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【再掲】「ラポールと身体知」に参加してきました

先日、高石さんというナンパ師兼カウンセラー兼催眠療法士の方がやってるワークショップ「ラポールと身体知」に参加してきました。改めて書くとすごい肩書きだな。資格とりすぎてとりすぎてもう取るもん何もない銀行マンでも手ぇ出さんやつばっか。

http://takaishi-hirosuke.com/?page_id=161

概要については上記のURLからどうぞ。なかなかポピュラーとは言いにくい領域の話なもんで「お前こんなのに5000円も払ったんかい」と思われることは間違いなく、URL貼るのにも若干の抵抗を覚えるところですが、それについては「ええ、5000円払いましたとも。」としか言い様がありません。それどころか「ええ、こんなので5000円取る奴に会ってきましたよ。そして払いましたともよ。」とさえ言うことができます。まぁ、内容は普通に損した感はなかったですけど。5000円4時間ってお芝居2本分と大体同じくらいのもんなんで、そう考えると全然元とれる感じの体験だったんじゃないかなと思います(この感想を高石さん本人が見てむかつくかむかつかないかは知りません)。

まぁ、なんですかな。例えばみなさんの中には緊張するとお腹が痛くなったりする人がいるかもしれません。僕の場合は手汗をかきます。僕の手をカラッと揚げる時は溶き卵に漬ける必要なんてないんじゃないか、いきなりパン粉をつけてもいい感じに絡むんじゃないのか。それをパチパチいってる油に突っ込めばカラッと揚がるんじゃないか。そんくらい手汗をかくわけです。つまり、その人の精神なり心持が人の身体に影響を及ぼすことってあるよね~あるある~マチャミあると思うわ~ってやつがあると思うんですけど、じゃあ逆にリラックスした身体の状態というやつを理解してそれを目指せば精神をリラックスに持っていくことって可能だよねー、みたいな、あまりにザックリすぎますけどたぶん僕の理解としてはそんな感じで、何かそういう考え方に基づいてのあれやこれやの4時間でした。

例えば、最近はあんまないかな、古いドラマや小説の演出などで、泣きじゃくって気が動転している人に落ち着け落ち着けと言ってコップ一杯の水を飲むように促すようなシーンの原風景がお前らの海馬にあったりすると思うんですが、あれは何なのかっていうととどのつまり水を飲んでいる瞬間は泣いていないわけですね。その瞬間、身体は泣くという行為をやめて水を飲むという行為をやってるんで、身体の泣くという行為によって精神がより一層泣くモチベーションを高めていくという負のスパイラルを一旦断ち切ってるんです。たぶんそういうのをアカデミックにしたようなものを俺はおそらく受講していたのだろう、たぶん、まぁ、俺はそれで納得できたから少なくとも俺にとってはそれでいいや、みたいなそんな感じでした。

そもそもこの手の話については、感情とか精神みたいなもんがどうしたって目には見えないものなので、もうそんなもん実用性があって対処できるんなら何でもいいよ、てのが偏見のない接し方なのかなぁ、とか思います。僕も昔はヨガとか何言ってんだよ死ねよ的な思いもありましたけど、ここ数年ですっかりなくなりました。どうせ全うな科学のカテゴリからのアプローチはどうにも時間がかかりそうな領域なんで、それならもうほんと役に立つなら胡散臭くてもなんでもいいよ、ていう。おばけがいると仮定して、おばけが人に害を及ぼすとして、とりあえずおばけをどうにかできるんだったらサーモグラフィーで見ようとプラズマ探知機で見ようと振り子の揺れで見ようと、捉えて追っ払えるんだったらなんでもいいよ、てのと一緒です。ただおばけはそもそも本当にいるのかどうなんだってので何もかも胡散臭く見えてくるもんですが、感情や精神がどうにもうまく掴まえることはできないけれどこれはもう間違いなく僕らの中にあるぞということは自明の理なので、後はそれをコントロールする手段なら何でもとりあえず採用してみて使えそうなら使えばいいじゃん、と思います。ただ完全なスピリチュアルはダメだろーとかは思いますけど、だって「掴まえるべきそれ(精神)は見えませんし掴まえるのに使う網(スピリチュアル)も見えませんけどたぶんあります」ってのはちょっと信用に欠けますもん。なので、見えない精神をどう考えたって見える身体でどうにかしてやろうってアプローチはすげー合理的に感じます。少なくとも網は見えてますからね。後は掴まえられるかどうかだけなので非常に分かりやすい。ただ、それらを説明するうえで「エネルギー」とかそっち系の抽象的な用語が出てきちゃうのは仕方ないのかなーアレ、とかは思います。ええんやけど、分かるからええんやけど、新規に対して損してるなー、みたいな。

なんか細かい実際にやってた内容について書いていくとまず書いていいもんなのか分からないしたぶんあんま読んでてもピンとこないしなんで、すごく漠然とした感じで書き記したところでこんな感じでした。

自意識をまるで飼いならせなくていい加減手ぶらで戦うの疲れたよーっていう人も、自分なりの意識との付き合い方は別にそれなりに持ち合わせてるけど飽きたわーって人も、いい加減ノコノコじゃ150ccで1位取れねーよって人とか、なんかいいことあるかもよーって感じで、まぁなんか面白かったです。今のところ僕個人としては他にうんうん唸りながら大事にしてきたあれやこれやがあるんで、メインウェポンにはちょっとできないですけど、超魔界村で言う松明くらいのポジションではありますけども、確かにこのアプローチは武器になる、あるいは処方箋になる、羅針盤になる、あー知らん知に触れられてよかったよかった。そんな感じでした。終わり。