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2代目キャストのドラえもん映画最新作以外全部観たのでランキング作る

Amazonプライムに加入したタイミングでインフルエンザにかかって動けないけど脳が暇なので何か情報が摂取したいけどあんまり難しいのはしんどいので無理という絶好の地獄に陥ったのでせっかくなのでのぶ代じゃない方のドラえもん映画をAmazonプライムで無料で見れるぶん全部観た。なので俺の主観的な面白かったランキング作る。これ書いてるやつのドラえもんについての前提は大体こんな感じ。

 

・31歳男。子供の頃は普通にドラえもん観てた。てんとう虫コミックスも読んでたし、コロコロも買ってた。

・声優交代したのはたぶん高校生くらいの時?その当時はもうドラえもんを観るような年齢でもなかったので観てなかったが声優交代してすぐは何回か冷やかしで観た。もちろん当時は「こんなの俺の知ってるドラえもんじゃないー、変なのー」みたいなことは思ったと思う。

・大学入って以降はテレビ自体から離れたし社会人になってテレビに戻っても金曜19時に家にいるわけないのでここ10年は本当に全く2代目ドラえもんに触れたことがなかった。ただ、昔と変わらず子供の人気者をやってる感じは横目でずっと観てたり木村昴たてかべ和也が一緒に酒を飲んだみたいな話をネットで見かけたりのぶ代がもうアルカノイドができない状態になってしまったり色々あったので「初代こそ真のドラえもん、2代目なんざ認めない」みたいな最初はどこかに持っていた感覚は気付いたら皆無になってた。

・あ、でもキャスト交代してからしばらくのあいだは大山のぶ代がバラエティに積極的に顔を出して旧ドラえもんの声を披露して回ってたのを「次のドラえもんの声が定着するのを妨げたいのかよ嫌なババアだな」と思いながら観ていた記憶があるので当時から2代目には肯定的だったような気もする。

・肝心の映画については「それなりに観ていたのは間違いないがそんなに覚えてない」くらい。全部は観てないけど、まぁ観てた。けどあんま覚えてない。鉄人兵団は、ヒロインの手当シーンがちょっと子供ながらにセクシーで、鏡の世界が舞台で、スネ夫スネ夫の持ってたロボの友情が地味によかった気がする、ほんでいい話だった気がする。くらいのマジで断片的な記憶しかなかった。ドラえもん映画で一番覚えてるのはブリキの迷宮(ラビリンス)だったと思うのだけど、敵のロボが一斉にバグって「糸巻き巻き」の歌を歌い出すやつが子供ながらにすっげえ怖かった。

・映画をイッキ見する前の時点でもたぶんひみつ道具30個くらいは思い出して挙げれてた気がする。30という数字が熱心なファンから見るとどうなのかは知らんが「10個ならイケるかなー」とか「20個とか絶対無理」とか言う人もたくさんいるだろうなか「30個くらいならまぁ間違いなくイケる」と言える程度には見てて、覚えている。実際やったらたぶん間違いなく30よりもっとたくさん挙げれるのだろうと思うが具体的にどれくらい言えるかはやってみないとわからん。ただ、30は確実にイケる、くらいの感じ。

・若気の至りというか恥ずかしい斜に構えた厭世的な物の見方だったのだけどFが亡くなってしばらくは例えば弟が買ってるコロコロでドラベースなんてものをやっているのを見かけて「原作者がいなくなったんだから無理に延命するなよみっともない。潔く幕を引くのがいいんじゃないの」とか思ってもいたが俺がいい大人になってもまだ子供に夢を与え続けてんのかと思うと当時の自分の考えを本当に恥ずかしく思うし、ドラえもんというコンテンツを今も作り続けてる人たちにはものすごく敬意を払いたい。

・ディズニーとかピクサーとかが好きなので「子供も大人も楽しめる」みたいなジャンルは基本的に大好き。ただ、そういうの観るのが好きで、それが面白くて興奮してコレ面白いぜって言うのも好きだし、これは違うんじゃねえかって思ったものに違うだろこれはって文句言うのも好き。別に子供も大人も楽しめるコンテンツに限らず大体何もかもに対してそんな感じ。

