←ズイショ→

ズイショさんのブログはズイショさんの人生のズイショで更新されます!

職場の困った人をうまく動かす心理術の本の話題雑感

どうも、ズイショですー、よろしくお願いしまーす。
 
あのー、例の本が一部界隈を賑やかしてますけども。僕はあの本についてはもちろん読んでないんですけど、なぜならまだ出版してないから。出版社と著者のノリを見る限り否定的です、なんかよくないことやってるぞ、やってるぞー!くらいにしか思ってないんですけど、あの本の是々非々とは少し離れたところから思ったことがあったのでざざざーっと雑感を書こうと思ったんです。別にあの本の擁護をしたいわけではない、ただのマーク雑感バーグです。Here we go!


もう20年前の話になりますけどズイショ青年は当時ですね、大学に入って、専門は近代国文学に進むつもりでいたんですが一般教養なんて単位もとる必要もありまさぁわな。で、18や19の若造なんかは心理学なんか興味持っちゃって履修しちゃったりしまさぁな。それで一回目の授業で習ったのがクレッチマーの三分類つったかな?世界で初めて人間の性格だか気質だかを分類したやつの話をされたんですね。
 
クレッチマー曰くね、人間の気質は体格によって三つに分けられるんだぞと。
まず一つが細身のやつは真面目だけどクズだ、と。一見おとなしくて従順だけどいきなり違う思考ルーティーンになって裏切ったりするぞ。

二つ目はデブね。デブは躁鬱激しいぞ、めっちゃ明るくてみんなで頑張ろうねってテンションでいると思ったら突然落ち込んで陰湿になったりするぞ、と。

で、最後三つ目、筋肉質のやつ。こいつはめちゃめちゃ粘着気質で周りのやつをなんとか自分の思い通りにしようとあの手この手で色々言うてくるぞ。

めちゃめちゃざっくり言うとそんなようなことをクレッチマーが言い出したんだぞみたいな内容だったんですけど。

あ、もちろんこれなんの専門性も持ってないおっさんのうろ覚えのやつだから読んでる人みんな鵜呑みになんかしちゃダメだからね、そうわかるようにわざわざマーク雑感バーグとかいう超つまんねえダジャレから始めてるんだから。興味ある人は自分で調べてみてね。

で、このクレッチマーの話を聞いて大学生になりたてホヤホヤのズイショ青年が思ったのはね。確かにそうだ!と。わかる、わかるぞ〜つって。もうねカイジの一番最初の限定ジャンケンのとこだけで説明できるんですよ、まずデブは安藤でしょ?あいつはずっと情緒不安定でね、仲間にしてくれって泣いて懇願してきたと思ったらすぐ大事なカード使って勝負に出て一人だけ助かろうとするしその後もまた泣いて感謝したと思ったらすぐ裏切るし。細身のやつは古畑でしょ?あいつカイジを信じてついていきますみたいな感じでいながら安藤にあっさりカード預けたりしちゃうし安藤が裏切ったらすぐそれに追従するしほんま真面目系クズとしか言いようがない。利根川なんか典型的な筋肉質型だよね、自分は頑張ってちゃんとやってきてるんだから他人を支配できて当たり前と思ってる。めっちゃ当たってる、当たってるわ〜。


いやいやいやいや!全部偏見すぎるやろ!偏見すぎるよな、お前もそう思うよな、犬!?
 
犬「わん!!!!!!!!」
 
そんなわけないやろ言うね、そんな体格だけでどういうタイプの陰湿な人間か分類されたら堪ったもんじゃないですよ。こんななんの妥当性もない偏見を大学の講義でされるなんてね、我慢ならんよとズイショ青年は思いました。しかし、大学の先生はそこからこう続けるわけですよ、「この分類は間違ってますが、分類を初めて試みたクレッチマーがいて、ここから精神医学や心理学がスタートしたんです」みたいな、なんかそういう雑感バーグ。

まー、言うてることは分からんでもない。そんなに中身は間違いまくってたとしても、まず試みた、それってけっこうすごいことなのかもしれない。そうだな、最初に「稲のこの部分これ食えるんちゃうのん?」て言い出したやつ偉いと思うし、「水分含ませたらもっとうまくなるんちゃうのん?」て言い出したやつも偉いと思う。「水分含ませた後に火にかけたら絶対もっとふっくらすると思うからそのためにこんなもん作ってみたんだけど」って土器作ったやつめちゃめちゃ偉いよ。「こうしたら持ち運べる!遠征で狩りに行く時とかこれが絶対いいよ!」て炊いた米を三角に握ったやつも天才。おむすび考えたやつノーベル賞。いやすごいな、米はうまいな。あと最近高いな。なんとかしてくれねえかな。

