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ラジオ体操はいいぞ

日記でーす。

最近、ちょっと色々環境が変わりましてバタバタしてまして、必然暇で暇で仕方ない時に今更置き石するような年齢でもないし消去法の最後に残った選択肢として書いてたブログの更新頻度は必然減ってるわけですね。いや、年齢を問わず置き石しちゃ駄目だろと思ったみなさん、ネットで申告される反社会行為を叩いていれば世の中が良くなると信じて疑わないみなさん、そのくせリアルに目の前でキシリッシュの赤いヒモをほどくとシュルルッと取れるあの頭の部分の蓋みたいなゴミ、あれをさも気付いていない風に歩きながら落とすおばさんに何も言えないみなさん。そんなあなたが僕を裁くというのですか、「このズイショ、この言い振り、こいつ絶対昔置き石してましたよ、許しちゃいけませんよ」と糾弾しますか? 僕はかつて、カラスでした。とても知恵の働くカラスでした。クルミの中身を食べるために僕は色んな工夫をしたんです。たとえば、クルミを線路の上に置いて砕くだとか、嘴に石を咥えてクルミにぶつけてみるだとか。そんなことを繰り返してるうちに僕はふと思ったんです。電車はクルミを割れる、石もクルミを割れる、じゃあ石と電車はどっちが強いのだろう?賢いのかアホなのかわからない疑問を賢いカラスの僕は持ってしまったのです。そしてその疑問の答えを遂に明らかにしようとしたその日、僕が石を置いた線路の向こうからやってきたのは、街に届けるために鶏卵をぎっしりと積み込んだ貨物列車……、線路は畦の上、季節は秋、実るほど頭を垂れる稲穂かな、史上最大スケールの卵かけご飯が、今始まる。とりあえず「日記でーす」から始まって日記が一行も書かれてないんでここで切り上げますけど、カラスは石でクルミを割ったりはしないんで「そうなんだー」と思わないように気をつけてくださいね。クルミをすげえ上空から落としてアスファルトに叩きつけて割るみたいな知恵はかまします。石咥えるやつの元ネタは、石でダチョウの卵を割るハゲタカです。映像見るとびっくりするんで興味ある方は是非。

それでなんだっけ、そう、環境が色々変わって生活の仕方もバタバタしてるんでね、どうせならもっとドンドンバタバタさせてやろうってことで、習慣的に身体を動かそう思いまして。若い頃はガリガリやったんすけど、さすがに結婚しておっさんなって肥えてきてもうたのもあるし、ちょっと身体動かそうかってなって歩く時間とか作ろうかななってるんですけど、言うたら僕の家の近所の公園でラジオ体操やってるなーってことに最近気付いて。それに行ってみようかなーって思ったんですよ。これみなさん、近所の公園でラジオ体操やってるって聞いたらせいぜい10人たかだかジジイババアのテラスハウスがジャングルジムを背景に繰り広げられてるくらいのを想像してるでしょ、そんなもんじゃないんですよ。僕んちの近所の公園ってまぁまぁでかくてですね、それこそ女子供も入り乱れる夏休み時期なんかになるとですね、あのダーウィンが来たとかどうぶつ奇想天外でみんな見たことあると思うんですけど、ウミガメの卵が一斉に孵化してみんな一斉に海を目指す映像あるじゃないですか。アレくらいの勢いでラジオ体操をするために6時30分に老若男女が大集合するんですよ。なんだそれ気持ち悪りっ!

