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『花子とアン』見てる人にしか分からない話を書きます

見てますー。もうとっくに折り返してて今更オススメする時期でもねえと思うんで、ダラダラと。『花子とアン』観てないのにこの本文を面白がるのは難易度高いんじゃねえかなと思います。

まー、なんかキャラの感情の動きがよくわからんとかご都合主義だとか事実に則ってないとか色々文句は出てるんでしょうけれども細かいことはいいんだよ、観てないけど『24』的な面白さを楽しむもんなんだろうと割り切って、毎日晩飯食いながら嫁と二人で録画したやつを観るってペースでぼちぼち楽しんでおります。いっつもニヤニヤしてるイノッチが登場したところで停止になるんだけど、アレってメーンキャスター二人でちょっとその日の花子とアンへのコメントしたりとかそういうオマケみたいなんがあったりするの? 超見たいんだけど。土曜日はリアルタイムで見ることも多いけどイノッチお休みでその日は瀬戸浅香じゃなくてイノッチが朝ご飯作る係だから、いや知らねえけど、終わってもイノッチ出てこないから実際のところどうなのよコメントしてんのかよってのは長らく謎に包まれてたんですけれども、この前の三連休で月曜日に珍しくリアルタイムで見れたので遂に謎を暴ける、とうとう追い詰めたぞ小松未歩!! と思ってたら普通に総集編が始まったのでふざけんなと思いました。
まずどこからイジりましょうかね。とりあえず、村岡さんが花子にプロポーズする回までは花子の家の前のシーンはすごい勢いで猫が鳴いてたんですけど、プロポーズ回以降いっさい猫の鳴き声が聴こえなくなったんでたぶんアレは盛りのメタファーだったんじゃねえかなと睨んでいます。あと傳助の家の庭のセミがやべえけど気付いたら聴こえなくなってた。アレもたぶん蓮子さんの焦燥のメタファーです。めっちゃテキトーに喋ってるから本気にしないでね。

村岡弟の扱いが全体的に雑なのが最高なんですよね、一番最初すごいナメた常識足りてない帰国子女みたいな感じで登場したんですけど何せ村岡さんの元嫁がめっちゃ人間出来たキャラとして描かれてたじゃないですか、それもどうかと思うんですけど賛否分かれるところだと思うんですけど、智恵子抄で調子いいことばっか言いやがって光太郎てめえ最悪だな!みたいなエピソードが大好きな僕としても、そんな都合の良い女いるかねどうなのよって気はしないでもないんだけど、まぁそこはいいさ、そういうドラマだから別にいいけど、ただそうなってくると今度は村岡さんの不倫をちゃんと咎めてあげるキャラクターがいないんですよ、お父さんは離婚自体には賛成だったりするしね、そこで白羽の矢が立ったのが村岡弟なんですけどこの落差がすごい。この前までただのおちゃらけたキャラクターだったのにいきなり真顔で「離婚なんて許さないよ」とか言い出しちゃって、そんなこといきなり言われたってこっちとしてはどうしちゃったのお前?としか思えないんですよね。何いきなりマジになってんの? もしかしてお前、義姉ちゃんのこと好きなんじゃねえの?みたいな、俺には残念ながらそうとしか思えなかった。公式としては全くそんな設定ないんですけど、俺の中ではあそこらへんの下りで村岡弟が口を開くたびに、おめえそんなグダグダ言うんだったら道ならぬ恋だとかそんなの知ったこっちゃねえつってお義姉さんに「僕が最期まで一緒にいるよ」くらい言ってやればいいんだよ、それをやる勇気がないからって兄貴にグチグチ当たりやがって本当情けない男だなお前はとか思ってたんですけど、まーなんだかんだ落ち着いたと思ったら今度は兄貴の義妹にあたる、かよちゃんが好きとか言い出す始末でしょ? あーわかったわ、こいつアレだ、単に兄貴のもの何でも欲しがるやつだ、りょーかいりょーかいってな感じで俺は溜飲下がったというかもう許しましたけどね、彼の行動指針はそこらへんにあると思われますのでtwitter上なんかでは「なんで兄貴の不倫にはあんなに怒ってたのに蓮子と宮本さんの子供にはあんなに好意的なんだよ倫理観わけわかんねえよ」みたいな声が散見されましたが、彼の行動指針は倫理とかそういうところにないので俺の中では何の不思議もありません。ただそういうちょっとアレな抜けてる人というイメージが定着してしまったので、最近英語の台詞が増えてる傾向にあるのを見て「だいじょぶかな?日本語忘れてきちゃったのかな?」みたいな心配があります。

