ブログで、1人鍋パーティーしてます。
http://inujin.hatenablog.com/entry/2013/12/17/191143
読んだ。しかしこの人も実は文法のレパートリー多いな。
さて、いぬじんさんが初めに提唱してしばらくが経ち今やすっかり補助輪も外れて底なし沼まで一人で行けてそしてもう二度と帰ってこないレベルで言葉だけ一人歩きしている「サードブロガー」だったんですが何故か全然関係ないタイミングで提唱者いぬじんさんから再定義がありました。いや、再定義というか原義をもう一回言ってみただけかも。おれ自身あんま興味もないし意味もあるんかないかよくわからなさそうなので捨て置いてたんでアレですけど。
そもそもサードブロガーのサードってなんなんだって話なんですがどうもサードプレイスから取った言葉だそうです。そういやそんなことも言ってた気がする。かつサードプレイスって言葉をググったことがこの瞬間まで一度もなかった。ここは一つ膝をついて謝ろう。以下はコトバンクからの引用。
都市生活者には三つの“居場所”が必要だといわれます。第一の場所(ファーストプレイス)が「家」。第二の場所(セカンドプレイス)が「職場」。そしてその二つの中間地点にある第三の場所を「サードプレイス」と呼びます。
だそうです。
つまり、原義的な意味でいうとサードブロガーってのは、ブログを自身の生活におけるサードプレイスと位置づけて運用しているブロガーですみたいな話になりそうです。とりあえず脳を通すまでもなく脊髄で思いつく反論としては「いや、ブログってそもそもそういうもんだろ」とかがありましてそれは全くもってその通りなんですが単に「はぁそうですねすいません」と言うのも癪なので屁をこきながら頷くほかありませんが、なんだかそういうことらしいです。
そもそもの文脈でいうと、アクセス増えねぇ相手にされねぇと嘆くブロガーに、「ええやないか、アルファになれなくても」ってのが発端だったんですねぇ。そういやこれも忘れてたわ。
文章を書くのは楽しいしなんだか書くだけで今後の糧になるような気もする。
例えば家で酒飲みながらギターをぼろろんと弾く人がいたりとか、家の前で縄跳びをする人がいたりとか、それと同じノリでブログを運用して生活に彩りが加わるならそれでいいじゃない。
原義的なサードブロガーってのはどうもそういう意味合いみたいです。
あーじゃー俺もそうだなー。何せ兎に角おしゃべりが大好きなんだけど日付回るまでにはどうしても寝たい夜弱い嫁が寝ちゃうと話し相手いなくて暇なので延々ブログを書いてるような俺です。どうも俺サードブロガーだったらしいです。
「ブログってそもそもそういうもんだろ」は最もだとしても、アフィリエイトがどうのだとかブログをきっかけに著名人に成り上がった成功事例だとか、あとそもそもはてなブックマークとかいうPV加速装置とか、そのそもそもを見失いそうになるような誘惑というか落とし穴というかがどうもそこらじゅうに散らかってる現状は誰にも否定のしようがないでしょう。サードブロガーという定義付けはそこらへんに足を掬われることのないよう、たかだか生活のサードプレイス如きに心を引き裂かれることのないよう、という戒めの意味合いをもって生まれたのではないでしょうか。
まぁ、サード・ブロガーと考えるとややこしいよね。いかにもアルファ・ブロガーに対抗してるように見えるもんね。実際のところはまず「サードプレイスとしてのブログ」という考え方があって、それが「サード・ブログ」と略されて、そういうブログ運用をする人を以ってサード・ブログ・ァーと呼ぶようにすればどうもしっくりくるようです。
承認欲求からPVを過剰に求めることもなく日々の糧としてブログに淡々と勤しむ、それがサードブロガーです。
そういうわけで今後、最近見かけるようになった新入りがPVやらブクマやらを全力で稼いでやろうといかにも躍起になって馬鹿みたいな糞記事を量産してるのを見かけました折には「これだからサードブロガーは……。」ではなく、「たかがブログにそのコミットっぷり、さてはお前サードブロガーじゃないな!?」という文句とともに吐きながらワードプレス用のドメイン取得するまで追い込んで頂ければ幸いです。
まぁサードプレイスで承認欲求満たしたり金稼いだりしたらあかんのかい、て話もあるんですけど大枠としてはそんな感じで。あくまで生活の一部の止まり木としてブログを書くことを意識的に心がける人、それがサードブロガーということでここは一つどうでしょう。以上です。