<そもそも未だ公開も何もされてないのでネタバレもクソもないのだが頭空っぽで観劇(感激)したい人は見ない方がいい一個人の予想文です>
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野田地図の新作公演のタイトルとキャストの発表が出ていた。
野田地図大ファンすぎて野田秀樹というジジイの関心の方向も読めすぎる俺によるタイトルと野田秀樹の文章だけから「たぶん今回はこういう話をするんだろうな」と予想するだけのタダで買って当たっても何ももらえない馬券みたいなエントリです。
そういうの込みで楽しめそうな人だけご賞味ください。
まずタイトルの「華氏」というキーワードからしてレイ・ブラッドベリの『華氏451』を引用しているかとは疑う余地もなくディストピア的な世界観を描く目的は明らかである。なお、華氏451°とは紙が発火する温度であり、焚書や言論統制をモチーフとして本作品のテーマを意味したタイトルである。
では『華氏マイナス320°』とはなんなのか、最初は絶対零度との差分120°に何があるかという点から考えていたのだが友人から「それ液体窒素の温度じゃね?」と助言を得た。
なるほど、窒素とは空気中の約80%を占める元素であるが華氏マイナス320°≒摂氏マイナス200°になると液体となる。
つまり、これは「空気が液体になる」という話ではないかと予想される。
ではここでいう「空気」とは何か、恐らく「世の中の空気」が液体になって飲み干せるという話になるのではないか。
「空気を読む」のではなく「空気を飲む」、それが気体と液体の違いとなる。
そして「空気を飲む」とはどういうことか、ここで重要になってくるのが野田秀樹の直筆文章のなかに登場する「地震は地底にいるナマズが引き起こす」という下りだ。
「空気を吸うのでも読むのでもなく飲む」「地震はナマズが起こすなんて嘘は誰も信じない」この二つのヒントから辿り着けそうな歴史上の出来事としては、恐らく今回の話は大正の関東大震災とそれに伴うデマによって起こった日本一般市民による朝鮮人虐殺を絡めた内容になるのではないかと予想する。
世の中の空気というものを吸ったり読んだりするのではなく、直接飲めるようにする。その、飲める空気を井戸に投げ込んでしまえばみんな吸うより読むより空気に染まりどんなひどいことでもできてしまう。
それは今現在に起こっているSNSによる思想扇動の問題にほかならない。たぶんそこらへんを批判したいがために関東大震災を山車に担ぐみたいないつもの戦法になるのではないだろうか。
ちょっと前までは「戦争で日本はひどいことされてたの忘れるなよ」に固執してた野田秀樹ですが、最近は「お前らもちょっとのキッカケでおかしくなるからな、勝手に事実を見極めずに言いたいこと好き勝手なことを言って、戦争を作るキッカケの一員になる可能性を危惧しとけよ」みたいな内容が多い。
近年だと、マスメディアや大衆の勝手な解釈により世論が扇動されて遺族に不幸が押し付けられた事件をモチーフとした『フェイクスピア』がもっともわかりやすい。
恐らく今回も同じような内容になるんじゃないかなぁと予想している。
華氏451°は紙が燃える温度。それは、過去の記録がすべて奪われて過去のことが何もわからなくなって、今までどんな人がどんな考え方をしていてどんな人を書き記してきたか、そのすべてを知る術を奪う温度。
華氏マイナス320°は空気が気体から液体になる温度。吸うのではなく読むのではなく飲めるようになる温度。空気を吸えば吐き出せばいいし、空気を読んでるうちは空気を体内に取り入れているわけではなく何となく違うんじゃないかなと思いながら何も言わないだけ。
しかし、空気を飲んでしまえば?どうなる?どうなってしまう?
SNSという井戸に投げ込まれた毒(デマ)を飲んで、そのデマを信じて同じ人間を殺すことを当然と思う現状を憂うそんな話になるんじゃないかなーと予想しました。
あとは、窒素がだいたい80%で残り20%に何ができるの?とか、マイノリティ側のことも考えて作劇してほしいけどどエンタメは広く届いてなんぼなので80%への注意喚起がメインになるのかなぁ。いや、演劇わざわざ見に行ってる時点で全員マイノリティやないかーい!
外れたら外れたねで大笑い、当たったら俺すげえじゃんとドヤれるただの馬券、そんな感じの見立てです。
以上です。