そう考えたら、まあクレッチマーもすごいのか、言ってることめちゃめちゃだけど、まず分類するってことを始めたのはそれ偉いのかな。そこから歴史が始まったんだもんな。

を、踏まえてですよ、この「分類する」という営みをね、誰がどうするのが一番いいんだろう?て考えるんすよ。

たぶんね、本当は専門家がやるべきなんでしょうね。それこそ例の本の話に戻るんですけど、著者ですら言い切ってるんですよ「まー自分は専門家ではないんでちゃんとした診断ができるわけではないんですけどー」みたいなことを言うてるらしくて。

そーれはあかんやろ言うね。

その道の礎を切り拓いたクレッチマーですら「お前何言うてんねん」レベルの精度で分類を始めたわけですよ。そこから人を分類する学問が始まって、その学問を専門として生業とする人々がなんかんや頑張った結果、今の発達障害とかなんとかっていう色々な概念が確立したってことなんだと認識してるんですけど、合ってる?「今撮ってる?」の顔で聞くけど合ってる?カメラ向けられるのは苦手なんだよねー、カメラ向けられたらどういう顔をしていいのかわからなくってー、カメラを向けられるのが苦手なあなたは自分に自信がなくて少し臆病、本当は自分のことを知ってほしいという欲求が強いんだけど被写体としての自分を直視すると自分はこんなんじゃないと思うタイプ。

分類すんなよーーーー!!やめてくれよーーーー!!俺をそんな目で見るな!!

逆に俺はなんか観光地とかでめちゃめちゃ自撮りしたり風景撮ったり自分の子供の運動会とか友達の結婚式とかも常にスマホ構えてるやつらを見ると、スマホの画面越しじゃなくて自分の目で見ろよと思う。自分の目で見ないでスマホを構えちゃうそんなあなた、他人とのあいだに一線距離は置きつつも嫌われたくないし人間関係の輪の中にはいたい、そういう気持ちがあるからとりあえず興味があるから撮影してたんだよみたいなアリバイを作りたがる

やめよーよーーーー!!もう分類やめようよーーーー!!絶対よくないよ、こんなこと続けても誰も幸せにならないよ!!
 
そういうもんだと思ってるので、そんな素人が簡単に人間を分類していいわけないと思うんですよ。でも、もう分類しないとやってらんないんだろうなとも思う。本当ならそんなもん専門家に任せときゃいいんですけど、みんな素人のくせに他人を分類せずにはいられない状況に今の日本は追い込まれてるんだろうなってのもわかるんです。みんな大好きじゃないですか、古くから言えば生まれ年の干支が何かで性格が決まるとか、12星座占いとか、血液型性格診断とか、動物占いとか、最近でいえばストレングスファインダーとかMBTI診断とか、自分のことも他人のことも分類するのがみんな大好き。

分類しないとやってられないくらい人付き合いが多いし大変なんだろうな。人にどう思われるかを気にしてさ、こいつは俺の味方かなどうかな、いざという時俺を助けてくれるかなとか気にしてさ、みんなそんなこと考えてないと資本主義社会を生き抜いていけないから、周りの人ともっと向き合わないとフェイストゥーフェイスで向き合わないといけないんだけど。それすっげえめんどくさいから分類しちゃうんだろうな。

昔はそうじゃなかったんじゃないかなとか思うんだよね、昔の米農家の百姓とかはさ隣の百姓の顔色うかがうより、うちの田んぼの稲ちゃんと育つかなって向き合ってたと思うんだよ。たとえば漫画のバガボンド宮本武蔵が飢饉の村で稲作と真摯に向き合ってさ、それ踏まえて今まで殺し合いの螺旋のなかで生きてきた自分の半生を見つめ直すとかさ、テレビなんか見てても田んぼの水の温度が夏やばすぎてとか悩みながらおいしいお米作ろうとしてる農家を見てるとめちゃめちゃ向き合ってるのに感動すると同時に俺は向き合えてるだろうかって恥ずかしくなる。
 
