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雌の胎児に成熟した時点で既に体内に一生分の卵子があるって構造がなんかめっちゃ怖い

今日、なんか夫の父親の精子体外受精してうんたらみたいな話題について嫁と喋ってたんだけれども、まー他の人は好きにしたらいいけど俺は親父の子供育てるとか嫌すぎる、そりゃー何せガキは弱いからワンパンでアレできるからエディプス・コンプレックスを仮想的に克服するには持ってこいかもしれないけれども、という酷い話が出る程度には親父の精子から生まれた子供は恐らく俺の子に思えないだろうみたいな話をしてたんだけれども、余談として嫁から出た話で、掲題のとおり俺は昔から性別女の胎児が出来上がった時点でその身体の中にはその時期に差し掛かって以降毎月1つのペースで排出される卵子というやつが既に体内に保有されていて金玉で精製する男のそれとは異なり生命を授かった時点で既に一生分のストックが為されていてその後追加されることはないという人体の仕組みについて畏怖に近いものがあって怖いとか気持ち悪いに近いような女は生まれた時から女であり女とは母になりうる生物であり男はそうでもない感じがすごいなってこの話を聞くにつけて想いおっそろしーなーと思うわけなんですけれども、俺が昔っからそういうこと言ってるのを受けてで嫁の言うことには、つまりそうなってくると私のお祖母ちゃんが私の母親をお腹に授かっていた段階でそのお腹の中にいる胎児である母親の体内には既に私の原型がいたわけでみたいなことを嫁が言い出しまして、僕はそれを聞いてあかんあかんあかん怖い怖い怖い言うて、ほんと女っておっそろしーわーと思うんですけれども、俺のこのあかんあかんあかんの感覚が変で面白いなと思ったのは、「うわお前そんな、お前そんななの女怖い怖い怖い」みたいな感じで言うてたわけですけど言うてる僕の感覚が完全にお前はそんな感じでお祖母ちゃんがお母さん授かった時点がお前の起源かもしれないけれども俺の起源はあくまで親父の金玉に俺の原型が発生したタイミングですから、お前の原型が発生しただいぶ後の話ですから、みたいな感覚が怖い怖い怖いって言ってる俺の中にあったような気が今となってはするんだけれども別にそれもそんなことないからねっていう事実誤認っぷりが自分で面白かったですよね、男は精子出身・女は卵子出身ってのはふつーに考えりゃどう考えてもおかしな話ですから、嫁の話を受けるのであれば俺も彼女と同様にお祖母ちゃんのお腹にいる俺のおかんの胎児の体内に既にいたはずなのですけれども理屈で考えりゃそうなるわけですけれども全然ピンとこないですよね、嫁がそういう風に胎児のおかんの中にいたのはピンとくるんですけれども我が事となるとまったくピンとこないこの感じ、男は男であり女は女であるというこの断崖絶壁は、男と女で所帯を構えた今となっても感覚的には未だ全く持って断崖絶壁であって、いやー女は恐ろしいなーみたいなことを男っとこ前な顔でアンニュイに吐き出すしかない僕の顔は、男っとこ前に見えたらいいなぁと思う俺なのでした。あと、今日のわんこ文体で思い出したけど、全然関係ない話になるけど、NHKでやってる『花子とアン』な、宮本さんカツゼツ悪すぎて自分の息子の名前を決めるシーンで純平って名前を完全に「ジッペイ!」って言ってたやつな、ああいうの面白すぎるから俺やめた方がいいと思うんだよな。以上です。

もし自分の親父と配偶者の間に出来た子供がいたらきっと俺には兄弟でも息子でもなく親父のコピーに見える気がする

このエントリは異母兄弟とか異父兄弟がもし自分にいたらどう感じるだろうかな俺、みたいな個人的なたらればの話を含みます。実際にそのような環境の中にいて当人なりにベストな家族関係を作っている方、まさに現在模索中の方についてどうこう言いたい主旨ではありません。が、そういう風に読んでしまうかもしれないなーという状態の方の目には刺激物に映る可能性があるのでご注意ください。あと、毒親あたりのキーワードにセンシティブな方におかれましても刺激物として読めてしまう可能性があるのでご注意ください。まぁ、単純に、血の話って誰にとっても一定以上の気合いが要りますよね。俺もあんまマジメに考えすぎるとしんどなりそうな気がするのでザックリいきます。閲覧は自己責任でよろしくどうぞ。何にせよ個人の感想です。

