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『ルドルフとイッパイアッテナ』感想文

なんで読むに至ったか完全に経緯忘れたんですけど『ルドルフとイッパイアッテナ』という児童書のシリーズを読みました。

これはたぶん小学生向けくらいなのかなぁ。低学年くらいだとまだ厳しいのかなぁ。いや、一冊が200ページくらいで文量としてはそこそこあるのかなと思うんですけど、まぁ字はでかいし絵もあるし文章も平易だしまぁなんとかなるんじゃないの。くらい。だと思う(たぶんググればわかる(ググらないけど))。

あらすじは飼いネコとしてぬくぬく暮らしていたルドルフという名前の黒ネコがひょんなことから野良生活を送るはめになってしまい、頼れる兄貴肌のイッパイアッテナというトラ猫に助けられながらなんとかやっていくみたいなそういう物語です。イッパイアッテナという変な名前は、野良猫として方々の近隣住民に食べ物をもらいに行く関係で「俺の名前はいっぱいあってな……」としゃちほこばったところで「ああ、イッパイアッテナって名前なんだ」と言われてしまったので「もうめんどくさいからそれでいいよ」となった次第です。おかしいですね。

一作目は主に「学びの大切さ」みたいなテーマにフォーカスされていて、なるほど子どもに読ませるにはとても良い本だなと思いましたが、二作目以降も僕たちが大人になっていく過程のどこかで知っておかなくちゃならない大切なことを小難しくない感じで教えてくれています。優しさと勇気とユーモアにあふれたルドルフの冒険譚は、子どもにとっては自身がこれから自らの手で紡ぎ経験していかなくてはならない成長物語の予習勉強になるでしょうし、大人にとっては何を知らなかった頃からいずれ何を知り今の自分に至っているのか忘れかけていた自分の物語を思い出させてくれる復習勉強になるでしょう。僕は特に三作目の『ルドルフといくねこ くるねこ』で取り上げられていたアイデンティティ周りの話が特に良かったです(もちろん作中ではアイデンティティなんて言葉は出てきてないけど)。

登場する猫はどいつもこいつも猫なりに間抜けなところもあったりはするんですが基本的に人情に厚い人間のできた猫ばかりで、僕は「そんな猫いるかよ」と思いながら読んでおりましたが、逆に言えば小さい頃にこの本に触れている人間と僕みたいな大人になるまで触れる機会のなかった人間とではずいぶん違う猫観を形成することになるんだろうなと思いました(猫観【ねこかん】)。物を知らない僕は今回初めてこの本の存在を知ったのですがずいぶん有名な本らしいとのことなので、しばらくは猫好きを見かければこの本を昔に読んではいないか確認してやろうかなと思っています。

しかし、日ごろこのブログを読んでいる方にはさすがに違和感があるのかなとも思うのですが、優れた児童書というやつは書かれている内容も優しくて立派なら書かれた動機も優しくて立派なわけですから、ケチをつけたり茶化してやったりと我田引水する気もどうにも起きませんので書きにくいったらないですね。

次はもっと面白くも何ともなければ何かの役に立つでもない大人のエゴイズムに満ち溢れた糞みたいな児童書を掴まされていつものノリでノリノリに感想文を書ければなぁと願っています(そんな締めの感想文あるかよ)。以上です。

ルドルフとイッパイアッテナ

ルドルフとイッパイアッテナ

 

 

ルドルフ ともだち ひとりだち (児童文学創作シリーズ)

ルドルフ ともだち ひとりだち (児童文学創作シリーズ)

 

 

ルドルフといくねこ くるねこ (児童文学創作シリーズ)

ルドルフといくねこ くるねこ (児童文学創作シリーズ)

 

  

ルドルフとスノーホワイト (児童文学創作シリーズ)

ルドルフとスノーホワイト (児童文学創作シリーズ)

 

 

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