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寄稿記事の紹介だけというのも寂しいのでブログを始めたきっかけも喋りますね

今週のお題「私がブログを始めたきっかけ」

 あ、SINGLE HACKさんへの寄稿記事が公開されました~。山手線沿線についての情報を自宅から一歩も出ないで書きました。よく、取材もせずにネットで聞き齧った情報だけを頼りにちゃちゃっと書かれたような記事が「コタツ記事」という言い方で揶揄されているのを見かけますがおいおい~コタツ記事めちゃめちゃめんどくせえじゃんかよ~。絶対実際に一周乗って回った方が簡単に書けたんじゃねえかなと思います。内容のくだらなさに相反してなんだかとても大変だったので、是非ともご笑覧頂けましたら幸いでございます。

 さて、これでサクッと終わってしまうのもなんだか寂しいので何か喋ろうかなと思ったんですけど、なんか今週のお題というものがはてなブログにはあって、それが今週「私がブログを始めたきっかけ」というお題だったようでそれと因果関係があるのかは知らないんですけどask.fmという誰でも質問できますよというサービスがあって、僕はそれでいつでも質問をくださいねというポーズをしてるんですけど、一輪の薔薇を咥えてるんですけど、そちらでも誰かから「ブログを始めたときはどういったことを考えてましたか?」という質問が来てましたので、せっかくなのでじゃあその話をします。その話を始めます。その話が始まります。

 と言っても前回の記事で100万字とかいやー一区切りですわいねみたいな話をしていたのであんまり気乗りしないというか腑抜けてるんですけれど、ブログを始めたきっかけというのは「書けそうだったから」です。その前は結構twitterを楽しくやっていて、それはまあ今もやっているんですけど、それで特段140字じゃ足りないなということもなかって、僕はこうしていくらでも書いていいよと言われりゃそれテキトーに埋められるだけ埋めにかかりますけど、140字という制限があるならあるでじゃあその制限のなかで面白おかしくやれればいいやくらいにしか考えてなくて連投上等でピーチクギャースカ喚いてて楽しかったので「物足りないな」とか「これじゃうまく言いたいことが伝わらない……」とかは夢にも思わなかったんですね。ブログというサービスで色んな人が色んなことをやってるのは知ってたし覗いたりすることもありましたが、だいたい「別にそんなことやりたくない」と思うか「そこまでしてやりたくない」と思うかのどちらかだったんですね。それはブログに対する態度でもそうだし形式にしてもそうだし取り上げる話題についてもそうだし、あんまりそそられないというか面白くもなさそうで、特に僕はズボラな人間で自分と向き合ってこつこつと文章を綴るみたいなのを必要としない人間だったので、これは馬鹿は風邪ひかないので当然馬鹿には薬が必要ないのと同じように僕は文章を書く必要がなかったので、じゃあわざわざ書くならせっかくだし人に読んでもらわないとあんまり気が乗らないなとなるわけですが、巷に溢れているような「人の目を集めるようなブログのやり方」が全然面白そうじゃなかって、別にそういうのはやりたくないなぁと思って、それで僕は特にブログをやりたいとも思わないでいたんですけど、昔はてなブログというサービスにはコンビニ店長さんという人がいまして、その人のブログを何かの機会に目にして、それは僕がそれまでイメージしていたようないわゆるブログっぽくない文章を書いていてそれで面白かったしこんなの書いたら俺も楽しいだろうしみんなも面白い面白いと思って読んでいたんですね。変な文章があって面白いこと自体は別に普通の取るに足らないことだったわけですが、それが結構面白い面白いと言われていたのが結構僕にはオオゴトで、それを見た僕は「あ、こんな感じでもいいのならたぶん書けるな」と思ったので間もなくブログを始めました。そしてそれからしばらく書いて、今です。というわけで僕がブログを始めたきっかけは、「書けそうだったから」です。

 そしてもう一つ、ask.fmの「ブログを始めたときはどういったことを考えてましたか?」という質問ですが、たぶん「とりあえず好きなようにやろう」でした。僕は、タメになる情報も提供できませんし取り立てて素晴らしいアイデアを出すわけでも人を鼓舞するような耳障りのいい言葉を吐くわけでもありませんでしたので、そんな奴が行儀良くやったところでそれを誰がプラスに勘定してくれるはずもないんです。有益なこと書いてる人は行儀よく丁寧にやればそれだけで「わかりやすい」とか「読みやすい」とか「良い人だ」とか高評価につながりますけど、僕みたいなやつがそんなことしたって何にもならないじゃないですか。めっちゃマジメに授業を受けてるしノートもちゃんと取ってるし宿題もちゃんとやってるのにテストの点が全然ダメなやつっているじゃないですか。僕が行儀良くやってもたぶんそんな感じになるだけなので、そこらへんはどうでもいいからとりあえず好きなようにやろう、と思って好きなようにやってました。始めたときに比べたら今は随分行儀良くなってしまったなぁと思うこともありますが、基本的には今も好きなようにやってます。

 そういえば先日、保坂和志という人の『小説の自由』という本を読んでいて、これを読んでいるのもとあるはてなブログの人の影響なのですが、うろ覚えなのでめちゃめちゃ色々違うのかもしれないのですが、小説というものの性質は、眠りと夢の関係に似ている、みたいなことが書いていて僕はとてもなるほどなと思いました。どういうことかというと、小説というものを堅いアタマで考えた時、それは紙に文字を綴る行為なわけですが、紙と文字の関係は眠りと夢の関係に似ていません。むしろ真逆です。紙は大きさが決まっていますので、紙に書かれる文字の量は紙によって決定します。しかし、眠りと夢の関係はどうでしょう。夢を見ている瞬間はつまり眠っているわけですから、夢を見続けている限りに眠りについている時間は延びていくわけです。紙と文字、眠りと夢は、それぞれ前者がバケツのような容器で後者がその中に入れられる液体のように見えるという点で一見似ていますが、書かれる文字の量の限界は紙の容量が決めるのに対して、眠りの容量は夢の量こそが決めるのだという意味で、この両者は実は真逆なのです。そして小説というものも、この眠りと夢の関係性なのだよなぁということで、僕はそれを読んでなるほどなぁと思ったし、ブログというものもどちらかというと小説に似ているのだよなぁと今思ったので書きました。寄稿記事紹介エントリだったことをほとほと失念しきったところで、以上です。

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