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2013年ジャンプ25号の感想とか

久しぶりのジャンプ読んだ感想です。たぶん二ヵ月近くぶり?わからんけど。

めだかボックス、ハングリージョーカー、キルコさんが抜けて新連載が3つ投入されたところです。抜けた3作品については、まぁ何の思い入れもなく、いかにも「終わったね」って感じです。ハングリージョーカーのラスト3話くらいの畳み掛けるような終わらせにいく感じはちょっと面白かった。8時だよ全員集合のBGMが聞こえてきてた。そんくらい。

新連載3つですが、とりあえずまだ二話しかやってないけどライトウイングの人が超飛ばしてますね。ライトウイングのときは正直頼むでほんまって感じだったんですけど、今回のはちょっとこれ面白いんじゃないの?みたいな一抹の思いを僕のシナプスは恐る恐る発しているような状況です。ジャンプのイロハみたいな王道一話王道二話を展開してる風なわけですけど、細部よくわからないし納得いかない演出がとにかく多過ぎる。でも作者本人はそんなことには気付かず後ろには多くの読者がついてきてるもんだと決め付けて「俺の背中は届きそうで届かないんだぜ」と言わんばかりに一人でぶっちぎってる感じがぬいぐるみに腰を振る馬鹿犬を思わせて何とも言えない微妙な気持ちになります。それでも悲しいことに、僕もかれこれ20年近くジャンプを読んでるわけで、経験則から照らし合わせて作者がこっちにどういう風に受け取って欲しいのかくらいは流石に分かる、分かるけどさ~っていう、認知と理解の間で混線がすごいみたいな、すごく新感覚漫画を読んでるような錯覚に陥ります。生き残るのか生き残らないのか知らないですけど、なんだかんだやってる間は楽しく読んでしまう予定です。嫁が「ソウルキャッチャーズがひどすぎてスケットダンスが違和感なく読めてしまった」って言ってたのが印象的でした。

無刀ブラックは明治じゃなくて江戸が舞台ですけどざっくり言うと刀を持ってないるろうに剣心ということで、一話を見た感じ何を売りに生き残る算段なのかいまいち分からない不安な走り出しとなりました。わかるよ、漫画が好きなのも分かるし、描きたいことがあるのも分かる、けど、けど生き残れるのかこれ、っていう。ジャンプの新連載で一番悲しくなるやつでした。主人公がほぼほぼ最強からスタートする漫画ってやっぱどうしても特にジャンプなんかだと王道からは結果的に外れちゃってるわけで、そのうえああもスマートが売りな攻撃方法となるとどう盛り上げたらいいものやら、飛び道具が必須になってくるわけですけども。ぶっ飛んだ悪役とか描きたいようにも見えないしなぁ。とりあえずメインヒロインっぽいやつがえらい遅れたタイミングで投入されたうえになんか全然かわいくなくて、そのまんま終わっていって、本筋は結構面白がって読めてたのにいかにも「あのさぁ」って感じで終わっていった花咲一休みたいなんは勘弁して欲しいなと思いました。

そして来週から始まるのはその花咲一休描いてたコンビの新連載。告知を見た感じでは野球漫画とのことで主人公の名前が灰っていう字と煙っていう字が入っていて投手とのことなので最近流行りの腹黒系野球漫画をジャンプでやってみようみたいなノリなんだと思われます。ワンナウツ、砂の栄冠、グラゼニ、なんかたぶんそういう感じの。花咲一休の原作と同じ人は結構そういうの向いてそうな感じなので結構普通に楽しみです。

あとなんか食戟のソーマ最初馬鹿にしてたけど普通に面白い。あれはなんだろうな。そんな大した話ではないはずなんだけど、たぶん原作と作画分かれてるのがあのいい感じのテンションというか熱量を発してるのかなとか思う。作画の人がソーマすげぇ好きで、かっこいいソーマを描きたくて描きたくてウズウズしてて、原作の人からネームが上がってきて「待ってましためっちゃかっこいいやん今週のソーマ!」みたいな感じで描いてんじゃねぇのかな、とかそういう感じなのかなということに思いを馳せてしまうくらいかっこいい時のソーマがかっこいいですね。いや、ほんと大した話ではないんですけどね。

安定ラインナップを見ると、NARUTOは僕実はジャンプで一番思い入れがない漫画で、1ヶ月に1回か2回読むくらいなんですけど、最終決戦っぽいことを体感的には1年くらいやってるようなイメージなんですけど、終わりそうなのかまだまだ続きそうなのかもよくわかんないし如何せん1年くらいずっと夜じゃない?くらいの感じです。ブリーチも今やってるの最終章らしいですけど、一応読んでますけど、受験生の息子がいたら「海馬がもったいないから読むな」って言うだろうなくらいの感じでふーんと読んでます。銀魂は相変わらず面白かったりたまにウザかったりで楽しく読んでますけど、スケットダンスはどうも終わりが見えてきた感じでやったね!て感じですけど、作者のあかん青春モードがしばらく全力で発動しそうな感じがしてきてるのでしばらくは怒りを忘れないためにブログに書いたほうがいいのかなって事態になりかねません。なんかドロッとした陰の思い入れが見えるようで、果たしてこいつはスケットダンス終わらせた後に何か違う面白い漫画を描く算段があるのか、どうなんだこのやろ描いてみろこのやろって思わせる、なんか眠れなくなるような怨嗟に似た何かを感じる次第です。

そう考えると暗殺教室、ソーマ、黒子、ハイキュー、ニセコイ、斉木楠雄、べるぜバブといわゆる大御所に迫る中堅が気付いたら結構増えてんだなと思って、毎週読んでるとあんまり気付かないもののなんだかんだ新陳代謝やってんのねーって感じで、なんか思ってたジャンプの毛並みとはずいぶん違うけど結局毎週大変面白く読んでます。いやージャンプって本当に面白いよねー。

そういえば今週のトリコがあまりにホモだったのでホモEIC750点の、なんか普通に感想書いててボケてないなと思った焦りで全然面白くないやつ挟みましたけど、ホモEIC750点の嫁に読ませてみたところ「小松見て、マンキンのまん太思い出した」というコメントを頂き、長らくトリコの小松総ウケがどういう運動力学で成り立ってるのかわからずモヤモヤしていた僕は、何かしらのなるへそ感とともに深い嘆息をつきました。以上です。