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「あとでちょっと話あるから」だけ言ってくる奴には警戒してる

「あとでちょっと話あるから」だけ言ってくるやつは控えめに言っても俺と相性の悪い人間か或いは人に余計な負荷をかけることに何の抵抗もないヤバイ奴の何れかなので警戒してるみたいな話を書きます。

僕は自分がされるのめちゃんこ嫌なので極力使わないように心がけてるんですけど「あとでちょっと話あるから」だけ言ってくるやついるじゃないですか。「何の話?」て聞き返しても「まぁ、長くなるから後で言うわ」とか濁すやつがたまにいてアレが僕すごい苦手で。プラスアルファで情報が何か付け加えられてるなら全然いいんですけどね。カワウソの展示スペースの改装の件で話があるから、とかね。なんで俺動物園勤務じゃないのにそんな例えしたのかわからないけども。長靴とかもう何年も履いてないけどね。あとカワウソ見るなら冬より夏がいいよね。だからこそ冬のうちに改装終わらせたいよね。どうでもいいわ。

せめて最低限「ポジティブな話だから」「ネガティブな話だけど」くらいは言ってくれないとどうも気になる。その「あとで」がいつかもわからないし、他のことしてても脳のCPUの何%かは望まずとも無意識にそっちに持ってかれちゃって「何の話かなー」とか思いを巡らせちゃうのも人間だから仕方ないよ。まぁ自分が殊更にネガティブで悪い方を想定しときたい人間だから余計に考えちゃうって自覚はあるし、「あとで分かるんだから考えるだけ無駄じゃん」っていう竹を割ったような仮想貴方の言い分も分かるっちゃ分かるんですけど、このケースの場合知らないのは俺だけで「あとでちょっと話あるから」って言ってきた相手は何の話をするか知ってる、っていう非対称性が恐らく主に気に食わない。

これが「明日一緒に田んぼ行くから。先日の嵐以来初めて行くからどうなってるかわからんけど」なら別にいいんですよ。それを言ってきたそいつも田んぼどうなってるかわからんし、それなら俺も一応悪い状況だけざっと想定して「もしかしたら田んぼ鮭まみれになってるかもなー、特命リサーチ200Xでそういうの見たことあるし最悪鮭が降り注いでるかもわからんなー。まぁ、行ってみなきゃわからんけど」と割り切れるんでいいんですけど。「あとでちょっと話あるから」は、向こうは既に何を話すか知ってるから全く気にならないんだろうけど、それを要約してさっと伝えとくコストさぼってるせいでこっちは想像する余地が残っちゃってなんか無駄に生きにくいんですけどって気持ちがある。

伝家の宝刀「気にしすぎ」で快刀乱麻されそうな話題ではあるのですが、その刀振り回してくるやつは恐らく「あとでちょっと話あるから」を結構普段から使っちゃっててイタいハラあるから受け取る側の気の持ちように落ち度があることにしたい奴だとほぼほぼ決め込む俺こと僕です。タイミングとか重なれば人間多かれ少なかれ気になるに決まってるんですよ。そこは個人差あるけど誰しも少なからずあるんで、じゃあそこらへん配慮してやろうよお互いに、みたいな話です。それでも「気にしすぎ。気にするな」派を断固主張する人は俺が絶妙のタイミングで「昨日たまたまお前のお母さんと会ったんだけどあとで話あるから」って連絡入れてやるんで電話番号教えてください。で、その日の夜に二人で鳥貴族に行ってとりあえず乾杯してよそよそしく世間話して一杯目の生ビールが残りわずかになったくらいのタイミングで「実はずっと黙ってたんだけど年末の歌番組を色々見た結果もしかしたら俺NMB48のセンターちょっと好きになってきたかもしれん」って俺が言うんでそれでもビタ一文むかつかなかった場合にのみちょっとお前の意見を考慮してやらんでもないです。

もちろんみんなお互いに忙しいから話したいことを話したいタイミングで何の事前共有もなしに話せる機会が作れるとも限らないってのは大前提だけど。もしそれが相談事であれば何の話か触りだけでも言っておけば受け取る側も事前準備できるしさ、「話長くなるからあとで話すけど全然悪い話じゃないから構えなくていいよ」だけでだいぶ言われる側はラクだろうし、ネガティブな話題はできるだけ「今ちょっと時間だいじょぶ?」からスッと言える流れに持っていけるようにこっちでタイミング探りたいけどそれが無理ならやっぱ「鮭の件で後で話がある」くらいは言っとけば「ああ降ったんだなこれは厄介な事態になったぜ」とか心の準備ができるじゃないですか。味噌とキャベツ買わなきゃ、みたいな。ちゃんちゃん焼き美味いからみんなググりな。おググりよ。

そういえば、これ頭の方で前置きしときゃよかったと今気づいたけどめんどくさいんで今書くんですけど、「言われた時点で大体何の件かお察しつくだろ」っていうパターンもありますけどね。確かに明らかにお察しできるケースもあるけど、お察しできない時ね。しかもそういう時は思い当たる節がないだけに蓋空けたらしょうもない話だったってオチが多くて。こいつタスクメモの附箋感覚でこっちのCPU削りやがったなみたいな。あと漠然とした相談で意見を求められるケース、事前にそういう話だって言っといてくれりゃこっちも多少は準備できたけどいきなりそんな漠然とした話されても困るし、ってパターン。こうなるとお互い折角取った時間が全然有意義じゃなくなって坂本くん家のカルピスくらいうっすい時間になって、ファミコン持ってないから全然行きたくないけどやたら俺ん家来いよって誘ってくる坂本くん家のうっすいカルピスみたいな、何の話だろーと気にしてたのも何だったんだってなるしその話してた時間も何だったんだってなるし一粒で2倍残念で600m走れます。あとは、わかっててわざと濁して主導権握ろうとするやつがいるのももちろん知ってるんですけど、そういう人についてはもう何も言うことはないです。

まー、実際にはそこに気を揉んでても仕方ないからてきとーに流すし、そういうやり口をいちいち咎めて改めてもらうのもめんどくさいんで警戒という言い方になるんですけど、なーんかこういう日常での些細な気遣いとかを見ながら俺の中に「平時は別にいいけど緊急時になったら絶対お前とは一緒に行動しないからな」リストのようなものが作成されていってるような気がします。以上です。