 

こんな感じの奴が2代目ドラえもん映画の最新作を除く11作を観た感じの感想のやつです。観た順番は別に一作目から順番ではないです。また、インフルエンザで朦朧とした状態で観てるので覚えてないところはあんま覚えてないとそこは開き直っていく。浅い眠りと覚醒を繰り返していた場合は起きてから「ここまでは確実に起きてた」というところまで戻って観直したりはしてた。では、10位から順に発表していって1位を発表した後に11位を発表するありがちな演出でいきます。このありがちな演出を今回のランキングでやる必要あるのかはよくわからん。

 

10位:のび太の人魚大海戦

 全体的に死ぬほどわかりやすい。毎回この作り方でめちゃめちゃ面白くなったらラクなのにという気持ちは誰もが持っているけれど残念ながら普通に面白いくらいにしかならんのよな感がある。なんか単純に「人間は〇〇の素晴らしさをもう一度見つめ直すべきですよ」的なやつをドラえもんは基本混ぜてくるわけですけど、この作品だと当然それは「海」なんだけど、あれこの話作ってるやつ、そこまで海好きじゃない?みたいな風に感じた。あと、かわいくてちょっと馬鹿なマスコット的キャラを出すのはいいんだけど、そいつが要職に就いてるのはちょっとリアリティライン的にしんどい。姫の一番の友達とかじゃあかんの?

  

9位:のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)

なんか、すげえ惜しい。日常から巻き込まれる形で話が壮大になっていく展開とか、偽物のヒーローが人に信じてもらうことで本物のヒーローになるみたいなテーマとか、すげえ好みなんだけど、大枠はこれ絶対面白くなるだろって感じなんだけどエッセンスがことごとく置きにいっているというか、作ってる側の方で色々が噛み合って全部に必然性があることになってるんだろうかと考えるとすげえ怪しく感じられる。たぶんこのお膳立てで展開するならクレヨンしんちゃんにやらせた方がうまく回ったようなと思わせるくらい、何かが足りない。面白くなるはずなのになんで?という疑問符がすごいので逆にもう一回観るかも。もう一回作り直して欲しいランキング1位。

 

 

8位:新・のび太の大魔境 ~ペコと5人の探検隊~

 全然悪くはないんだけど、単純に魔境の奥の古代文明みたいなテーマがなぜか俺にはあんまり刺さらないのでテンション上がらんかったごめん、みたいなところはある。それでもやっぱりのび太が命(タマ)の取りあいをして得意な射撃ならまだしも最終的にはひみつ道具の力も借りず勇気とラッキーで乗り切っちゃうのどうなのとか(こういうのもしんちゃんの仕事じゃない?と思ったり)、あんだけ色々あった王子と別れる時に普通の犬みたいなモフり方にドン引きしたりとかすごい気になるポイントあったので、しずかちゃんの機転によるロジカルな形勢逆転がなかったらもっと下位だったかもしれない。あと、これはリメイクもんだからもともとそこの要素あったんだろうけど、2代目ドラえもんって全体的に「映画版のジャイアンいいやつ」ってネタが最早世間にあるあるとして定着してしまってるので作ってる方も「さあ今回はジャイアンにどんないいやつをさせてやろうか」みたいなちょっとギャグみたいな気合の入り方になってる気がする。

 

7位:のび太と奇跡の島  ~アニマル アドベンチャー

たぶんお父さんと息子さんが二人で来て二人とも楽しめる作品にしようみたいなコンセプトがすごく前に出てるのでお父さん世代に馴染み深い声優を、みたいな意図があるのはわかるんだけど野沢雅子を使った采配はギャグとしか言いようがない。完全にただのババアの声やないな。でもまあそういう父と子とみたいな世代を意識させる話のテーマとして絶滅動物の生きる島を持って来たのは割にしっくりくるし、あんまり重たくならないたぶんテレビアニメ版のノリの延長に近いこの方向ってのはまあ一つの選択肢というかパターンとしてはアリなのかな、と思った。子供はふつうのドタバタ映画として楽しんで、親はそれよりもう少しだけ多くを受け取ってる、くらいの。

 