分類するんじゃなくてひとつひとつひとりひとりに向き合いたい。そういう気持ちを忘れずに生きていきたい。
 
あーーーーーー!!!最後米の例え話で終わりかーー!!米の話大きく二回あったなーーー!!こんだけ、米をディテールとして使うんだったらアメリカの話もしておけばよかった!!米とアメリカを掛けてもっとトランプの悪口とか、アメリカ国民のなかでの大きな断絶の話とか関税の話とかしておけばよかった!!!でももうめんどくせ!!書き直すのめんどくせ!!このままアップしちゃお!!はーーー、やだやだ!!仕方ない仕方ない!!俺は悪くない!!俺は何も悪くない!!
 
はいクイズでーす、この終わらせ方するズイショさんは細身でしょうか、デブでしょうか、筋肉質でしょうか!?みなさん偏見でお答えください。
 
以上です。

親は選べない、パートナーは選べる、選んだものは大事にする

掲題のようなことを思ってこの一言でほとんど僕のなかでは完結してるんですが、補足をちゃちゃっと書きます。

 

まず僕の感覚では親とか兄弟とかの家族とかって、下手したらそこらへんの他人よりよっぽど他人なんですよね。だって僕の意思で選んでないので。俺、親に頼んだ覚えないですもん、あんたの息子にしてくれとか。妹とか弟に俺の兄弟になってくれって頼んだことないですもん。そのくせ、望む望まないに限らず家族である以上は長い付き合いにはなるんですけど、だからこそ他人行儀でいたいですね。自分で望んで選んだ家族ではないので「家族とはこういうものなんだ」「俺はこの家族の価値観を内面化しながら生きていくんだ」なんて納得する必要はない、親に対して兄弟に対して「この他人はこういう考え方の人間なんだな」と思う以上のことは必要ないなと思う。

もちろん、こういう考え方ができてる時点で親と適切に仲良くやれてるからそんなこと言えるんだって思う人もいるだろうし、あるいは家族という鎖を全力でぶった切って縁切りして初めてそう思えるもんだろと考える人もいるだろう。

それでも理想論として、心構えとして、自分の中くらいではそう思ってた方がいいだろ。お前が消えて喜ぶものにお前のオールを任せるなと言いますが、お前が消えてもらっては私が困るなんてやつにもお前のオールを任せる必要はないってだけの話で。

 

一方で、タイトルにはパートナーとだけ書きましたが、友達や人間関係含め、そこらへんは自分の意思で選べます。家族は選べない割にずっと家族をやらなくちゃなりませんが、そうじゃないものは選べます。こいつムカつくなとかこいつおもんないなと思うやつとは友達にならなきゃいいんです。職場の上司は選べないとかそういうのは全然違う話なんで置いていきますよ、誰に自分を開陳するか誰を信頼するか誰を大事にしたいかという内心の自由の話をしている。

自分の好きな映画、好きな絵画、好きな景色、こいつになら話したいと思えるやつ以外にはわざわざ話してやる必要がない。

学生時代、教室で休み時間に小説かなんかを読んでるとクラスメイトの誰かが「何読んでるのそれ?」と聞いてきて、僕は本のタイトルとその著者の名前を答える。「へぇ、そうなん?それおもろいん?」と更に聞いてくる。僕はざっと話のあらすじを熱もなく語る。彼の答えは「そうなんや、俺あんま小説とか文字いっぱいで読まれへんからなぁ」だった。はい、これで終わりです。彼はもしかしたら僕と友達になりたかったのかもしれないけれど、僕はこの一連の流れでこいつと友達になりたいと思うところが一つもなかった。彼を馬鹿にするとかではなく、だって彼と僕のあいだに共通の話題が見つからなかったんだもの。

甲本ヒロトが学校について語っていた話で「教室なんか座っときゃいいんだよ、みんなと仲良くなんかならなくていいんだよ、山手線に乗り合わせて同じ車両の人たちみんなと仲良くしましょうね、なんてならないでしょ」みたいなんがあって、これは本当にそうだなと思う。話してて楽しいやつとだけ仲良く友達になればいいでしょ、と思う。

 

