほんまに女性のエスコートが上手すぎてさ、そういうバチェラーが女を選ぶのが『バチェラー・ジャパン』という番組なんだって先入観が今になって思えばあったんだろうね。その観点でいうと二代目日本バチェラーの小柳津さんは本当に最初イマイチだったんだ。めっちゃはしゃいでたしね、20人の女性に言い寄られるっていう自分の状況に本当にダサい感じで浮かれてたので、そこは久保さんと全然違って、違和感というかそれは一期を俺を観てたから一期バチェラーの久保さんを知ってる俺だから思ったことだし二期バチェラー小柳津さんお前も絶対穴が空くほど観たろ一期と思うんですけど、それでめっちゃ浮かれてるから二期はイマイチだなー一期のほうが面白かったなーと思いながら最初観てたんですけど、最後まで観たら「すまん、お前ら最高」ってなるんですよ。シーズン2は最初がっかりから始まりましたけど終わってみれば「バチェラーは日本でもやれるぞ!!」という完璧な感想になりました。

繰り返すに僕ってシーズン1もかなり楽しんで観てたんで、それに固定されてた感あるんですよ。久保さんという超絶男前エスコート完璧男から学びを得ながらどの女性が生き残るか考える番組、そんな感じの結果、「あーなんやかんや見た目が好みで、最後まで弱いところを見せず(めんどくさくない)、若い女の子を選ぶんやなー」みたいな結末になったのが一期っていう感じにはなってしまうんですよね。二期を観たあとでは。久保さんかっこよかったけどなー、なんかエレ片情報に寄るともう一期で結ばれた二人は別れてしまったとも聞いているので、それも踏まえると久保お前それでよかったんかと思わずにはいられない。そんな最高な二期でしたよねー。

二期は何が素晴らしいって小柳津さんが完璧からは程遠いキャラクターだった。一期との差異で考えると本当に不完全だった。初代バチェラーのドライを観ていた僕は、こいつ全然だめじゃんと思ったけど、実際は『バチェラー』っていう企画はそんな男性に完璧を求める企画じゃなかったんだな。シンプルに参加者全員の成長を描く物語だったんだな。

結論から言いますよ、僕だって倉田さん最後絶対負けるって最終回直前回観て思いましたもん。5馬身くらい離されてるやん思ってましたもん。いやー、順当やな思ってずっと観てましたよね、7人くらいなったあたりから。落ちるやつが順当に落ちるし、最後に残ってるのはこれもうどうしたって小口さんやろって思って観てた。小柳津さんは、追っかけるのが好きなんだなーってのはわかりきってたし、相手の内面を本当の意味でちゃんと理解することには興味がないし、なんやったら最終ラウンドシンガポールに臨むにあたっても「僕をときめかせてほしい」みたいなこと言うてたくらいですから、そういう人だと思うんですけど、そういう意味では小口さんなんでしょうね。そう思ってました。ずっと思ってましたよ。倉田さん勝ち目ないやろ、と思って観始めた最終回でしたよね。それが実ったっていうのが、シーズン2のすごいところでありすべてではあるんですよね。これからあの二人がどうなるかは知らんけど、応援したくないかしたいかでいうとほんまに応援したい。好きだぞーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!倉田ーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!

一期は一期で久保さんからいいろいろ学んだんでよかったんだけどなんやかや「失点が少ない女が勝ったな~~~」みたいな感想になっちゃうけど、二期は全然そんなんじゃなかったよね。そこが間違いがない。恋の楽しさを小口さんから感じて、「これやな」と思いつつ、最後の最後で絵本突きつけられてさ、あれさ、小柳津さんさん、まじであの瞬間に愛と恋の差を知ったんだなって思ったよな。あのシーンほんまヤバイな。地上波無理なくらいヤバイ。なにせ相当な馬身まくられてたしさ~~、小柳津さん、あずあず振る時に泣かなかったのを最後にその後ずっと最後別れる時泣いてるからさ~~、あの時倉田さんの絵本読んで泣いてるのも、「めっちゃこんなに好かれても嬉しいけど応えられなくてごめん」の涙だと思ってたんよね。そこまで小口さん優勢すぎたし。お前、そんな泣いて、相手まで泣かせてひどいやつやな~~~思ってたから、もう完全に諦めてたから、人は変わらないと思ってたから。小柳津さんは結婚してからも恋人みたいにワクワクしてくれる相手を求めてるから小口さん選ぶって絶対思ってたからね、だからあの結末は本当にビビったし、なんか感動したし、物語だったよね~~~~~~。

小柳津さんの物語だったよね。恋に別れを告げて愛を探す物語って考えるとすごいしっくりいってさー、いや、すごいよかったよね。バチェラーの可能性を感じた。

とりあえず一期で確立されたバチェラーは完璧が理想みたいなのはまるっとなくなったよね。それでいいんだよ。完璧な人間ばかりじゃないし。だって小柳津さん、あずあず振る以降ずっと泣いてたからね。あずあずには泣いてなかったけどね。人間な~~~~~~。人間は、本当に楽しいな~~~~~。もっと語りたいことたくさんあるけど、それを実現できるほど脳が追いついてないからもういいや。気が向いたらまた書こ。

みんな~~~~~!!!!!!!!恋しような~~~~~!!!!!!!!!!!!!!バチェラーも最高だし、俺も俺の妻も、みんな最高。全員最高。生きるの最高。愛してる。以上です。