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ドラマ『失恋ショコラティエ』全部観たよ

じゃあ2014年1月-3月にかけてで放映されてました月9ドラマ、失恋ショコラティエ全部観たのでなんか書きまーす。

まずは観てない人向けにあらすじと登場人物を紹介していきましょう。嘘です、たぶん俺の今のこの感じたぶんマジメに紹介しない。まずは主人公、爽太くんです。松潤は観てるこっちが不安になるレベルでとにかくシーン毎に顔つきが全然違うね。大竹しのぶの演じ分けヤバいとかそういうことじゃなくて、単純になんか分からんけどシーン毎に全然顔が違ってて何だか心配になってくる。せめて撮影期間中は毎日同じ時間に同じ朝食を食べるとかしてくれても良かったんじゃないのかなってレベルでいっつも顔が微妙に違う。面白すぎる。そんな松潤演じる爽太くんなんですが、なんとこいつはですがねチョコレート大好きな魔性の女を好きになったばっかりにわざわざ海外まで修行に出向いて一流のショコラティエとなって凱旋帰国します。しかも、その行動全部一回振られたうえでだから、やばいよね。爽太くんは全編通してこっぴどく魔性ガールに振り回されて心を引き裂かれまくるわけなんですけど、「仕方ないよね」感がすごい。だって爽太くんもちょっとおかしいもん。別に爽太くんに限った話ではなく主要登場人物がみんなところどころラリってて性格とか考え方とかわからんでもないんだけどそれを踏まえての行動がやや過剰なので必要以上の感情移入をする気が起きなくてすごく離れたところから「赤勝て白勝て」と楽観的に見守ることができたってのが僕の中でこのドラマを上手に楽しめたポイントの一つだったんじゃねぇかなと思います。ただ、やっとドラマ終わったんでこれから嫁が買ってきてくれて原作の方を読み始めると思うんですけどたぶん漫画の方はハラワタ煮えくり返るくらい読んでてイライラするんじゃねぇかなと期待しておりますので今から楽しみです。で、何でしたっけ、その爽太くんが想いを寄せる魔性のヒロイン・サエコさんね。石原さとみがやってるんですけどこれがまぁかわいすぎる。これ、僕の感覚なんで別にそんなことないかもしれないんですけど、石原さとみがなんかわからんけどめちゃめちゃかわいくなってるって騒がれ出したのがここ何年かの話だけど、その間いまいちテレビドラマでの露出が少なかったような気がするんですけどどうでしょう。CMとかバラエティーにちょろっと出てたの見かけたけどなんかめちゃめちゃエロくなってるけどどうすんのこれどうすんのみたいな潜伏期間が妙に長かったような気がする。『てるてる家族』で朝ドラヒロインやってた頃はなんかすげぇイモ臭い感じの子で、なんやったら何を俺たちの『H2』を汚してくれちゃってんのくらいの、長沢まさみとかあそこらへんに追いやられてる不遇系ポジションだったような気がするんですけど、俺が知らないだけだったらごめんね。そこから「消えたかなー、消えてないかなー」みたいな期間を経て気づいたらなんかめっちゃエロくなってるわけですよ。しかも時代はまさにアナログ放送の終焉を迎えようとするくらいの時期でむしろテレビに出てる女優さんは解像度が上がって粗が隠しきれなくなっちゃって大変みたいなそういう時期なのに何故か一人だけめちゃめちゃかわいくなってる石原さとみですよ。