で、もっと言うとここまで話したふたつの話、「家族なんて他人じゃん」と「友達になりたくないやつとは友達にならなくていい」の両方をあんまわかってない人結構いて。

縛られてるという含みもあるので本人が全部悪いわけではないんだけど、家族を他人と思えずにある種の運命共同体みたいに考えてるタイプの人ほど「じゃあもう関係切ればいいじゃん」としか言いようがない「わがままな友達に振り回されてうんざり」とか「今いる友だちグループが人間関係めちゃめちゃでストレスでしかない」みたいな愚痴が多い気がする(これは偏見でいいです)。そして、そんな人間関係を切らないってことは維持することを自分の意思で選択してるわけなんですけど、維持するためにはガス抜きの愚痴を言う相手がどうしても必要で、そのおもんない愚痴を聞かされる役に選ばれて白羽の矢が頭に突き刺さってる俺はその人間関係より軽んじられているんだな、じゃあ俺もこの人を軽んじるしかないなとなるわけです。というかこの人は俺にとって愚痴しか言わなくて話しててワクワクしない人なのだからこの人と過ごす時間は無駄だから疎遠になろう、と僕は思う。つまり彼は、僕を遠ざけることを望まずとも選んだのだなという結論になる。

 

anond.hatelabo.jp

翻ってこのエントリを書き始めたきっかけがこの増田だったんですが、まぁ僕の考え方でいうとこの旦那さんは自分の意思で選べる自分の意思で選んだパートナーを自分で選んだでもないたまたまの偶然の自分の母親より軽んじてるんだな、むしろ選んだ理由は「僕の言うこともお母様の言うことも受け入れてくれそう」だったんだろうなーと僕の考え方では解釈されます。つまり息子として「家族という運命共同体」みたいなものを受け入れてる人で、自分のパートナーというのはその家族というユニットの外付けパーツみたいな感じなのかな、みたいな。別にそういうご家庭って世の中にたくさんあるらしいので、殊更に非難する気も起きないけれど自分とはちょっとパートナーについての考え方が違うんだなーと思います。

一方でそのパートナーである増田の方なんですが「ちゃんと自己主張してないのが悪い」という手厳しい意見も多いけれど旦那実家のユニットに組み込まれるような形で招かれた(明らかに向こうはそう思ってる)っていう状況下でそんな自己主張できるかっていうと結構それも大変なんじゃない、彼らの価値観では余所者として受け入れられてるんだろうし。と同情的に思う一方で先述したとおり「なんでそんなクソみたいな人間関係やってんの?」っていうことを続けるために他の人を愚痴のはけ口にする人というのも世の中たくさんいるので手放しに「あなたは全然悪くないよ」と言えるかは微妙。でも基本的には旦那が中立を装って母に寄り添うよりかは増田にもっと寄り添うのが筋じゃないの、とは思う。これは「自分の女を守る男たれ」とかではなく男女逆転してもそれが筋だろって話ですね。

 

僕はパートナーを持つ際に「俺はあなたと自分の意思で結婚するのであなたのことは好きだが、お義父さんお義母さんはその人柄に惹かれて家族になるわけじゃなくて勝手についてくるだけだから全く好きじゃないし嫌なところもたくさん出てくるし鬱陶しかったら鬱陶しいと言うと思うよ、そしてうちの家族に対してあなたも同じ感じでいいよ」という話はしていて、概ねこの考えを前提に互いの家族を含めた親戚付き合いをしている。

 

以上です。

はてな民WEB広告嫌いすぎで笑った

本件、Xの方でもそれなり反響をもらってるんですが、Xでのリアクションとブコメ見比べるとはてな民はまー手厳しいご意見が多かったですね。たぶんこう言われると「そりゃそうだ我々はX民と比べてネットリテラシーが高いんだ!」ってみなさんは言いそうですけど。

で、はてなブログ書いて怒られるなんて慣れっこなんで別に全然いいんですけど、今回は話題が話題なのでせっかくだし各種ブコメにレスするに近いかたちでもう一本書こうかなーと思いました。ま、一回くらいやっとくかーくらいですね。

 

では始めますね。

 

●改めてこれ書いてる人はどういうやつか

「ガワの人」って濁し方をしたのは良くなかったですけど、ただの真っ当な商売の広告を配信してるだけの人ですよ。で、効率的に広告費を使うためにWEB広告の仕組みに他の人よりちょっと詳しいだけです。メキシコにちょっと詳しいのでメキシコ歩く時はこういうところ気を付けた方がいいよ、くらいの話しかしてないんですがまるで僕がメキシコマフィアみたいな言われようで怖くて泣いちゃいました。