祖父の精子で体外受精、17年で118人誕生 (読売新聞) - Yahoo!ニュース

昨日もちょっと触れたこの話題なんだけれども、まぁここらへんの話題って基本的には医療の力で無理を通して道理(自然の摂理)をひっくり返すような話なので何らか歪になるのは当たり前でその歪を受け入れてでも子供欲しいんじゃいって人がいるのは構わないというか好きにしたらいいと思うんだけど、その歪を都度都度修正改修するためにも想定できる歪は想定できるだけしておいた方がいいだろうから、僕がもしこういう方法を選択した時に絶対発生するだろうなーってなところのパッと思いつく「歪」の話をします。

この話題で「生物学的には兄弟じゃねえか」ってツッコミを見かけるんですけど、生物学的には兄弟だったとして体感的には絶対兄弟とは思えねえよなって話なんですけど、これ全部僕の感覚の話であんまちゃんと説明できる気もしないのでどうぞこの不肖ズイショまな板の鯉の如くあけすけに雑感綴りますので好きに分析してたもーれ或いは「わかるわー」が欲しいだけの話なんですけど、親父と配偶者の遺伝子を足して2で割った子供がいたらそれはたぶん俺にはそいつが親父のコピーに見えてきて仕方ないような気がするんすよね。

僕は妹と弟が一人ずついて(たぶん)全員同じ父親と母親の子供なので想像するしかないんですけど、そもそもどっちかの血が違う兄弟ってどんな感じなんですかね。子供の頃からそんな事情も知らずに普通に兄弟として一緒に育ったんなら究極血縁的には他人でもそれなりにうまくやれたりやれなかったり試行錯誤する余地が全然あるような気もするんですけど、そうじゃない場合どう感じるもんかなぁ。母親が同じで父親が違う兄弟ってのは何となくなんですけど、そこまで辛くない気がする。まぁその種違いの兄弟の父親についてどういう情報を僕が持ってるかにもよると思うんですけど、同じ釜の飯を食って育った仲間じゃないですけど同じ股を潜って生まれてきた仲間ってことで、腹違いの兄弟に比べてそこまで辛くならないような気がする。いや、完全に気がするだけなんだけど。

腹違いの兄弟は、たぶんいたとしたら全然仲良くできる自信がないし出来ることなら別に顔もそんな無理に合せなくていいだろ、みたいになる気がするなぁ、これについては(母親が他所で子供産んでる可能性に比べて相対的に)明日実はそういう奴がどこそこにいるんだよなんて親父にカミングアウトされても全然おかしくないわけだからあまり考えすぎない方がいいよね。母親が俺を身ごもってる頃にね、親父は今も昔も出張が多い仕事をしてる人だったのでどっか他所で馬とヤったりしちゃって孕ませちゃって、上半身が親父なり俺なりにすげえ似てて下半身は馬、っていう俺と同い年くらいのケンタウロスがこの世界のどっかにいる可能性っていうのは全然あるわけですから。槍なんか持っちゃってね。なんでだよ。そこは誰に似たんだよ、お前の親父は別に槍使いじゃねえだろ、みたいな。

