【読み物】猫と喋れば

いつものように残業を終えて22時すぎの電車に乗って、それで降りて、コンビニで弁当と発泡酒ロング二本を買って家路へ歩いてたら黒と茶のサビ猫が俺の横をついて歩いてくるので目も合ったのでニャーと言ったらプイとそっぽを向きながら「ニャーじゃないわ」と言われた。 「俺だ俺、大吉」 大吉とは私が大学生の頃に亡くし…