インターネットをメキシコに喩える程度に現状のWEB広告を特に肯定はしてなくて、法整備も含め両輪でやるしかないので今できる各自の自衛方法をちょっと話しただけです。

なので以下のあたりのブコメに関しては「知らんがな」になります。

> 詭弁
> Web広告屋の言うことは全部嘘だと思え
> 詭弁。そんな話を聞けたのは甘く見積もっても10年前までだ。

>pukka3 「自衛しないお前らが悪い」という論調ならWeb広告が一向にマトモにならないのも納得ですね。

なんかこういうの。ユーザーに今できる自衛の話をしてるだけで別にどうにか騙そうとWEB広告はすんばらしーものですよみたいな話はしてないので。知らんす。

今回の「買う気がなくても、自分の属性に近い興味ある広告はクリックした方がいいよ」という僕の話はむしろ同業者からすると「購買に直結しないクリックが増えるからそんなネタバラシするな」と嫌がられる内容だと思います。「今後親和性が高いユーザーとの接触回数増えるならいいや」って考え方の人ももちろんいると思います。

 

●アドブロック勢

まずインターネットを徘徊する行為自体がタダでティッシュをもらいに行くようなもんですよと説明して、お金を払ってくれる広告主がいないとそのティッシュ配ってくれる人も生活が成り立たないんですよってことまで含めて説明できてたつもりだったんですけど、僕の力不足で伝わらない人たちも多くいらっしゃったようです。

>circled 広告ブロッカー使うよね

>dtldtl 業界の人すぎてユーザーの感覚忘れてるんじゃない? 両親それぞれのパソコンにはadguard入れた

>lessninn 自衛を求めるんなら広告ブロックが結論ですけどね。

僕自身は広告ブロック自体はまったく否定しません。むしろ広告出す側の自分からすると、購買につながらないユーザーがはなから広告を拒否してくれるのは好都合なので。さすがに同業者のマーケターが広告ブロック使ってたら、トレンドとか最近のアルゴリズムをちゃんとユーザー体験として知るためにそこは鬱陶しくても我慢して広告表示くらいした方がいいんじゃないくらいは思いますけどめんどくさいので本人には伝えません。

一方でWEBメディア界隈がどういうお金の巡り方で成り立ってて自分が無料でコンテンツを享受できてるかってのを知らないはずないのに、そんな自信満々に「広告ブロッカー使うよね」って言わんでも、くらいは思いますよね。使うなとはまったく思わないんですけどそれを公言するのは「違法サイトでエロ漫画見てます」くらい恥ずかしいことなんじゃないの?とは思いますね。こっそりやるのは好きにすりゃいいけどそんな自信満々に言うことじゃなくない?わざわざ学校でタバコ吸う中学生じゃないんだから。河原で吸えばいいのに。あと、そんな「アドブロック一択でしょー」みたいな人がわんさ出てくるはてなが気の毒になった。「はてブなんとかしろ」とか「増田なんとかしろ」とか言われても、こんなカネにならんやつしかいない限界集落でなんとかする気そりゃ起きないだろ。

 

●ひどい広告が多い勢

まずはポジティブに受け取れる意見の方。

>riko いいアドネットワーク使ってるとこは良い広告出るから踏めるけど、配信される広告が全部ひどいと踏める広告自体がない(そこまで悪質なメディアではなくともゲーム攻略サイトとかすでにダメ)

>kakaku01 はてなの広告はすごく素直な挙動をしているのか直近の検索内容からマトモなものを提示してくる。Xには常にゴミしかない。

そうなんです、「とぅぎゃったん見てるか!?」みたいなボケだけで終わらせましたけど、今回僕が提案した自衛は100%解決は絶対してくれません。メディアの意志次第です。逆に、リクシルとかオレンジページとかはたぶんそこらへんちゃんとやってる方だろうに怒られてるのかわいそうだな、ってので書いてみたっていう動機と経緯が僕のなかにもあった。逆に言うとトゥギャッターはクソだし、ゲーム攻略サイトとかもクソですね。そもそも契約してるアドネットワークはメディアによってそれぞれだし、まともな広告主からは見放されたメディアもあるし、そこらへんの事情も踏まえると完全な自衛はできないですね。仕方ないというか、両輪のもう片方で解決していくしかない問題ですね。

ただ、ひとつ気になるのはここらへんの意見ですね。

>habarhaba この人はただページをスクロールしただけなのにタップ判定されて意図しない広告が開かれる経験ないんだろうか?

