息子が4歳の時から始めた「年に一度ハロウィンの日には家で共に暮らすぬいぐるみたちがイタズラでなぞときを仕掛けてくる」という遊び。今年もやってました。
去年までの模様はこちら。
軽い気持ちでぬいぐるみのかくれんぼレベルから始めたものの毎年恒例となってくると、息子は当然育てば育つほど賢くなるので適切な難易度で問題を作成するのが大変になってきます。大変です。
今年はこんな感じで実施しました。
今年もハロウィン恒例の息子に本気で謎解きさせるやつを頑張って作ったよ(デザインだけマジで外注したい)(これを一人で作るために息子は「お父さん仕事あるから」って言われて妻と二人でイベントに遊びに行ってるよ) pic.twitter.com/7NfwvNkacJ
— ズイショ@架電座 (@zuiji_zuisho) 2024年10月26日
まず家に帰ってくるとぬいぐるみが何ひとついなくなっており、食卓テーブルの下に毎年恒例の怪しげなトランクが。食卓テーブルの下にあるままでは上の台につっかえてしまいトランクを開けることはできません。トランクと食卓テーブルは5桁のダイヤルキーの自転車用のチェーンで繋がれており、このキーを解錠しなければトランクを開けられる食卓テーブルの外まで引き摺り出すことはできません。
まずは最初に各クイズがどこにあるかを収集するところからですがここは特に捻りは加えずにいつも過ごしてる家の色々なところにクイズカードを隠しているだけです。ただそれだけで、いつもの家がちょっとしたアトラクションになってる感じが面白いじゃないですか。壁に貼ってあるポスターの裏や、おもちゃの箱の中、本の隙間に知らぬ間にクイズが忍ばされている。ワクワクして良いですね。
そして今年のクイズのテーマは「自分の持っている知識から類推する」「その情報にアクセスする方法を家の中から見つけ出す」として考えました。
Aは首都名からその国名を答えさせる問題ですが、知識がなくてもリビングにある地球儀を見れば正解に辿り着けます。
Bは棋譜の通りに進むとある名称がついている囲いが完成するのでそれが答えになります(正解は五文字でTwitterにあげてるやつは四文字になっててミスってたので刷り直しました)。棋譜を見ただけではわからないので将棋盤に実際に駒を並べて順に棋譜通り指してみることで正解に辿り着いていました。
Cはポケモンからの出題です。このわざ構成を持つポケモンは何?という問題で、正解はコノヨザルを想定してたんですがよく考えたらふんどのこぶしはコノヨザル専用技ではなくオコリザルが覚えてコノヨザルへの進化条件に絡む技だったので出題ミスでした。しかしまあ最終的には他のクイズの答えと照らし合わせると類推できるのでまあ良しとしましょう。
Dは英語の地名を日本語名に直す問題で、理想はアレクサに聞いてみて正解を得ることだったのですがアレクサがうまくこちらの知りたいことを聞き取ってくれずGoogle先生に打ち込みで頼る形になりました。
Eはシンプルな英語の質問から答えを得るという出題でした。これは楽勝でした。
Fは北海道地図がリビングに貼られているもののふりがなは記載されていない、けど位置はわかるのでGoogleマップでその近辺にクローズアップすると何かしら読み方がわかるだろうという出題でした。で、ここ迂闊だったんですがひらがな表記を見つけるのは結構困難でローマ字で記載されているのをみればいけるだろうと踏んでたのですが小学1年生の息子はローマ字未習得でした。ローマ字で日本語入力するためにアルファベットを打ち込むのを覚えると、英語学習の方とバッティングする可能性があるという妻の方針を失念していました。言われてみればスマホでフリック入力はしてるけどパソコンで文字打ってるのは見たことなかった。まあ、フォローして正解に辿り着きました。
Gは絵画のタイトルを挙げてその作者である画家を答えさせる問題で、一見ただ知識の有無を問う問題に見えますがつい先日のこどもしんぶんで有名絵画特集が掲載されていたことを踏まえての問題なのでアクセス可能です。
すべての問題に答えると縦読みで浮かび上がるのはある音楽タイトルで、この家にあるその音楽タイトルのCDを探しに行けば最終問題に辿り着けます。
和暦の概念と自分の年齢を把握していれば簡単に解ける問題です。
これにより開錠のための5桁の数字をゲットすればトランクを開けることができて、トランクの中にでたくさんのお菓子を抱えたぬいぐるみとご対面できてクリアとなります。
年々問題作成の大変さは上がっていってるんですが、息子の成長具合を振り返りながら、ちょっと手こずるだろうけどきっとなんとかするだろうくらいのラインを探りながらの作業はとても面白いです。こちらもなぞとき作りなんか素人なので、頭を捻って考えないとうまいことできませんので、日頃一緒に遊びに付き合うなんかよりは余程対等になれるのも心地よい。これ大変だから来年はもうやだなと毎年思っていますが、サンタクロースの存在をいつまで信じているかはわからないのと同様にこんな遊びにいつまで息子の方が付き合ってくれるのかを考えるとせいぜいあと2年か3年かなんだろうなと思うので、それくらいならもう少し頑張ってみようかなと思っています。
ただ、息子も「そのうち友達の◯◯くんの妹の◯◯ちゃんが4歳になったら僕がぬいぐるみたちと一緒に問題考えてなぞときに招待しようかな」とか言ってるので、問題作成者が誰なのかを知っているのか知らんのか知らんぷりなのか、やくわからんけどまあいいやと思っています。
以上です。