当たり役の蓮子さん、こと仲間由紀恵。なんやったらこれ全部、大根を枕にして寝てる仲間由紀恵の夢でしたみたいなオチちゃうやろなってレベルで、お世辞にも演技が上手とは言えない女優さんだったんですけど当たり役ですねー。単になんか普通に演技したらチープな仕上がりになっちゃってるだけなんでしょうけど、恋に焦がれて舞い上がっててこっちが勝手に舞い上がってんじゃねえよてめえって言いたくなるあの感じ、ぴったりやなー思います。また、周りの人の演技に引っ張られがちなのがいいですよね。吉高由里子とか室井滋とかと喋ってる時は、まあまあ、まあまあまあ、って感じなんですけど宮本さんと二人のシーンになると「どうしたどうした?」みたいな、なんか観てるこっちが心配になりますよね、ただその二人の感じが暴走してる二人って感じと受け取れなくもないので結果オーライでまぁいいんじゃないのと思っています。ただし宮本さんが生まれたのが男の子だと知って「純平」って書いた紙をじっと見つめながら完全に「ジッペイ」って言ってた件は50年後まで言い続けますけどね。

実際の事件を題材にしてるんだから、ちゃんとそれに沿うような形で話を進めろよ、と批判はまーわかる。そりゃわかる。「実際とは全然違うだろうから、落ち着いたら実際の白蓮事件調べてみよっかな」とは思ってるけど、視聴者みんながみんなそう考えるわけじゃあないからね。できるだけ誰も悪くないマイルドな感じにしたいみたいな気持ちはわかるけどじゃあそもそもこんなドロッドロの事件を題材に持ってくるんじゃねえよって気持ちもわかる。やっぱ一番ひどかったのは新聞に絶縁状が載った経緯だよね。蓮子さんから宮本さんに「貴方に投函してほしいから貴方に託すわ」つって渡して「確かに受け取った」みたいなことまで言って受け取ったのに、それを学生仲間に流して新聞載っちゃって挙句「俺はお前らを信じて手紙を託したんだぞ」ってそりゃ流石にずっこけるよね。その後、蓮子さんの妊娠が発覚した時に「俺は何があっても蓮子とお腹の子供を守るぞ」みたいなことを言うんだけどそれ聞いて俺は「こいつ、まさか学生仲間に赤ん坊を取り上げさせるつもりなんじゃないかな?」って疑ったもんね。