6位:のび太の新魔界大冒険  ~7人の魔法使い~

観てる最中はまあそれなりに面白かったはずなんだけど観終わったらもっとなんかこう色々残ってないもんなの?あれ、すげえサラッとした読後感、なんで??となった。色々考えたけど全体的におどろおどろしさがなくって全然怖くなくって、ライトでポップな2代目ドラえもんと悪魔とか魔族とかの食い合わせが悪かったのかなーみたいな感じ。でも子供からすると普通に怖いのかなー、どうなんかなー。子供と一緒に見てみたいなー。

 

 

5位:のび太のひみつ道具博物館ミュージアム

 たぶんだけど、これあんま世の中的には評価されてなさそう。俺も、俺の知ってるドラえもん映画じゃないな、とは思う。けどまあ奇跡の島と同じこと言いますけど、こういうドラえもん映画もまあええんちゃうか、みたいなことは思った。何よりダヴィンチコードとかを踏まえてんのかな、ひみつ道具博物館っていう舞台を持って来たのが攻めてて良かったと思う。時代のトレンドや流行り廃りを取り込みながら原作にはない世界を原作の延長として作っていくってのは結構度胸がいるけど今後絶対必要なところだと思うのでそれは本当に良かった。明確な悪役がいないのは、ちゃんとした思想を持った明確なオリジナル悪役を作るのは攻めすぎってことでちょっと日和った印象は受けた。というか明確な悪役にしなかったせいで余計にあの博士ってどうなん?みたいな感じになってる。たぶん内容だけで考えるとここよりもっともっと下位にするべきなんだろうけど、まあ必要なドラえもんってことで。

 

 

4位:新・のび太と鉄人兵団  ~はばたけ 天使たち~

リメイク前のファンにたぶん改悪としてボロクソにこき下ろされてそう。リメイク前をうっすらは覚えてるので俺もさすがに全面的に泣かせにかかり過ぎだろうとは思わんでもないが、まあスタンドバイミーの気持ち悪さに比べりゃかわいいもんですよ、の精神でそんなに気にならなかった。むしろ2代目ドラえもんはどんだけ泣かせの方向に走っても「まあスタンドバイミーの気持ち悪さに比べりゃかわいいもんですよ」で開き直れるのである意味強力な武器を手に入れたと言える。あのヒヨコを出すことでラストのコントラストがなくなって大味というか感動の押し売りになったのは間違い無くて改悪かと言えばまあ改悪なんだろうと思うが、じゃあそれによって作品がつまらなくなったのかと言えばそんなことはない。普通に面白かったんじゃないの、と思う。

 

 

3位:新・のび太の日本誕生

これは普通に正統派リメイクって感じがした。リメイク前のはたぶん観たけどあんま覚えてないんだけど。すごく高い品質での可もなく不可もなく。逆に書くことがない。お子様も大人も楽しめる大変良い春休み映画だと思いました。

 

2位:新・のび太の宇宙開拓史

 

 リメイク前は一切覚えてなかったのでたぶん観てない。全体的に渋くて骨太。ギャラどうなってんのってくらいジャイアンしずかちゃんスネ夫の出番が少ない。そういうバランスというか公約数的に必要なものを詰め込もうとガチャガチャ組み合わせるのは最低限にしてまず作劇ありきみたいな力強さを感じた。ゲスト世界の人々が抱えている背景もいつもの単純な「悪い奴がいて困ってる」に留まらないヘビーさがあってドラえもんらしからぬところがあり、それをドラえもんでやることの意味みたいなものが作ってる方の中で明確にあるんだなというのがしっかり感じられて良かった。野球できる場所を探してるのび太と開拓民との「土地」という概念とそこへの思いのギャップとか、勉強しろと言われて駆けつけられないとか、あの世界観にのび太たちが飛び込むんじゃなくて、のび太たちの日常と接続するってところがすごく良い。

 

 