普通の腹違いの兄弟をイメージしても仲良くできる予感がしないというのに、自分がまるっと大人になって結婚までしたうえで、その配偶者が親父の息子を産むとか考えただけで恐ろしいですよ。なんつーんすかね、僕が親父とすごい確執があるとか別にそういうこっちゃでもないんですけどいわゆるエディプス・コンプレックス的なやつってあるところにはあると思うんですよ。親父はある意味で最大の敵ですし、俺以外の親父の息子も全員敵みたいなもんで、そういえば弟とも別にそこまで仲がいいわけじゃないんですけど、この文脈で言うと親父の息子という時点で俺の敵であることは間違いないんだけれども母親が同じというところで仕方なく手を打ったみたいなもんだと考えると割とシックリくる。同じ母親を擁してやっと手打ちにできるような相手ですよ、そいつが自分の配偶者の股から生まれてくる、こんな恐ろしいことはない。繰り返しますが別に親父と僕の間にこれといった確執があったってわけでもないんですけれども、実際のところ出来ているかどうかはさておきやっぱ息子として父親を精神的に乗り越えなあかんみたいな感覚って男性なら大なり小なりあるんじゃねえかなと思うんですけど、いや今のは言い過ぎました、まぁないならないで別にいいんですけど、自分としてはやっぱなんとなく無いと言いきっちゃうのは嘘だなと思うんですけど、やっと乗り越えたと思ったら今度は後ろから追いかけてくる形で親父のコピーが自分の目の前に現れるとか考えただけでヤバくないですか?考えただけでヤバくないですか? しかも配偶者は自分で腹を痛めて産んだ子供でそいつのことがかわいくてかわいくて仕方がないわけでしょ、そんなもん俺の何かしらを脅かす刺客にしか見えねえわ、ちょっとゾッとしない話になってきますよね。

単純にこのケースって女性からすると「旦那さんに可能な限り近い遺伝子」っていうシンプルな要件を追及した結果の選択なんだろうなーとは思うんですけど、要するにここまであげつらったような僕の感覚ってザックリ言うと同属嫌悪と同じようなもんってことで構わないと思うんすよね。女性の側が希望する要件を満たしすぎているからこそ、ちょっともにょるぞ、みたいな。別にそういう選択肢はあかんでしょとかそこまで強く言うつもりはないんだけれども(だってもうそうして生まれてる子供が現にいるんだから)もし俺がそういう選択を敢行した際には、ここらへんの自分の感覚とどう折り合いをつけるかがそうして生まれてきた子供に健康な愛情を注ぐうえでの最大のハードルになってくるかなーみたいなそういう話。それだったら感覚的には全然他人の精子使った方が気持ちだけハードルは低くなってくるのかなーとは思うんだけど。

あと、書いてて思った余談なんだけど昔の王族?豪族?が色んな女性との間でいっぱい子供作って世継ぎを競わせるシステムって、よくできてんなーって思った。俺がどこぞの第なんぼ王子だったとしたら母親共有してない異母兄弟と面白いように憎しみ合う自信あるわ。

最後になりますが、ここまで読んでいただいて分かる通り、僕、徹頭徹尾、弟ではなく妹だった場合を検討してないですね。わざとですね。これ何故かというと、単純に、性別が異なるならこういう感覚起こる気が全然しないからです。なんやったら親父と配偶者の遺伝子を掛け合わせて生まれてきたのが娘ならなんとかなるような気すらする(気だけです、実際のところは当事者になってみないことには分からんです)。結局、女は俺とは全く違うわけわからんもんなので、同属嫌悪は無いような気がします。あ、でも、ただ、その場合、自分と配偶者の間に生まれた娘だった場合に比べて、少女から女になるあたりでの思うところの処理がむずそう。あ、あ、あ、やめとこ。そこらへん掘るのはすごく辛まりそうな予感がするからやめとこう。

なんつーか、女のことは知らんけれども男ってやつはマザコン係数とロリコン係数のどっちかが不安定な生き物として生まれてくるもんだって風に僕は考えてるんですけど、それでいうと僕は断然前者だなーっていう風に自覚してるんですけれども、その不安定なマザコン係数なりロリコン係数なりから派生して女性性への畏怖なりそれが裏返っての嫌悪なり何なりってのが渦巻くもんなんだろうなーとも思いますし、あ、とりあえずこの話、ある程度僕潜在的マザコンです宣言しといた方が分かりやすいかなと思って何となく始めたんですけど、本体の話とうまく接続させる方法思いつかなかったんで投げます。まー、すげー疲れたんですけど、こういう話で根詰めてちゃんと疲れることができるようになってくると、昔は全然読んでもおもんなかったギリシア悲劇とか結構今読んだら面白かったりするかもなーとか今なんか思いました。そんな結論でいいのか。いいのです。だってどうせ今結論出さなくても一生考えなあかんお題だしね。以上です。