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「コンビニ店員が出てくる話」の修正に関するご報告

昨日書いたオシャレコンプレックスのエントリのブコメを眺めていると、ズイショはコンビニ店員と仲良くしてるみたいな話をしていたので服屋の店員とも仲が良いものだと思っていたが、みたいなことを書いてる人がいて、それで俺は「あれ、俺そんな話したっけ?」といつものように全く覚えていなかった。自分で喋ってる内容を俺はけっこう忘れがちなのだ。なので、心当たりがある僕がよくする「コンビニ店員が出てくる話」を「これですかね?」という確認の意味で書く。

僕は大学に入りその後就職して入籍して今の家に引っ越すまでの6年だか7年だかずっと同じ下宿に住んでいたのだけれど、その間ずっと使っているコンビニがあった。それで、両家顔合わせも終わり、じゃあ結婚しましょう、式を挙げる前に入籍を済ませてまずは一緒に住み始めましょうという段取りになったので、やがて引っ越しの日が近づいてきたのだけれど、そのコンビニには僕が初めて行った時からその時までずっと夜勤シフトに入っている店員がいた。バイトなのか正社員なのかそこらへんはよくわからない。それで、ある日僕はちょっとおセンチな気分になっていたの半分あとで笑い話の一つになれば儲けものだという気分半分で、レジで相対したところで日頃は店員と客ならではの事務的なやりとりしかしたことがなかったその店員に「あの、僕、大学入った時からずっとここ使わせてもらってたんですけど、結婚することになったんで来週引っ越すんすよ」と言った。すると店員は、セブンスターボックスのバーコードを擦りながら「初めの頃はセブンスターも、ソフトでしたよね……」と言ってきた。期待していた以上に気の利いた答えが返ってきたので僕は気に入ってこの話を方々で喋りまくっている。

それで書いていて気付いたのだけれども、自分の周りには喫煙者が多いのだが全体的な時代の流れを考えるとタバコに関する知識ってもはや一般教養とはとても言えないですよね。今の話を面白いと思うために最低限必要な知識として、タバコのボックスとソフトの違いがわからないといけないんですよね。これはタバコの味自体は同じなんだけど容器の違いで、ソフトっていうのは例えばキシリトールガムとか板ガムの容器に近いような紙のちょっと握りつぶそうと思ったらすぐクシャクシャにできるような材質なんですね、対してボックスっていうのはチョコボールの容器みたいな固いツルツルした材質の厚紙なんですね。僕は昔は、ソフトの方がなんとなく渋いかなと思ってソフトを買っていたんですがどこかのタイミングでちょっとダサいかもしれないけど頑丈なボックスの方がいいかなぁと思い、ボックスでタバコを買う派に転向したんです。その転向の遍歴をいつもレジでタバコを売っていた店員さんは実は覚えていて、しかもそれをなんか長い年月を共に過ごしてきましたねお互い年をとり色々変わりましたね風の渋い言い方を今までほとんど喋ったこともない店員がかましてきたっていうめちゃめちゃ面白い話なんですけど、ソフトとボックスの違いが分からない人には「え、どういうこと?」ってなりそうですよね。

なのでいい機会なのでこの話に修正を加えたいと思います。この話全体の渋さを考えると、アイテムがタバコであるべき点は譲れないような気がします。なので銘柄を変えたという話にしようと思います。非喫煙者の人でも名前は知っているような銘柄ってどのあたりになるんでしょうか。とりあえずしばらくは以下のように修正して使っていきたいと思います。

【修正前】セブンスターボックスのバーコードを擦りながら「初めの頃はセブンスターも、ソフトでしたよね……」と言ってきた。

↓↓

【修正後】セブンスターのバーコードを擦りながら「初めの頃は、タバコもマルボロでしたっけね……」と言ってきた。

今後はこのような内容で喋らせていただきますのでこちら共有のほどよろしくお願いします。また、よりよい代案がある場合は受け付けます。ただし、あくまでこの話の面白さは「店員が意外と気の利いた渋いこと言ってきた」なので、バージニア・スリムとかそういうボケはいらないです。これも非喫煙者に一応説明すると、わかんないけど小柳ルミ子系の派手な中年女性とかが吸ってそうなイメージのめちゃ細っそいタバコの銘柄です。以上です。