1位:のび太と緑の巨人伝

 たぶん「緑の巨人伝 ジブリ」で検索したらボロクソに叩かれてると思う。が、俺は最高だぜ、と思った。どっちが良い悪いではなく、じゃあ敢えてジブリと比較するならば例えばポニョとか千と千尋なんかは典型的な日常から非日常へだけど、言うてそもそもジブリ映画が非日常じゃんって側面なんかはあるなと思ってて、それと比較すると普段テレビでやってるドラえもんは本当の意味でちゃんと日常だと思うわけ。壮大な物語になっていきそうな前フリもなくはないけれど、裏山と空き地とのび太の家とでいつも通り展開していくと思った物語が突然に加速してどんどん大きな物語になっていくというのがやっぱドラえもん映画の醍醐味だよな、と思う。それをやれるところまでおもっくそ振り抜いたのがこれ。たぶん「ついてけない」とか「置いてけぼり」みたいな批判はされまくってるんだろうと思うし、ドラえもんが客にそんなん言わせたらあかんのかなとも思うけど最後までついてくる子供だって絶対おらんことないしその子供にとっては超弩級の演劇体験だったに違いねえと思うのでもう完全に最高だと思う。これ書き終わったら俺は探すの大変かもしれんけど緑の巨人伝絶賛してるテキストを探すインターネットの旅に出る。同じような旅に出てこのテキストに辿り着いた人、こんにちわ。ごきげんよう

 

11位:のび太の恐竜2006

 この作品を楽しめるかどうかはすべて「タイムふろしきで化石から戻した以外は何もひみつ道具を使ってない爬虫類がチンパンジーなんかより余裕で賢い」という設定を受け入れられるかどうかにかかっている。すまん、俺には無理だった。いやこんなん言うとね、「アニメになに細かいこと言ってんだ」「夢がない」って言われるんでしょうけど、いやドラえもんの見せてくれる夢って「現実をドラえもんひみつ道具で変えてくれる」って夢でしょ、じゃあ現実の部分にはリアルを求めたいんですよ。何あの人間みたいな顔つきの爬虫類?あんなんがおるなら桃太郎印のきびだんご要らんやんと思ったら途中で桃太郎印のきびだんご出てくんのな。それ食った恐竜はピイ助ほどの人間味も出さずちょっと人間の言うこと聞く態度なの。じゃあピイ助はほんとになんなんだよ。もはや恐竜じゃなくて恐竜のような何かだろ。ほんで今回気付いたのは、こういうどうしても許せない気になるところが出てくると人間ってあれもこれも気になってくるのね。他のドラえもん作品にはこんな野暮なこと絶対言わないんだけどピイ助に納得がいってないから「タケコプター五台もあるなら他の4人はスモールライトで小さくなって持ち運ぶようにして交代制でタケコプター五台を回して使うようにすれば電池の心配しなくていいだろ」とか思っちゃうんですよ。「ひとつ、いくらなんでもなリアリティライン的にNGな設定があると全部気になってくる」って現象はたぶんあるあるで、わかりやすいところでおおかみこどもの雨と雪とかもそんな感じなんだろうな、と思った。

 

その他、思ったこと。

・しずかちゃんが男まさりじゃないけど女の子女の子してない。時代を感じる。

ドラえもんは保護者感が薄くなって友達感が強くなってるように感じた。

ドラえもんの存在を認知していながらあまりのび太なんかと絡まない出木杉は勉強できるかもしれないけど将来成功しないタイプだと思った。

スネ夫ってこんないいとこなしのヘタレだっけ?もともと?あと、ドラえもん出てきたらすぐに捲られるのに挫けずにいつも自分の全力を使って自慢していくスタイルは逞しいと思った。

 