たぶん俺は石原さとみちゃん地デジカと寝たな、と思ってるんですけど。一人だけ地上波デジタル放送でバッキバキの輝きを放つために枕で地デジカと寝たんだな、と思って興奮してるんですけど。そんな石原さとみが満を持してですよ、こんなにかわいい石原さとみが動いてかわいい演技をしてたらとんでもないことになるぞと散々焦らせて今回満を持して小悪魔系ヒロインにパイルダーオン。もう一挙手一投足がすげぇかわいいの。演技がうまいのかどうかはよくわかんないのね、ハマり役とはまさにこういうことなのかと思った。石原さとみ、動いてる、かわいい、オールオッケー。基本的にはこの石原さとみ演じるサエコさんがですね、爽太くんに思わせぶりな態度をとって、爽太くんがそれを受けてなんかキモいポエミーなことを言う。を11話延々やるというのがこの失恋ショコラティエの概要になります。もちろんヒロインが石原さとみ一人というわけにもいきませんので、恋の鞘当てになってるのかどうかよくわからんけど他にも女の子が何人か登場します。一人がエレナちゃんですね。役者さん名前なんだっけな水原なんとかっていうんですけど、すいません僕この人のイメージってヘルタースケルターしかなかったんですけど。ファミコンヘルタースケルターで各ステージの最深部で火を噴きながらジャンプしてる人っていう印象がどうしても強くて、沢尻エリカがそれをうまく躱して斧をゲットすると足場がなくなって溶岩に落ちるイメージしかないんですけど。あと顔が鬼っぽい(クッパボケをしたうえでまだ言う)。この子はなんか爽太くんと片思い同盟みたいなのを結成してセフレの関係になるんですけど、すいませんおっさんその価値観ちょっとよくわからないけどまぁいいやと思って見てました。あともう一人、薫子さんですね、僕は頑なにエネゴリくんの彼女と呼び続けるんですけど、この人はサバサバ系をこじらせてる人みたいな役どころでして、爽太くんとは幼馴染みたいな付き合いで実は密かに思いを寄せてるんですけどアッパーな恋愛価値観のサエコさんとかエレナとかそしてそれを許容してる爽太くんにやきもきしてるんだけど何せサバサバ系だからそのやきもきもなかなか上手に伝えられない、みたいな。登場人物の中では割と一般的な価値観に近いので視聴者も一番感情移入しやすいポジションになるのかなーとかテキトーに思うんですけど、なんか好意的に感情移入できるのもせいぜい前半までだったのかなと思うんですけどみんなはどうなんでしょう。徐々に徐々にこじらせてって見てるこっちもすげーむかつくんですよ。それがいいんですけど。ここで薫子さんだけ抜け駆けなんて絶対に許せませんよ。登場人物全員大体むかつくので、見てるこっちとしても誰に同情票を投じるにしてもいくらかの覚悟を要求されるみたいなそういうバランスが超面白い。メインは、この四人を軸に展開していきまして、あとオリヴィエとまつりちゃんっていう、そこらへんのすったもんだとは距離を置いたところで勝手にくっつく二人がいるんですけど、あのパートごめんぶっちゃけめちゃめちゃどうでもよかった。むしろあいつらがくっつかなくちゃならない理由って、店が停電になった時にサエコさんと薫子さんが仲良くなるイベエントをこなさなくちゃならないので他の従業員は京都とか遠方に行っててもらわないと困る以外になんかあったんか。

