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【再掲】「泣くな、はらちゃん」の1~9話を全力でネタバレするのでこれで最終回いきなり見ても大丈夫

今期やってて3/23(土)21:00~で最終回を迎える日テレの「泣くな、はらちゃん」がびっくりするくらい面白くて、10年ぶりくらいに全然関係ないことしてる時にふと次回どうなるのかに思いを馳せたりしちゃうドラマで、まじでシナリオブック買おっかなーて思ってるくらい楽しく視聴しているのですが最終回前にちょっと書きます。タイトルの通りです。

ほんとはもっとコメントとかつけながらやる予定だったんですけど、もう明日だしめんどくさいしで、ほんまにあらすじだけ延々書きます。感想はまた最終回見たあとで。で、あらすじ面白く書くのむずいなー、みたいな。糞つまんないんですけど、要旨は押さえられるよう出来る限り頑張ったんで。まぁ、暇で読んでみてふーんとなったらまぁ見てよ的な。流行ってると聞けばドラマ・映画・アニメ・小説・ステキな何もかも、とりあえずwikipedia読んでふーんっと理解を試みる俺がこんだけ作品にのめりこむというのはちょっと異常事態です。これで誰か一人でもはらちゃん見るきっかけになれば幸いでございます。

 

イントロダクション:
とある田舎のカマボコ工場で働く冴えないアラサーの越前さんは、暇つぶしに漫画を描くのが趣味です。半分日記・半分憂さ晴らしで漫画のキャラに好き勝手喋らせることで日々のストレスをやりくりしています。根っからのネガティブ思考の越前さんの筆の走るままに漫画の中で喋らされ動かされる漫画の中のキャラクターたちですが、実は彼らはおもちゃのチャチャチャ的なノリで漫画ノートが閉じられている間はみんなで自由に活動しているのでした。「神様(描き手である越前さん)」の機嫌が悪いせいで漫画の世界もいまいち暗いことを危惧する漫画キャラたちは、「神様」がもっと幸せになれば自分たちのこの世界ももっと幸せになるのではないかと考えます。そんな時、漫画の主人公でみんなのリーダー的存在のはらちゃんは、どういうわけか漫画世界を飛び出し現実世界に飛び出しました。

 

第一話:

はらちゃん、現実世界に初めてやってくる。
初めてだらけの現実世界に感動してたら、一人の女性に一目惚れ。その女性こそ自分の漫画の世界を作っている「神様」越前さんでした。
なんか色々あって漫画世界へ帰還。漫画の世界にはなかったメロディを現実世界で学習して持って帰ってくることに成功。みんなで歌を歌って漫画の世界が少し明るくなる。

第二話:
はらちゃん、再び現実世界へやってくる。
「神様」こと越前さんに会いたくて会いたくて仕方なかったはらちゃんは再びやってきた初めてだらけの現実世界に大騒ぎ。越前さんの周りの人々とも交流を深める中で、自分の越前さんに対する感情は「恋」と呼ばれるものであると知る。
はらちゃんが漫画の世界の住人であることを知らない越前さんは一日を終えたはらちゃんに「今日はもうさようなら」と告げるが、離れ離れになりたくない気持ちで胸を締め付けられたはらちゃんは「恋」の何たるかを噛み締めながら漫画の世界に帰っていく。

第三話:
はらちゃん、またまた現実世界へやってくる。
「恋」には「片思い」と「両想い」の二つがあることを知ったはらちゃんはとりあえず越前さんと両想いになることを目標に奔走する。一方、越前さんは社内コンペの新作カマボコ選手権に借り出されるもなんだか消極的な態度。後ろ向きな越前さんをはらちゃんは励ましたりとかして、はらちゃんの応援もあって無事に越前さんは新作カマボコの創作を最後までやり遂げる。

第四話:
バレンタインデーにはらちゃん頑張る。ちなみにここらへんでやっと自分が「漫画の世界」の住人である、と気付く。
「両想い」だとチョコがもらえる、というイベントの存在を知ったはらちゃん。とりあえずチョコをもらうために頑張ることにする。この頃になるとはらちゃんも現実世界のあれやこれやを学習していってるのですが、どうも病気とか死とか穏やかじゃないものがこの世にあることを覚えています。そんな中、越前さんが風邪を引いてダウン。
越前さんが病気であることを知ったはらちゃんは越前さんを献身的に看病。無事に回復した越前さんを尻目にはらちゃんは漫画世界に帰っていく。越前さんは一途なはらちゃんに何だかすごく似ている漫画の中のはらちゃんの手にチョコレートを書き加えるのでした。

