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2016年7月版好きな映画10選

ツイッターのTLでよく遊んでくれる人と「こういうの考えるの楽しいね~」ってキャッキャしてたらなんかすごくたくさんの人がハッシュタグを使っている状態になっていてそれを眺めているだけで楽しい。誰かtogetterにまとめてくれと私は言い続ける。私の二の腕には他力本願と書いたタトゥーが彫ってある。

で、まぁこの遊びの面白さとか奥深さは色々あるんだけど全部置いておいて僕のチョイスを紹介するだけのエントリです。一応暫定版みたいな言い方をしているけど、これなかなか動かないんじゃないかと思う。今日はどうしてもロビン・ウィリアムズについて語らなくてはならない気分だな~とかそういう個人的な気分で一つ二つの変動はあるのかもしれないけれど、基本的に俺はこういう物語、こういうテーマが好きなんだ!!という方針がガチガチなので、思い出補正もなんのそのの勢いで明確にここに挙げた作品の上位互換じゃないともう枠がないぞ、みたいな。良い映画、面白い映画、これからもいっぱい出会うだろうが、「そうなのだ、私にとって世界とは、こうあって欲しいのだ、私にとっての人と人とはこういうふうにつながるものだと信じるべきものなのだ」と心から思えるような物語にはこれからどれだけ出会えるだろうか。案外いっぱい出会えるのだろうか。それはそれで嬉しいな。

10個全部僕絶対どっかで泣くやつ。調子いい時はずっと泣いてるかもしれない(それ、人として調子悪い時じゃない?)。ズイショさんと会う予定があって、「でもズイショとしゃべることあんまねえな」って時にこれらの映画のどれかひとつを観ておいて「あれ観ましたよ」って言ったら僕たぶん1時間くらい一人で良さを喋り続ける。そんな僕の好きな映画10選。

 

ザ・フォール/落下の王国

ザ・フォール/落下の王国 特別版 [DVD]

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事故で下半身不随となり生きる希望を失ったスタントマンが、自殺するためのモルヒネを調達するために同じ病院に入院するひとりの少女を手懐けようと思いつきの作り話を語り出す。物語ることは、希望になりうるか。語り手にとって、聞き手にとって。なぜ私達の口はただ目の前に転がる事実を語るに留まらず、ありもしないどこか遠い世界の空想を語りたがるのか。そこに一体なんの意味があるのか。きっと死ぬまで黙っていられない僕にとって、言葉の空虚さへの絶望は日常的なものではありますが、そんな日常を送るこの現実世界にこの映画があって本当によかった。そう思える映画。

初めて見たすぐ後に感想文を書いている。ラスト30分くらいめちゃめちゃ泣く。

 

ビッグ・フィッシュ 

陽気な法螺話でいつも人々を楽しませる父と、それを疎ましく思う息子。生きることとは物語ること。またそんな話かいな。いや、本当そういう話ばっかです。そう考えたらあんまちゃんと説明しなくていいような気がした。

これは、初めて見たの結構前なんですが、そうじゃない時にうろ覚えで感想文を書いています。やっぱラスト30分くらいめちゃめちゃ泣く。


ゼブラーマン

ゼブラーマン [DVD]

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エンディングで流れる『日曜日よりの使者』を聴くコンディションを整えるための映画といっても過言ではない。「夢は叶う」とか「諦めるな」とか「つまらない日常は変えられる」とか、まぁ表面的に言えばそういう話ではあるんですけど、荒唐無稽なストーリー展開はそのようなただポジティブな思想をそのままに受け止めるには流石に無理がある。そもそも作中のヒーロー・ゼブラーマンが作中作のテレビ番組のヒーローが元ネタであることを踏まえるに、むしろその語る内容がどうとではなく、日常の現実のなかで語り続けること夢を見続けることの大切さを書いた映画だと僕は認識している。

これもうろ覚えで感想文書いている。ラストのセリフ、暗転からの「♪このまま~」で絶対泣く。調子良いとほかのシーンでも結構泣く。ボロボロになっても頑張るシーンってベタだけど結構泣く。この映画への思い入れが強すぎて2作目が観れない。未だに観てない。

 

ノートルダムの鐘

ノートルダムの鐘 [DVD]

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醜く生まれたノートルダムの鐘つき男が外の世界に飛び出す話。オープニングのテンション上がりっぷり、これから最高にエキサイティングでだけどとても大切な物語が始まる予感がハンパない。このあとTHE有頂天ホテルの話の時にも出てくると思うんだけど、甲本ヒロトの『天国生まれ』の歌詞に「叶わない恋もある 諦めてしまえ 叶わない夢はない 諦めるな」という一節があるんだけど、この歌詞を地で行っている話。この前も見たんだけど、なんかブログエントリ書いてないのでそのうち書く。最近のディズニーは攻めてるとか言われて久しいですけど、この映画、実は色々めっちゃ攻めてる。ルッキズム、人種差別、人種差別というかミソジニーじゃんみたいなところとか、ていうかこいつラプンツェルに先駆けてめっちゃ毒親だよねとか。四季がミュージカルやるらしいのでそれも楽しみ。観に行きたい。オープニングで泣くし、オープニングの直後、カットアウトしないでノートルダムの景観を斜め俯瞰で見渡したところからそのままカメラアングルが下に降りたらそのまま町並みのシーンになって物語が始まるところも泣きそうになる。一瞬たりともこの物語から心を離させんぞっていう圧が常にすごくてだいたい感動してる。ここは聖域だーでもなんかわからんけど泣く。

あとこれも二作目観てない。

 

トゥルーマン・ショー

トゥルーマン・ショー スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

トゥルーマン・ショー スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

 