で、まぁあらすじとしてはそんな感じなんですけど、よく考えたらあんま書くことなかった。毎週何がどう進展してたのかあんま覚えてねぇ。というか、基本爽太くんが落ち込んだり元気を取り戻したりするだけであんま何もなかった(恋愛ってそういうもんだからいいんだけどさ)。BGMがね、また良くて、テレビのドラマとかアニメのBGMって毎週毎週使いまわすじゃないですか、あれよく考えたらすげぇなと思うんですけど。このドラマでいうと印象に残ってるBGMが2つあって、一つがアンニュイな独白をしたりセンチメンタルな感情を内に秘めてそうなシーンで流れるやつで、あともう一つがなんか吹っ切れて決意した時に流れる音楽ね。この2つが、まぁ毎週流れて、それしか覚えてないんで、だからたぶん毎週ちょっと落ち込んで吹っ切れて前に進む、っていうそれだけを延々やってたに過ぎないんじゃないかと思うんですけど。それで何だかんだ最終話まで見せられるんだからすごい。

最終話は観たのさっきなんで流石に覚えてるんで、最終話の感想で言うとですね。これ僕のすごい穿った観方なんだろうなーって自覚はあるんですけど、最終話ってキレイに回収しなくちゃならないじゃないですか。ドラマでも漫画でもそうだと思うんですけど、ストーリー的な回収はもちろんですけど、結局登場人物は何をどのように受け止めて何を思いどういう結論を出すに至ったかとか全部回収しなくちゃならないし書き手としては何としても回収し果せてやりたいのが人情なわけです。その結果、みんな今まで以上に喋るよね。そして抽象的になるよね。もちろん書き手の中では、それが要するにどういう考え方なのかシッカリあると思うんですよ、図とかに書いてくれたら分かりすぎるくらいにそれはもうしっかりと定まってると思うんですけどそれを主人公の行動と選択をもってすごい自然に見せるにはあまりに余白が少なすぎる。その結果、抽象的なことをすげぇ喋っちゃうの。抽象的だから伝わるかどうかもギリギリで。その綱渡り感がすごい好きで。一番わかりやすいのが週刊少年ジャンプの打ち切りなんですけど、残りわずかなページ数の中で激しい戦闘をしながら敵の悪を否定する考え方を主人公が戦闘しながらすげぇ喋る、確かに○○かもしれない~それでも俺は~とかすげぇ言いながら敵に殴りかかるんだけど抽象的すぎて油断すると一撃でピンとこなくなりそう危ない危ない危ないみたいな、そういう上ずってる書き手のテンションに如何についていくかみたいなそういう感覚がすげぇ好きなんですね。それでいうと、失恋ショコラティエでもまさにそういうシーンがありましたよ、サエコさんにチョコバーを食わせたあとの爽太くんの長台詞がそれですよね。もう危うかった。松潤も大変だなと思ったよ、言わんとしてること分かるよ、分かるけど油断したら一瞬で自分で何言ってるのかよくわからなくなりそうな台詞ですよ。別にこれは馬鹿にしてるわけでもなくて、いや、でも、そうだよなーとかも思うんですよ。あそこに俺は全話通した中での一番の謎のリアリティを感じた。一度好きになって恋愛を始めてしまったならもう行くところまで行くしか終わらせる方法はないわけですよ、客観的に見たらそんなわけないのに当人の頭の中ではもうそうするしかないって方向で確定しちゃってるわけで、そんな奴の言うことが理路整然としてるわけないんですよ。よくわからないんですよ。別に恋愛の話でもいいし、恋愛以外でもいいし、俺だって痛いハラないわけじゃないですし、お前らにもないとは言わせませんよ。いたいたいたいたい。そういう感じがね、あって、すごい良かったね。あんま引きで撮らないであげて!ってなる棒立ち感も含め、すごい良かった。で、またその際どい爽太くんの長い長い台詞の後のサエコさんのすげぇテキトーな「ありがとー」みたいな台詞。そのギャップね。これもまた謎のリアリティーがあるよね。別に向こうだって何も思ってないわけじゃない、色々考えてるんだろうけど、すげー簡素なの返ってきたみたいな。もう表面上簡素だけど実際はすげぇ色々詰まってるってことにしとこう、そうじゃないとキツいから。もう俺死ぬしかないから。みたいな。いたいたいたいたいたいってなってもう一回うぎゃーってなった。全体的な無茶苦茶な話ではあるんだけど、あのシーンだけはほんと、謎のリアリティーを感じたよね。

まーなんかそんな感じでね、あんまり思い返すこともないんだけど、何でもないけど一大事っていうのは、恋愛ってそういうもんだから仕方ないよねみたいな。なんか観終わって「うむ」ってなったね。また原作読んで気が向いたらなんか書きます。以上です。

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