他人に構ってどんどん婚期遅れてる醍醐さん。

まーでも、傳助さんが良く描かれすぎてて、蓮子さんにむかついてる人すげーいるんだろうなと思うんだけれども、傳助さんかわいそうになる気持ちもわかるけど、それも向こうだって分かっててやってるんだけど実のところなかなかのっぴきならない話だよなーとかは見ていて思うんだよね。まぁ、そんなマジになるべきドラマじゃあねえんだろうけどさ、俺の中ですげーわかりやすくて、あーってなったのはさ、傳助さんなりに愛情というか何かそういうのはあったんだろうけどさ、あの絶縁状への返事の下りで「何不自由させてやらんかったのに」みたいなこと言うわけじゃないですか。見てるこっちは傳助さんがどういう人で、どういう生まれの人だからこういう愛し方しかできないんだから蓮子もそこらへん理解したれよこの野郎ーってなるのも分かるんだけど、これが親子関係だったらどうだろう、と思ったのよね。これが親子関係だったとしても、やっぱり傳助さんが言ってた内容ってのはありがちな内容じゃないですか。親が子に言うセリフとしてありがちですけど、親の側にどんな事情があったとしても、そこはお前駄目だろって感じになると思うんですけど、傳助も蓮子も二人ともいい大人なんだからそれとこれとは話が別だろ、或いは二人とも子供みたいなもんだからそれを以て傳助が悪いって話にはならんでしょ、って言われちゃいそうだけどね。子は親を選べないとは言うけれども、選べないのは家や親だけで十分でしょみたいなね、そういう意味で本人が望まなかった結婚相手のそういうところを大目に見ろっていうのは当事者視点で考えるとそれは無理があるよなーとか、じゃあ朝市は?朝市はなんで花子と結婚できなかったのよ?それはやっぱ、朝市の愛し方は花子の求める愛され方とは違ったんだよねーって話で、じゃあ親が強引に決めた許婚が朝市だったら「朝市かわいそう!花子のアホ!」って言えるかというとそれもやっぱ言い難いよな、みたいなたぶんそういう話なんだろう。

前も同じような話はブログでも書いてた気はするけど、結局このドラマは育ちが違ったり学があったりなかったりで「わからない」同士の人々が「わからない」なりに一部だけ分かり合えたり分かり合えなかったりする、そういう地味でめんどくさい努力がいつだってどこでだって必要だよねみたいなそういう話なんだなーと俺は思って見てて、まーここまでさんざん色んな人馬鹿にしてるけどね。あの、花子の子供の子役さんがまー成長期なもんでコロコロ変わるんだけれども子供って面白くてその日の気分なのかな、シーンごとによってかわいかったりかわいくなかったりのムラがスゴイよね、それを俺は「調子良い」「調子悪い」って言い方しててテレビ見ながら嫁に「ちょっとこのシーンの歩くん調子悪いね」とか「今日絶好調やな」とか言うてるんですけど、そういう馬鹿に仕方は俺はいつだって絶対にするんですけれども、そういうの置いといてもやっぱ普通にそこの主題のとこブレないから面白いなーって思って見てるんですけど、無茶苦茶やないかとさんざんツッコまれてた花子と村岡さんの結婚式回とか実は僕めちゃめちゃ好きなんすよ。話としてはグチャグチャですけどね、西洋式の結婚式っていう「わけわからんもん」にね、よくもわからん学もない面々がね、言葉尻どうりに牧師の言葉を受け取ってみんな思ったままの素直なリアクションをとってね、みんな形式よくわかってなくて自分勝手に思ったこと喋るだけだからグチャグチャなんだけれども、みんなそんな悪人なわけじゃないから変だけどなんとかなった、みたいな。そんな調子で変でもいいじゃん何となくうまくいけばさ、みたいな。そういうドラマなのかなーと思って、まぁ最後まで見よっかなーって感じです。いや、じいちゃん出てきちゃうのはどうなのって言うけど、じいちゃん前も出てきてたから前科持ちだから。別にいいんだよ。三谷の新撰組なんかね、そこまでそんな死者が語りかけてくるみたいな概念出てこなかったのにラスト5話とかそれくらいのタイミングで突然ね、遠地で死んだメインキャラが主役である香取慎吾のところに化けて出てお別れ言いにきてね、アレは面食らったから、それに比べればまぁいっかみたいな。

今日のやつまだ見れてないんだけど、関東大震災で、その後戦争でしょ? 戦争とかみんなどういうリアクションとるのかなー、良い感じに戦争賛成派の人もウジャウジャ出てきてくれた方が、俺の今のこのドラマの楽しみ方的にはおいしいけど。特に一番学がないゆえにドンジャラでいうドラ焼きみたいな万能ポジションのフジさんがどういうリアクションするのかなーとか。普通に満場一致で「戦争あかん」ってのは嘘だしおもろないなーと思うんですけど、NHKが、NHKのあの枠が、そういうのどこまではっちゃけるもんなのかよくわからんので、まーとりあえず最後まで追いかけます。以上です。

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