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相手に委ねるのはラクだからこそ、ラクだから委ねちゃうのか好きだから委ねたいのか見極める


上記を読んで、「言いたいことは全体的にわかるんだけど何だか導入の話から後半への展開がやたら食い合わせが悪いように見えるけどなんでなんだ」ってのが気になってしまい夜中なのに焼肉が食べたくなってしまった。なので私は今、オーストラリアにきていまーす。それでカンガルーに殴られながら焼肉食ってたんですけど、すごいな、殴られても頑なに焼肉食べ続ける俺の空腹すごいな。あの、一対多で殴られててもとりあえずリーダー格の奴に殴りかかろうとする不良とかいるじゃないですか、あれの焼肉バージョン。それで焼肉食べながら考えたんですけど、少なくとも僕には食い合わせ悪く見えた理由がなんとなく分かった気になったのでなんか書きます。

タスマニアデビルの鳴き声はすごい。

閑話休題

話は、「彼がしばらく会えないって言うんだけどこれってどうなの? どうすべきなの?」という女性の問いに

①厳しいでしょ
②待ってみれば
③あなたがどうしたいか次第でしょう

という3つのアンサーを提示して、ちょっと③にテンション上がっちゃったのかな、「会いたいなら会いに行きたいと言ってみればいい」という3つ目のアンサーでこの問いについての話は終わって、後半なんかカンガルーの喧嘩みたいな怒涛の展開が続くんですけど、たぶんこの③はもう一歩踏み込んで切り分けて選択肢を提示しないと据わりが悪かったんじゃないかなと思う。

つまり③から導き出せる言い方は「会いたいなら会いに行きたいと言ってみればいい」のほかにもあって「会いに行きたいと言うくらいなら会わない方がいいと思うなら、それは本当に好きなのか怪しい」というパターンがあるな、と思っちゃうわけですね。

もちろんそもそも発せられた問いは大前提として「彼女は彼のことを好きである」わけで、だから相談してきてるわけなんですがそれはあくまでそういう設定にすぎず、僕は自分を含め人間なんてみんな信頼できない語り手だと思ってますから、まずその「好きである」って前提が本当なのかどうなのかってのが気にかかってくるわけです。

で、まぁ、id:hase0831 さんはたぶん③で動く人なのでそういうのがあんまないんでしょう。会いたいと口に出して伝えたいほどじゃない人についてはオートで初代バーチャファイターくらいまでグラフィックが粗く見える機能が標準搭載されてるみたいな何かそういうのがあるので、その後の話も「マジで好きな相手とどう接するか」という話に終始しており「今好きだと思ってる相手が本当にマジで好きなのか」という視点がスッポリ抜け落ちております。意外とここの見極めができてなくてダラダラやってる人って見かけますからね。

特にめんどくさいなと思うのは実のところ③のルールに則ってそこまで好きじゃないから消極策をとってるだけの癖に、本人は②のつもりでいて本当に好きだからこそ相手を信じての消極策なんだって言い張る奴ですよね。まぁ、恋に恋するのが楽しいってのもまた真なりなので待って楽しいならそれはそれで好きにすりゃあいいんですけど、それで最終的にうまくいかなくっても絶対にガタガタ言うなよ、いや失恋を堪能するところまでが恋に恋する醍醐味なのでガタガタと嘆き節かますの自体は別にいいんですけど絶対そこは「ワイがアホやったんや」的な嘆き節にしとけよ、間違っても「騙された」とか「信じてたのに」とか言うんじゃねえぞ惨めなだけだからな、と思ってしまう。

コアラはね、他の動物が一切食べようとしないユーカリを食べるのが一番ラクだと思ってラクしたいなと思ったからユーカリばっかり食べるようになったんですよ。ユーカリは毒あるんすよ。だから他の動物はユーカリ食べないんすよ。だからコアラはいつもぼんやりしてるんです。あれユーカリの毒でラリってるんです。ラリってぼんやりしててもいいから、ワイはラクしてたいんや、そう思ってコアラはユーカリばっか食べてるんです。同じように、それが待つという消極的なアクションであったとしても、それはコアラがユーカリ食べる道を選んだのと同様に貴方が選んだ道なのです。その結果貴方が待つだけ待って待たされて結局相手にしてもらえなかった非常にどんくさい残念な人になったとしても、それはコアラが自らの意思でぼんやりしてラリってるのと同じで、貴方が自らの意思で選んだ結果なのです。

相手に委ねて待つ、というのはそれはそれで非常にラクな行為です。待ってるのだって辛いんだと言い張られたところで、待ってる自分に酔って感情のジェットコースターを楽しんでるその時点でやっぱりそれはラクをしているのです。ラクな行為だからこそ、本当にそうしたくてそうしてるのか、単にそれが一番ラクだからそうしてるのか考えなくてはなりません。ただ漫然とラクだからユーカリを食べ続けているのか、いいや自分は絶対ユーカリと相性がいい体質で身長とか劇的に伸びるんだと信じて食べ続けているのか、最終的にすっかりユーカリ中毒でアホみたいな顔になったとしても自分が選んだ結果なのだと受け容れられるのかどうか。そこまで考えてそれでも「待つ」を選ぶなら僕は何も言いませんし、実際にユーカリ食べた甲斐あって身長も伸びて今では旦那の扶養に入って毎日焼肉食べてますって人もなんぼでもいるんですけど、やっぱユーカリ食ってラリってただけで時間だけ無駄にしちゃいましたって人もなんぼでもいるわけで、最悪そうなってでも待ちたい相手に委ねたいって思える相手なのかどうか。そこまでじゃあないのならさっさとユーカリの樹から降りて、直接会いに行ってみるなり他の人を探しに行くなりした方がいいんじゃないのっていう。あとコアラってユーカリ以外のもの食わせて育てたらすごい俊敏らしいよ。

まぁ大枠で言うと、元記事とだいたい同じような結論になってるわけですが、ちょっと違った切り口でのお話をオーストラリアからお届けしました。今パッて海の方を見たらサンタクロースがサーフィンしてますわ。少し早めのメリークリスマス。皆々様が素敵な恋に出会えますように。以上です。

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