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あの時僕のメンタルが弱かったゆえに今日僕は親子丼を食べた

将軍様~、将軍様~、あっしは何気ない日記を書きとうごぜえます。ふむ、そちはオーソドックスなダイアリーを綴りたいと申すか、その心意気やよし。へへ~。

今日の晩御飯は親子丼だったんですけど、嫁曰く今日の晩飯が親子丼だった理由は土曜日に遡るとのことです。

僕は非常に躁鬱が激しいところがありまして、少し期待外れなことがあると喜ぶ準備をしていた身体が冷や水をぶっ掛けられたようにとてもしょんぼりしてしまうという悪癖があるのですが、それゆえ普段はなるべく心がしょぼしょぼになることのないよう常に何事にも期待せず最悪を想定しながら生きることを心がけております。まぁそれでもどんだけ回避できてるかはよくわからんですけど。しかしながら、どれだけそういう危機意識を持って生きていようとも期待したいワクワクしたい前のめりなダンスを人間は完全にやめることができないようで、取り分けプライベートの何気ないシーンでもうっかり勝手に涌き上がった期待を裏切られガッカリと心の水溜りに膝から崩れ落ちダイブするシーンというものはどうしてもゼロにはなりません。

土曜日は二人でスーパーに晩御飯を買いに行ったのですが、色々なタイミングが悪かったのでしょう。なんだかイマイチ食材の品揃えが悪くて、「よっしゃこれ食べよう」という感じになりませんでした。そして僕はその事実に大変に落ち込みました。僕が油断してウッカリ期待をしてしまうシーンというものは、どっちでも大勢に影響がないシーンであることが多く、その結果どうでもいいことでひどくテンションを落とすなんなんだよお前そのものの存在こと僕こと俺です。そのうえ平時の僕はというとひと時も黙ろうとしませんし、どうしても喋ることがない時は即興で視界にある何かしらを歌にするくらい黙りませんので、そうして落ち込んだときのかったるさたるや、嫁の苦労をお察しします。

今日はもう俺は何も食べるなってことなんだな、ああいいさ、何も食べねぇよ、ペコペコだけど食べねぇ、むしろ何も食べたくねぇ、って感じで落ち込み続ける僕をよそに生活という営みの一部をテキパキとこなす嫁は、スーパーを出ようとしたその時に卵を買い忘れていることに気付いたそうです。もう精も根も尽き果てて家に近づかない一歩はまるで踏み出したくない僕をよそに(なんでやねん)、嫁は慌てて卵を買いに行きました。体内のテンション細胞が死滅した僕の様子に彼女も流石に気付いていたようで、内心動揺しながら急いで卵を買って僕のところまで戻って来ました。その際、あまりに慌てていたために賞味期限が近い卵を手にとってしまったらしく、それゆえに一刻も早く卵を消費するべく今日の晩御飯は親子丼だったというわけです。

まぁ、今日起こることは過去の積み重ねだよという当たり前のやつを肌に感じた一件でした。まぁ普通に親子丼うまかったから問題はどこにもなかったんだけどね。

メンタルを露骨に落としちゃうのは、やっぱ油断しちゃえる相手といる時が多いので、広義的に言っちゃえばDVとかもたぶんこれと同じ構造なんだよなーとか思うよね。直したいけど、むずいよねー。落ちちゃった気持ちは、落ち込むのに飽きるまでは帰ってこないんだよね。それを人は「時が解決する」と言うよね。でもその瞬間をね、取り戻したいんだよなぁ。難しいな。以上です。