他人から与えられた物語を脱して自分の物語を掴もうとする男の話。巨大なスタジオセットの街で生まれた瞬間から24時間世界に人生を生中継され続けていることも知らずに毎日を生きるトゥルーマン。やがて自分の日常の不自然さを疑い始めたトゥルーマンは真相と自由を探そうと動き出す。「自分の人生を掴みとろう」みたいな部分以上に「物語とは誰のためのものなのか」みたいなことを考える。ラスト、映画の外の僕と同じくトゥルーマンを見守る映画の中の視聴者を見ていると、なんとも言えない気分になる。そこにはいかにも自分がかわいい矛盾が潜んでいるわけだけども、矛盾だからという理由で既にそこにある感情を否定してしまうことは物語そのものを否定することとも直結してしまうわけで、これは正すべき矛盾ではなく調和の道を探さなくてはならない矛盾だと思うし、そこらへんは物語に触れるうえで物語るうえで傲慢になっても卑屈になってもいけない部分だと思う。最後に見たのもう随分昔になるのでそろそろ観たい。ラスト30分くらい泣く。

 

千と千尋の神隠し 

何が面白いのかよくわからないのにずっとめちゃめちゃ面白くて何が面白いのかわからんままに気付いたら最後になっていてなんかめっちゃ面白かったーという気分になる意味がわからない映画。僕に限った話でいえば他のジブリは何が面白いのか意味がわかるんだけど、こればっかりは何がどうなってこんなに面白いのか全然よくわからない。これ作ってる方も宮﨑駿以外は「これ面白いのか?」って思いながら作ってただろと勝手に決めつけている。それくらい何が面白いのかよくわからない。それなのに、出来上がりを観てたら面白すぎて一瞬で終わる。まじで意味がわからん。なのでジブリで一つ挙げるとなると俺は暫定的にこれ。もしかすると加齢に伴って『風立ちぬ』が取って代わる可能性はあるかなーと思っている。電車乗ってるところがなんかめっちゃ泣く。

 

 THE 有頂天ホテル

THE 有頂天ホテル スペシャル・エディション [DVD]

THE 有頂天ホテル スペシャル・エディション [DVD]

 

毎分毎秒ずっと面白い。面白くない時間がない。すごい。人はみんな悩み事をそれぞれに抱えながら生きているけれども、人生のすべてを、毎日の24時間をその悩み事のために使って生きていられるかというと全くそんなことはない。人と出会い、瞬間瞬間の自分の役割を生きて、自分の人生の悩み事と全然関係のない時間を生きるより仕方なかったりする。けれども結局、そうやって人と交わり続けることでしか自分の悩み事と向き合う瞬間というのはやってこなかったりするし、そうであって欲しいときっとみんな思ってるし信じてる。 人は身体ひとつで自分や他人に嘘をついたりつかなかったりして生きているけれど、身体も人生も一つで時間は等しく誰のもとでも24時間なので、嘘の部分も本当の部分もかっこいい部分も情けない部分もひっくるめてそれぞれ一人の人間なのだ。コメディでドタバタで人間を書いていると思えない人もいるんだろうことは知っているが、少なくとも人間への愛は十分すぎるほどに描かれている映画だと思う。佐藤浩市が『天国生まれ』を聴くシーンで必ず泣く。あとは体調によって他のシーンでもちょいちょい泣く。

 

モンスターズ・インク

人間の子供の悲鳴をエネルギーにするモンスター社会で、子供を驚かす仕事をしているさりーとまいいや、そんなあらすじとかいる?ってくらい有名なやつ。これは割と最近感想文書いた。基本泣く。


グッバイ、レーニン!

グッバイ、レーニン! [DVD]

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今度は息子がお母さんに嘘をつく映画。ベルリンの壁が壊れたことをお母さんに知られないために共産主義は終わってないと嘘をつき続ける息子。俺の中で「母」についての映画となると、真っ先にこれが浮かぶ。「母」というものに「時代についてこれないひと」「それでも絶対においていきたくないもの」みたいなイメージを俺は強く持っているのかもしれない。なんか、俺これ大学生の時に見たんだけど、大体ずっと泣いてた。バカバカしい優しさに弱いんだよ俺。嘘は人のためにつくのか自分のためにつくのかはっきり言えないやっぱりずるいもんだとは思うんだけど、もしこの世界に無償の愛なんてものがあるんだとしたら、きっとそれは無償の嘘という形をとっているんじゃないかなと思っている。でもよく考えたら、俺ここに挙げてる映画のなかでこれだけは一回こっきり観た限りだなぁ、他のは3~10回ずつは観てる。なので今度観る。当時より世界史的な部分への理解は進んでるのでまた違う面白さがある気はする。

 

誰も知らない

誰も知らない [DVD]

誰も知らない [DVD]

 

10個挙げたなかで唯一これだけ救いらしい救いがない。一本くらいそういうの入れとこっかなみたいなバランス意識が働いたことは間違いないけど、そこでチョイスするのがこれなんだ~と自分でもちょっと意外ではある。人と人との絶対的な距離みたいなものに泣く。電車のシーンで泣かなかったら100万円やるって言われても俺たぶん泣く。社会派映画として捉えたら、地域コミュニティのあり方とか無関心とかそういう話になるんかもしらんけど、そうじゃなくって、単純に、すべての人のすべてのことを知ることは誰にもできやしないし、けれどもそれとすべての人を愛おしく思うということ自体は矛盾しない。ということの残酷さに泣く。みんな死んで欲しくないと思ってる。けど、そのことは誰も死なない理由にはならないっていう当たり前の事実にうわ~ってなる。

 

というわけで、ちゃちゃっと書きました。みんなも好きな映画の好きな理由、気が向いたら教えてね。以上です。

 

おまけ

 親指シフト、ちいさい母音あんま使わないのでよく間違える。エレフェントマンて。

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