いやー、ドラえもんって面白いですね〜。以上です。

インフルエンザ・クラシック

ちょっと最近インフルエンザをやっていた。しかも最近の感じのお前らがやってるインフルエンザじゃなくて、「ああ、お前もやった?俺もやった?ぜ?」のインフルエンザじゃなくて、もっと昔ながらのインフルエンザ。インフルエンザ・クラシック。とどのつまりタミフルとかリレンザとかあそこらへんの抗インフルエンザ薬を使わないでインフルエンザやってた。縛りプレイ。いやなんか身体ダルいなと思ってとりあえず熱なんか測ったらさ、39.4℃とか言ってさ、真夏の東京並みの気温並の体温が表示されてたからこれもう完全にニュースがよく知らないどこだかの噴水で半裸になってるガキの映像を見せてくるやつじゃんと思って、なんで首都圏が真夏日になるたびに首都圏なんざと縁もゆかりもないこの俺が首都圏のどこだかの半裸のガキを見せられなきゃならねえんだよ糞がって思いながら病院行ったんだけどインフルエンザ陰性だって言うのね。で、こっちとしては素直にそれを信じるしかないからさ、むしろインフルじゃなかったんならよかったーって調子なわけ。だってインフルじゃないなら寝ときゃ治るわけだから。だいたい俺はそもそもちょっとした発熱を気合でサクッと治すのもともと得意なんだよ。代謝が活発だから、ちょっと滋養の良いもん食って、いっぱい着込んで、汗かいてもいいようにタオルケットに包まってそれでいっぱい汗かいて夜中に一回着替えてもう一回寝ついときゃ大体一晩で治るんですよ。ここ10年くらい大体ずっとそうだから今回もそんな感じかなー楽勝かなーと思ったんだけど、これが全然駄目なの。悪寒が半端なくて地力で全く汗がかけないの。インフル検査だけやって「じゃあわからんけど風邪でしょ」って感じですげえ雑に処方された解熱剤は朝夕・食後の一日二回しか飲んじゃいけないんだけど、この薬に頼らない限りもうどうしたって地力では汗をかけないの。全身が寒くてガクガク震えて着込んでも全く意味がなくて左右上下よくわからんなるような状態なわけ。で、もうこれ死ぬってタイミングで解熱剤を飲むの。うるせえよ馬鹿一日2回の貴重なチャンスを馬鹿正直に朝・夕に使ってられるかよ。一番しんどい時まで奥の手は取っておくに決まってるだろうが。ただ食後用の薬だから胃腸が動いてないとうまく消化できないからね、夜中にガクガク震えながら起きて冷蔵庫開けて立ったまんま冷蔵庫の灯りを頼りにヨーグルト食ってヤクルト飲んで、そして薬を飲んで寝るのね。ほとんど狐憑きじゃねえか。それで布団に戻って30分くらい震えてたらやっと少し身体の内側がポカポカしてきたような気がしてね、少しずつ寒気が収まってやっと眠れるんだ。で、2時間後くらいに汗だくで目が覚めて着替えるじゃん。で、寝るんだけど1時間経ったらまたダルくて熱いんだか寒いんだかわからん感じが気持ち悪くて目が覚めるんだよね、ヤバイなーと思いながらうつらうつらしてたらまたそのうち寒気が襲ってくるんだけど、一日二回までの薬をさっき飲んでからまだ4時間とかしか経ってないから、さすがにまだ飲むわけにはいかねえだろと思いながらまたガクガク震えてるのね。これ以上薬飲まずにいると死ぬってなる直前までまた耐え続けるしかないのね。なんだこれ。射程距離5ドットしかないから名古屋撃ち以外選択肢がないインベーダーゲームかよ。もちろんカラーセロファン版な。インベーダーが赤くなるところまで攻めてこないと対応できないんだよ。一歩間違えたら死ぬやつ。おかしいだろ、一日2回までしか飲めない解熱剤が手元にあって、その薬が効くのが一回せいぜい3時間とか4時間で薬が切れたら1時間そこらでまた39℃まで持ち直すとかにゃんこ大戦争に換算すると1億年かかってもクリアできないやつじゃねえか。で、インフルじゃないって一回言われた手前インフルじゃあねえんだなとこっちも信じてるからそのつもりで竹槍でB29が主食のゴリラに挑むくらいのヤケクソ感で養生してるわけだけど、頑張っても良くならない状況が続けば続くほど「いやむしろこれインフルじゃなかったら困るだろ」って感じに俺のなかでなってきて、だってインフルだったら耐えてればそのうち良くなるけどもしこれがインフルじゃなかったらずっとこの調子が死ぬまで続くってことでしょそれはヤバすぎでしょ障害者手帳くれってってなってきて、それで朦朧とした意識のなかでコンビニに行った帰りに玄関のドア開ける手前の外のところに靴脱いでたことに買ってきたゼリー食い終わって薬飲んで寝ようとしたところで気付いて、「やっぱこれ絶対インフルだ」となって(なぜなら7年前にインフルやった時も全く同じことをしたから)重く凍える身体を引きずってもう一回でかい別の病院に行った。