第五話:
その直後チョコレートを持って再び現実世界に舞い戻るはらちゃん。
越前さんもさすがに観念してはらちゃんが漫画の世界から飛び出てきた存在であるというこうとを受け入れます。戸惑ってとりあえずはらちゃんを漫画の世界に追い払うことにしました。
その直後、越前さんの職場の上司である工場長が酒飲んで酔っ払ってたら海に落ちて超あっさり死んでしまいます。人の死を乗り越えるのがしんどい越前さんははらちゃんを現実世界へ呼びつけ悲しみを和らげようとします。工場長ともう会えない、という「死」を初めて知ったはらちゃんは涙を流しながら越前さんに死んで欲しくないな~と強く強く思います。「好き」がどういうものであるかを改めて噛み締めたはらちゃんの想いに越前さんも応える形で、二人は初めてのキスをします。

第六話:
はらちゃん、結婚を申し出る。
遂に越前さんとキスすることに成功したはらちゃん。両想いはキスをする、ということは工場長に教えてもらっていたのですが、両想いはキスをした次には結婚する、ということも教えてもらっていました。
結婚が何かもよく分からずに結婚を試みるはらちゃんでしたが、越前さんの弟の言葉などを聞くにつれ、よくわからんながらも結婚の難しさというものが何となく想像できるようになりました。
やがて、はらちゃんは越前さんと自分がまるで違う世界の住人であるということにようやく気付いたのです。違う世界の住人である以上、越前さんとこうして一緒にいることは越前さんを苦しめるだけだということを悟ったはらちゃんは、自分の意思で漫画の世界に帰って行くのでした。

第七話:
ひょんなことから越前さんの漫画ノートが古紙回収工場へ運ばれてしまう。
漫画の世界がなくなるや否やの一大事になんと漫画ノートから全ての登場人物が登場。ただでさえ何も分からない世界に放り出されたうえにそこが漫画の墓場である古紙回収工場だったわけで、みんな「神様」にも見放されたんだと途方に暮れる。そんな中はらちゃんだけは越前さんが見捨てるわけがないとみんなを説得し、「神様」のところに帰ろうと提案。大体トイストーリー3。
現実世界の大変さと美しさに出くわしながら無事に越前さんの元に辿りついた一行。これからどうしたものかと一同が考えあぐねていたところ、はらちゃんはそれでも越前さんと一緒にいたいと語る。道中で出会ったやさぐれたミュージシャンが「住んでる世界が違うなんて関係ねぇ」みたいに言ってたのを真に受けていたのだな。
この世界には自分には理解できない価値観があるのは重々理解しながらもそれすらも乗り越えようと決めたはらちゃんに心を打たれた越前さんは、漫画ノートをテープでぐるぐる巻きにして、もうみんなを窮屈な漫画の世界に閉じ込めたりなんかしない、みんなこの世界で暮らしましょうと決めるのであった。

第八話:
みんなで現実世界で暮らしましょうということで始まった新しい生活。
越前さんの職場で「働く」ということを知り、「見捨てられるかも」という不安を知り、それでもみんなで励ましあって頑張って、これからもこの世界で頑張っていきましょうね、と改めてみんなは心に決める。越前さんもみんなに「ずっと一緒にいます」と決意表明する。そんな中、はらちゃんたち漫画世界の一行はテレビでニュースというこの世界のことを教えてくれる映像で「戦争」や「飢餓」や「動物の殺処分」や、この世界の暗い部分を知る。

第九話:
「テレビのニュース」でこの世界の複雑さを少しだけ知ったはらちゃん一行。
そんなこんなにもきっと事情があるはずだとポジティブに受け取ろうとするみんなであったが、サッカーして遊んでいたらDQNの人たちに絡まれてしまう。これまで優しい人たちばかりと出会いこの世界と通じてきたはらちゃんたちに初めての暴力・理不尽・悪意が襲い掛かる。その暴力が仲間を散々に傷つけ、越前さんにまで及んだ時、はらちゃんは初めての怒りを覚えて拳を振るう。現実世界に憤りを覚え感情のままに人を傷つけたはらちゃんの拳もまた、痛々しく傷ついていた。
怪我の手当てを受けた漫画世界の一行であったが現実世界の悪いところに触れた面々はやっぱり元の世界に戻りたいとこぼす。そんな仲間たちに対して、はらちゃんも何も言うことができない。人を傷つけた自分に対して深く傷つくはらちゃんを目の当たりにした越前さんは封印していた漫画ノートを取り出し、みんなを漫画の世界に帰してしまった。この辛く苦しい現実世界で純粋な彼らが変わっていってしまうのは本当に辛いことだもんで。彼らにはそんな辛さも苦しさもない、帰るべき世界があったもんで。
その晩越前さんは久しぶりに机に向かい漫画ノートを開く。漫画を描く。漫画世界の面々が新たな仲間を歓迎している。そんなみんなに微笑みかけるそのキャラクターは越前さんだった。漫画ノートを開きなおした越前さんの姿はスルスルと消えていき、越前さんは漫画の世界ではらちゃんたちとの再開を果たし、改めて「ずっと一緒にいます」と決意表明する。