ちなみにウミガメに関しては卵を産んだ時期はてんでバラバラだろうにどうしてあんな一斉によういどんで孵化して這い出てくるのかって言うとですね、月の満ち欠けが関係してるんですよ。ウミガメの赤ちゃんはまず埋められてた卵から這い出て砂をかき分け砂浜に這い上がってきて地上に出るわけですが、陸ってのはウミガメの赤ちゃんにとって危険がいっぱいなんですね。鳥とかキツネやタヌキの仲間とか、とにかく捕食してやろうって天敵が陸には盛りだくさんなんです。とは言えども、砂浜に穴を掘って産み落とされてしまう以上、それはもうどうしようもない。ではウミガメの赤ちゃんはどうするかというと、生まれてすぐのイの一番にウミガメの赤ちゃんが挑まなくてはならないミッションはただ一つ。一刻も早く天敵のいない海へと逃げ込むことです。そこで重要になってくるのが潮の満ち干きです。満月、つまり満潮の時は、潮がもっとも深く砂浜の浅瀬の方まで流れ込んできて、また海に引き込もうとする力も強いわけです。ウミガメの赤ちゃんが海まで逃げ込むのにもっとも有利な環境というわけですね。なので、ウミガメの赤ちゃんたちはこの好機を確実に逃すまいと一斉に産まれ、そして一同で海を目指すのです。卵の中のウミガメの赤ちゃんたちが一体どのようにして潮の満ち干きや月の満ち欠けを察知しているのかは未だによくわかっていませんが、ウミガメの赤ちゃんたちの生への執着は私達も見習うべきところがあるかもしれませんね。ちなみにこの段落は、100%僕の「どうせこんなところだろう」という想像で書いているので、ウミガメの赤ちゃんが一斉に孵る理由がちゃんと知りたい人は自分で調べましょう。ちなみに僕はこのエントリを書き終わった後に調べます。

そういうわけで行ってきましたよ、ラジオ体操。さすがに冬だからかな、ウミガメの赤ちゃんほどの人数はいませんでしたね(じゃあなんであんなにたくさんウミガメの赤ちゃんの話をしたんだ、しかも嘘の)。それでもまぁ結構な人数のジジイババアがいまして、それも一個のユニットのジジイババアじゃなくて、ユニットがすげえたくさん無数にあるんですよ、テラス団地みたいになってるんです。もちろんソロジジイとかソロババアとかもいるんですけど、でもあれちゃんと数えてないけどやっぱ50人くらいはいた気がする。俺が着いたのは3分前くらいだったんだけど、本当にみんな楽しそうでラジオ体操が待ち遠しそうでね。そんなにラジオ体操を楽しみにしてお前らラジオ体操が終わってからの今日の残り17時間どうするねんってくらい楽しそうだったんですけど。やってみたらこれが超楽しいのね。ラジオ体操とかやったのほんとうに義務教育以来くらいの勢いだ思うんですけど、これがすげえ楽しい。十代にやらされてた当時はさ、若いから身体はほっといても伸び伸び動くし、頭使わなくてよかったんだよ。今やると、やっぱ身体が鈍いぶん頭を使うようになってるから、それ踏まえてラジオ体操すると本当に全身の筋肉を丁寧にほぐしてやる目的で構成されてるんだなっていうのがすげえわかるの。こりゃすげえ!ってなりますよ。だからやっぱすげえ楽しかったですよ。で、そのラジオ体操やってる場所まで俺は走って行ってたんですよ、それでもやっぱ身体の芯からは暖まらねえなぁ仕方ねえわなぁと思ってたんですけど、ラジオ体操の第一と第二をがっつりとこなしてからは全然寒くないのね。身体が温まってるんだ。すごいねアレ。本当にすごいと思う。キーボードの配列考えたやつマジですごいな、とラジオ体操考えたやつすげえな、がだいたい同じ感じ。明日以降も起きれたら行きたいなぁ。

なお、今日見たなかで一番面白かったジジイは、ラジオ体操第一と第二のあいだで行われる首の運動をくわえタバコでやって、ラジオ体操第二のイントロのミュートになる部分にあわせて指先でタバコをパーンと弾いてポイ捨てして直後にラジオ体操第二の最初の運動である小ジャンプを当たり前の顔でこなしていたジジイね。超笑ったし。ただ漫然と生きてたら何十年生きたところであんな感じにしかなれないのなら一日一日を懸命に頑張らなくてはならないな、と思った。以上です。

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