そこでもインフルエンザ検査はやっぱり陰性だったのだけれどその後にレントゲン検査をやって血液検査もやって全部トータルで見たら他に異常なところもないので色々考えるに検査引っかかってこないだけでインフルで間違いないやろ、という結論を医者が下した。そんなことってあるんすかーと聞いてみると、結局インフルの検査は鼻の粘膜をギャンっとこすってそこにインフルがあるかいないかを見ているだけであってインフルであっても鼻にインフル菌がついてなかったら陽性にならないのは当たり前、とのことである。例えば俺が右の乳首をこねくり回されて無反応であったとしてもそれは単に俺の右乳首が既に大阪城プロジェクションマッピングをスタートする起動スイッチに改造されていて痛覚が死んでいるだけに過ぎないかもしれないわけで、右乳首いじくり回されて無反応だったとしても俺がド変態ではないという証明にはならないということらしい。言われてみれば今回、一通りの発熱、倦怠感、関節痛、頭痛、腹痛などなど一通りの人間の毎日を色褪せさせる諸症状ほとんどコンプしてたけど喉鼻は無傷で鼻水とかも全く出てなかった。そっちの方にはインフルがいってないんだなと思えばある程度納得がいく。ここからは余談だが、こういう仕組みのインフルエンザ検査なので、陽性が出た場合はほぼほぼ100%陽性であると判断して差し支えないようだ。つまり大阪城が光り輝いてる時に俺が悶え狂ってたらそれは間違いなく一抹の疑いを差し込む余地もなく俺は変態である。そういうことなので、インフル陽性は間違いなくインフルだがインフル陰性が出てもインフルは引き続き疑って良い、とのことである。これを教えてくれた医者は俺の報告する症状をタイピングでパソコンに打ち込んでいたが「寒気が続々と」と誤変換しており「おっと、ぞくぞく、ぞくぞくが」と言っていたので僕が「まぁ、間違ってはないですけどね」と水を向けると「あながちね」と言っていた。「あながちね」は俺が言うのはええけどお前が言うのはあかんやろ。そんな感じで晴れてインフル認定を受けたはいいがタミフルとかリレンザとかあそこらへんの抗インフルエンザ薬が効くのは発症後約1日くらいだけらしい。なので「まぁ寝てりゃそのうちには治りますよ」というお墨付きをもらって、解熱剤も一日4回まで使用可能な頓服薬にバージョンアップしたに過ぎず、状況は大して良くもなっていない。ともあれこの後も俺とインフルとの戦いは続いていく。これは人類への警告である。近年、そこらへんの抗インフルエンザ薬の登場によってインフルエンザは「人に伝染っちゃうから自宅待機だけども、まぁ症状的にはちょっとダルいくらい」という微妙ポジションに成り下がった。しかし、かつての、本来あるべき姿の、インフルエンザ・クラシックはそんな生っちょろいものではなかったのだ。僕のちょっと恥ずかしい記憶として、小学二年生だかの時にインフルエンザにかかって寝込んでいた時、熱にうなされてぼんやりと目を覚ました時、母が枕元で濡れタオルを絞ってくれていた。僕が時間を尋ねると母は「二時」と答え、それを聞いた僕は「ああ、こんな遅い時間まで看病してくれるだなんてお母さん本当にありがとう」などと思ったものだった。しかし実態として、それは昼の二時だった。別に母は寝ずの看病などサラサラやってなくて、僕が起きる少し前までは『ごきげんよう』を観ていただけだったのだ。しかし、そんな恥ずかしい思い出もこうして久方ぶりにインフルエンザ・クラシックをやってみれば無理からぬ話だとわかる。こんなしんどいもん時間感覚がなくなったって全然仕方ねえわ。初期に殺しにかかれなかったインフルエンザはマジでしんどい。インフルエンザ・クラシックはマジでしんどい。お前らこれゆめゆめ肝に銘じろ。むしろこれへらへらしながら読んでるやつら、次はインフルエンザ・クラシックをプレイしろ。タミフル処方するな。大事なことを思い出せるから。

