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「ブッダ」読んだ

Yahoo!ブックストア手塚治虫の諸作が期間限定で無料で読める!みたいなんが確か今日迄とかだったんですけど。手塚先生の作品は、読んでないこともないけどあんまりちゃんと読んでない、ブラックジャック火の鳥はパラパラとつまみ食いで読んだ事があるような。あとMWは嫁が買ったんで読んでた、ばるぼらもなんか読んだな。どろろどろろは途中までは読んだかな。奇子?何それドロロンえん魔くんの少女漫画バージョン?くらいの。まぁなんかいかにも古臭い絵柄で幼児退行した給食のおっさんが出てこない漫画は大体手塚先生が描いたんでしょ。知らねぇけど。オサムシ先生?知らねぇよ。呼び方指定してくるとかオサムシ先生とウーチャカくらいだろ糞が、くらいの感じなんですけど。

というわけで、あんま手塚先生のこと知らなかったんです。地獄戦士魔王とかいちご100%とかよりかは面白い漫画描いてたよね、くらいの認識だったんですけど、今回いい機会なので「ブッダ」をぶっ通しで読みきったんすよね。今回読めたのがブラックジャック火の鳥と、ブッダで。ブッダだけ全く読んでなかったんですよね。だってブッダってさー。学研かな、なんか漫画で分かる偉人の伝記みたいなんとか子供の頃超読んでたんですよ。押入れに篭ってひっそりと。ああいうのでしょーとか思うと全然読む気が起こらず気付いたら髭は毎日なるだけ剃るべき齢に到達していました。

で、ブッダ読んでたんですけど、これが超おもしれー。嫁は実家に全巻あるらしくてちょいちょい「持ってこよか?」て言われてたんすけど、「学研やろ?いらんわ~」言うてたんすけど、超面白いの。無趣味無味無臭の俺は、趣味感性超豊か100点満点ノリでジンマシン出るほどセンシティブな嫁に「この面白さを知らないなんて人生半分損してる」とあらゆるジャンルで言われ続けて2の何乗分の一やねん今どんだけミクロンやねん状態で日々高下駄で面白いことが一つもない沼に片足を突っ込んでるんですけども、このたびブッダを読むことでその深淵から一歩遠ざかることができました。ありがとうございました。

ブッダが超面白かった話に戻るんですけど、自分でも何が面白いのかあんまよくわかってないので困るんですけど。とりあえずなんかこう、「時間」というものがグチャグチャになってる感じが今・俺が・読むってのが最高のタイミングだったなーとか思ってます。鼻の人がアレを描いてたのが10年くらい?作中で進んだ時間が60年とかたぶんそんくらい?それを27年生きてる俺が読んで、ある一日を15分で読んで、その後2ページ30秒で6年後にぶっ飛ぶ、みたいな、そういうバランスがすごい面白かったんすよね。

僕は甲本ヒロトというなんかもう50手前?とかのおっさんを、彼が20歳とかの頃からぶっ通しで大好きで尊敬してるんですけど、彼はずっと「瞬間」の話をしていて僕はその瞬間の取り扱いについてすごく共感して生涯兄貴と慕っていこうかなと思っているんですけれども、その一方でこの「瞬間」しか取り扱えない人間のしょうもなさについてタン壷欲しそうな顔をしている僕とも肩組んでいくしかないなという感じがあります。どこで聞きかじったのかはわかりませんが、「物語を作るということは、たった一つの人生しか生きられないということへの反逆である。」という言葉が、そう書かれたバランが、僕の脳と頭蓋骨の間に挟まっています。どうもこのバランは今後年齢を重ねるにつれ、よりでかくより緑になっていく予感がしているのですが、その予感あるいは事実とどう遣り繰りしていこうかというところで、「ブッダ」すげぇ面白かったです。たぶん叙事詩とか言っていいのかなとか思います。演劇とか変に齧ってたので大御所的なシェイクスピアとかギリシア悲劇とか、一応触れてますけど、ああいうのは嫌いなんすよね。漫画だと叙事詩イケたな~みたいな感想が今あります。全然まとまってません。

明日読み返して後悔するほどまとまってませんけど、以上です。超面白かったです。以上です。

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