>lovely 言いたいことはわかるけど、クリックしたらマルウェアがダウンロードされたとか詐欺サイトに繋がったとかあるんでむやみにクリックするのもなぁ……っていうお気持ち

>NOV1975 エロ広告が積極的に載るようなサイトは誤クリックを誘うデザインになっており、かなりの確率でエロ広告を踏むことになるんだけど、それが結果としてエロ広告の表示頻度に貢献してるとしたらやっぱり広告が悪い

>tomono-blog そもそも、表示画面の2/3を占有したり、間違って押させるというのが、常態化してるのに腹立つ

ゲーム攻略サイトも含めてだけどこっち系の意見は「そんなサイト見るのやめなはれ」としか言いようがないですからね。僕今回自衛の話しかしてないんで。とりあえず抜粋で3つほどピックアップしましたけど、「普段どんなサイト見てんねん」みたいな、それ言ってええんかみたいな気持ちになります。

>sds-page MSNのトップページに出るような広告でもクリックしたら「あなたのPCは乗っ取られました!!」みたいなの出たからアドネットワークの汚染は深刻よ。読売新聞でもそういうのあったよね

一方で、こういう話もあるのは事実だから「好きな広告踏もうね、変なサイト見てないならできるでしょ」ってのがポジショントークって思われるのはある程度仕方ない部分は理解はしている。

けど、なんだろうな、僕はメキシコマフィアじゃないので正直明日からインターネット無くなっても別になんとかやっていくかなくらいのつもりでいるし、だってネット以外で集客すればいいだけだし、ゼロリスク進行はインターネットに限らず嫌いだし、しかしみんな無課金ユーザーのくせに厳しすぎるんちゃうんか?って思うだけなんですよねー。誰が何にカネを払ってカネをもらうために手を動かしてるのかはみなさんご存知の通りです。

 

●子どもに有害、老人に有害

で、次に出てくるのがこの話なんですよね。これについてはですね、僕はただメキシコ歩き慣れてるだけで「メキシコ最高!」とは全然言ってないんですよね、むしろ「メキシコ危ないからね」しか言ってないんですよ。なので、「とは言え自衛ができない子どももいるじゃないですか」みたいな意見もあるんですけど。

>inazuma2073 子供にネットの使い方を教えるとして、広告に関しては触るなって教えると思うんだよね。子供に限らずだけど。

>pikopikopan そうなんだけど、子供にもやれって違うよなあと。逆に小学生がエロ探しして汚染もあるだろうし

>nagapong なぜこちらが努力をしないといけないのか

インターネットは有害なので使わない方がいいですよ、になるんすよね。図書館行きましょう。僕回し者じゃないんで、インターネット嫌ならインターネット使わない方がいいよ、としか言いようがないですね。メキシコ行きたいから安全なメキシコにしてくれって言われても僕はメキシコ大統領じゃないんで困ります。僕も子どもが一人いますが、インターネットの使い方についてはめちゃめちゃ厳しくしています。インターネットが無法地帯のままでいる方が自分にとって都合がいいからポジショントークしてるわけでもないです。ただ、無法地帯を歩いてる一人として「現状こんな感じです、観光の際はご注意を」って言うてるだけなんですよね、どうしても。

 

●ズイショの界隈についての知識に文句を言ってる人たちへ

そもそも知識が古いとかわかってないとか言う人達はXでリプくれたら一応話は聞きます。あ、こいつつまんねえて思ったらたぶん即ブロックすると思います。リタゲと行動ターゲティングをごっちゃにしてるとかは難癖だなーとは思います。

 

●俺のコメントに触れてねえじゃねえか!って人

いたら、なんか声かけてください。

 

ま、でもXでの「なるほど~」って言ってくれる人たちに比べると、20年前くらいからの嫌儲を引きずりすぎじゃないかはてな?とは思いました。世代ってそういうものなのかなと思いますけど。まぁ別にいいですけど。

 

以上です。