療養中、身体は熱にうなされながらも流石に延々眠り続けるにも限度がある。Amazonプライムに最近加入したので何か映画でも見ようと思ったがあまり頭を使いたい気分ではない。そういう経緯で私は布団に横たわりながら息も絶え絶えに二代目キャストのドラえもん映画を8本ほど観た。そこでわかったのは、人間は弱っていると母性を受信するアンテナの感度が8~20倍程度向上するということだ。つまり、私はしずかちゃんに圧倒的バブみを感じずにはいられない身体にすっかり調教され尽くされてしまった。もうこうなったら私はしずかちゃんから生まれたい。この文章を書いている私の熱は下がっているのだろうか?もう一度言おう。私はしずかちゃんから生まれたいのだ。以上です。

嫌われない人になる方法

僕は基本的には「掴みどころがなくて癖は強いがなんだか侮り難く、敵に回すととてもめんどくさそうなのでとりあえず味方に置いておきたいな」と相手に思わせるキャラクターでいたいなという方針で俺の肉体を社会的に運用しているのですが、こういう繊細なニュアンスのキャラクターをやるのは手間と時間がかかるので、最近生活環境が大きく変わったこともあって、とりあえず今は好青年キャラをやっています。具体的には以下を念頭に置いて「人」をやっています。

 

・挨拶は元気良く大きな声で(挨拶しない選択肢を取らないなら大きい声出そうが小さい声出そうがコストはだいたい同じ、ならば得する方をやる)

・会話をする際は集中して相手の話を聞く(どうせ聞くなら集中するもしないも同じ、ならば得する方をやる)

・相手が喋っているあいだは相槌に留め、決して相手の喋っていることを遮らない(そこまでして自分の意見をわざわざ言ってやるメリットがない)

・相手が喋り終わったら気の利いた共感の意を示す(反対意見を出してまで自分の意見をわざわざ言ってやるメリットがない)

・振られない限り自分の話をしない(大してどうでもいい相手に自分の価値観を開示する必要はないし、擦り合わせる必要もない。相手が俺の価値観と折り合いをつける必要はなく、俺が相手の価値観と折り合いを勝手に俺のなかでつける方が楽)

・「僕はあなたの話を聞いてこう思いました」と言う時はその前に「◯◯なので」という理由を付ける(いちいち違う意見を提示して対立する必要はない。これだけで「自分の意見がある人」と判断される)

 

ここらへんをやるだけで、まぁ大体悪い方には転びません。コスパが抜群です。

同時に、これはツイッターでもしていた話なのですが、複数人との対話の時に個人ステータスを開示しないのは一対一のコミュニケーションを円滑に進めるうえでとても重要です。例えば「犬好き」という属性一つ取っても、複数人で話している時に犬の話が出てもただなごやかに相槌を打つに留めて、犬好きと二人になった時に初めて犬の話をするキャラクターの方がたぶん受け入れられやすい。

犬の話となるやTPOを選ばずに「はい、俺のターン」とばかりに話し始める人は「そういう人」にしかなりえない。みんなが勝手にそういう損をしてくれるので、自分の話を我慢できる人はそれだけで得をします。

自分の情報というのは端的に言ってカードです。それを切らずに済む場面なら切らないに越したことはない。無駄に自分でカードを切って丸裸になって、「ミステリアスな男に惹かれる女とか馬鹿じゃん」みたいなことを全裸で言ってるような男は馬鹿だと思う。これさえやっときゃ、嫌われることはない。これさえやっときゃ、嫌う方が変な人だ。そういうラインをひとつ押さえておくと随分やりやすい。なんか、そんなようなことを色々考えながら最近は毎日を楽しくやっています。今まだちょっと生活環境変わった新鮮さがあるんですけど、近日中に飽きて200%忘れるので忘れないうちに書いた。

ちなみにネットにいるズイショさんは、上記のノリ全部しゃらくさい眼帯の博士のやつです。僕の人格のひとつです。以上です。